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第163話 たっぷりイチャチャしてもらう
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逃げようとした相師の首根っこをしっかりと捕まえたまま、なぜか美羽は意気込む。
「ベストカップルコンテストは、開始から終了までの1時間どれだけイチャついてまわりから羨ましがられたかが審査のポイントだからちゃんとやってよね」
えっと…。
これはいま、どういう状況?
アミダを引いて、上原さんと美羽がセット。
私と飛鷹さんがセットになったけど…。
美羽はカップルとして相師とコンテストにエントリーするつもりなのかな?
「アミダで決まったから仕方なく相師といっしょに出てあげるんだから感謝しなさいよね」
きつい口調で言い放つと
「それとも、伊織と私がカップルとしてエントリーしたほうがよかった?」
チラリと相師を見て聞く。
沙那と飛鷹は相師の目をじっと見つめながらプルプル。
美羽にバレないよう小刻みに首を横に振って否定した。
相師が
「うぐぅ…」
なんとも言えない声を出して
「ま、まさかでしょう?美羽は俺とまわりたいクセに~」
苦笑いしながら軽い口調で美羽に言うと
「お・ぼ・え・て・お・け」
声を出さず口の形を変えて飛鷹に合図。
すぐに美羽から
「どうしてもカップルコンテストの景品が欲しいから、ちゃんとやってよね?!」
きつい口調で言われ
「はい、はい」
頷く相師。
「何なの?その適当で気合いの入っていない態度は!」
「…ってか、景品って何よ?なんなら俺が買ってやるからやめない?誰が見てるかわからないのに恥ずかしすぎる。最悪…」
「ふぅん?人が休みを割いてまで遊園地に付き合ってあげたのに、相師は私に協力できないって言うの?」
「俺、頼んでないじゃん!強制的に連れて来られたのは俺のほうだし…」
不毛な言い合いを継続中の2人を見ていた飛鷹は
「沙那は俺とたっぷりイチャついてもらわないとな?」
少し意地悪な声で沙那に囁いた。
「ベストカップルコンテストは、開始から終了までの1時間どれだけイチャついてまわりから羨ましがられたかが審査のポイントだからちゃんとやってよね」
えっと…。
これはいま、どういう状況?
アミダを引いて、上原さんと美羽がセット。
私と飛鷹さんがセットになったけど…。
美羽はカップルとして相師とコンテストにエントリーするつもりなのかな?
「アミダで決まったから仕方なく相師といっしょに出てあげるんだから感謝しなさいよね」
きつい口調で言い放つと
「それとも、伊織と私がカップルとしてエントリーしたほうがよかった?」
チラリと相師を見て聞く。
沙那と飛鷹は相師の目をじっと見つめながらプルプル。
美羽にバレないよう小刻みに首を横に振って否定した。
相師が
「うぐぅ…」
なんとも言えない声を出して
「ま、まさかでしょう?美羽は俺とまわりたいクセに~」
苦笑いしながら軽い口調で美羽に言うと
「お・ぼ・え・て・お・け」
声を出さず口の形を変えて飛鷹に合図。
すぐに美羽から
「どうしてもカップルコンテストの景品が欲しいから、ちゃんとやってよね?!」
きつい口調で言われ
「はい、はい」
頷く相師。
「何なの?その適当で気合いの入っていない態度は!」
「…ってか、景品って何よ?なんなら俺が買ってやるからやめない?誰が見てるかわからないのに恥ずかしすぎる。最悪…」
「ふぅん?人が休みを割いてまで遊園地に付き合ってあげたのに、相師は私に協力できないって言うの?」
「俺、頼んでないじゃん!強制的に連れて来られたのは俺のほうだし…」
不毛な言い合いを継続中の2人を見ていた飛鷹は
「沙那は俺とたっぷりイチャついてもらわないとな?」
少し意地悪な声で沙那に囁いた。
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