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第90話 じれったい2人
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車から降りてだいぶ経つというのに飛鷹は一向に手をつないでくれる気配がない。
相師に手をつないで遊園地へ向かうよう言われたこともあって期待していたのに…。
寂しく思っていたところに
「なんだか申し訳ないな。沙那には変なことばかりをお願いしてしまって…」
申し訳なさそうに言う飛鷹。
沙那は急にじれったくなって
「…手、つなぎたいです…」
言いながらスッと飛鷹の手を握っていて自分でも驚く。
…わ…私、なにをやっているの?!
とは思うけれど、いま手を放すのは飛鷹に対しても失礼な気がして我慢した。
驚いて固まっていた飛鷹だったけれど
「…なら…。同じだな」
耳を疑うような言葉を言ってきた。
「…え?」
びっくりして飛鷹を見つめたらスッと視線を外されて
「えっと…」
戸惑ってしまう沙那。
「…俺も…沙那となら…手をつなぎたいかもしれない…」
ときどき言葉に詰まりながら照れ臭そうに言う飛鷹の手を沙那は嬉しさのあまりギュッと握りしめていた。
「…悪い。少し痛い…」
そう言われ
「わ!ご、ごめんなさいっ」
慌てて手を放そうとした瞬間ふらついて…。
気がついたときには飛鷹に抱きしめられているような恰好で支えられていて焦る。
「え、う、うわ…、えっと…!」
焦って離れようとした沙那が転びそうになったことに驚きながらも自分のほうへと引き寄せ、あらためてしっかりと支える飛鷹。
「危ないから、ここにいろ」
飛鷹は照れ臭そうに顔を真っ赤にしながら沙那を包み込むようにして歩きはじめた。
相師に手をつないで遊園地へ向かうよう言われたこともあって期待していたのに…。
寂しく思っていたところに
「なんだか申し訳ないな。沙那には変なことばかりをお願いしてしまって…」
申し訳なさそうに言う飛鷹。
沙那は急にじれったくなって
「…手、つなぎたいです…」
言いながらスッと飛鷹の手を握っていて自分でも驚く。
…わ…私、なにをやっているの?!
とは思うけれど、いま手を放すのは飛鷹に対しても失礼な気がして我慢した。
驚いて固まっていた飛鷹だったけれど
「…なら…。同じだな」
耳を疑うような言葉を言ってきた。
「…え?」
びっくりして飛鷹を見つめたらスッと視線を外されて
「えっと…」
戸惑ってしまう沙那。
「…俺も…沙那となら…手をつなぎたいかもしれない…」
ときどき言葉に詰まりながら照れ臭そうに言う飛鷹の手を沙那は嬉しさのあまりギュッと握りしめていた。
「…悪い。少し痛い…」
そう言われ
「わ!ご、ごめんなさいっ」
慌てて手を放そうとした瞬間ふらついて…。
気がついたときには飛鷹に抱きしめられているような恰好で支えられていて焦る。
「え、う、うわ…、えっと…!」
焦って離れようとした沙那が転びそうになったことに驚きながらも自分のほうへと引き寄せ、あらためてしっかりと支える飛鷹。
「危ないから、ここにいろ」
飛鷹は照れ臭そうに顔を真っ赤にしながら沙那を包み込むようにして歩きはじめた。
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