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第521話 今度は絶対に犯される
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テーブルに拳を叩きつけたシズクの奥に見える大垣に視線をやりながら
「悪かったよ、シズク」
謝罪し
「大垣さんにも変なことを言って申し訳ありませんでした」
大垣にも頭を下げたのは千隼。
そしてそのまま床に散らばったグラスの破片を拾いはじめた。
氷はすでに溶けてなくなっていることから、相当な時間が経っていることがわかる。
少ししてハッとしたように大垣は
「…け、ケガをするから俺がやるよ」
控室のロッカーから手慣れた様子で掃除道具を取り出す。
「…絢世さん…、また連れて行かれちゃったんじゃないですか…?」
シズクはコールだけが繰り返される絢世のスマホに何度もかけ直しながら落ち着かない。
「フロアにもトイレにも、厨房にだっていませんでした。俺らが控室にいるのに、ひとりで帰ったりしませんよね?電話だってつながらない…」
パニック状態でシズクが矢継ぎ早に言う。
「絢世さんに何かあったら俺…」
千隼はいくつかグラスの破片をそっとポケットへと忍ばせるとシズクの隣へ。
もたれかかってきたシズクを受け止めながら唇を噛む。
カラダの芯からイライラとモヤモヤが立ち込めて気分が悪くなる。
冷静なフリをしているだけで精一杯。
なのに
「絶対にあの成金とか言うヤツですよね…?」
ボソリとつぶやいてシズクは
「今度は絶対に犯されますよ…。嫌だ…、嫌…」
ますますパニック。
「縁起でもないことを口にするな」
千隼はそう言って静かに拳をつくった。
床に散らばったグラスの破片を片づける大垣を見つめながら。
「悪かったよ、シズク」
謝罪し
「大垣さんにも変なことを言って申し訳ありませんでした」
大垣にも頭を下げたのは千隼。
そしてそのまま床に散らばったグラスの破片を拾いはじめた。
氷はすでに溶けてなくなっていることから、相当な時間が経っていることがわかる。
少ししてハッとしたように大垣は
「…け、ケガをするから俺がやるよ」
控室のロッカーから手慣れた様子で掃除道具を取り出す。
「…絢世さん…、また連れて行かれちゃったんじゃないですか…?」
シズクはコールだけが繰り返される絢世のスマホに何度もかけ直しながら落ち着かない。
「フロアにもトイレにも、厨房にだっていませんでした。俺らが控室にいるのに、ひとりで帰ったりしませんよね?電話だってつながらない…」
パニック状態でシズクが矢継ぎ早に言う。
「絢世さんに何かあったら俺…」
千隼はいくつかグラスの破片をそっとポケットへと忍ばせるとシズクの隣へ。
もたれかかってきたシズクを受け止めながら唇を噛む。
カラダの芯からイライラとモヤモヤが立ち込めて気分が悪くなる。
冷静なフリをしているだけで精一杯。
なのに
「絶対にあの成金とか言うヤツですよね…?」
ボソリとつぶやいてシズクは
「今度は絶対に犯されますよ…。嫌だ…、嫌…」
ますますパニック。
「縁起でもないことを口にするな」
千隼はそう言って静かに拳をつくった。
床に散らばったグラスの破片を片づける大垣を見つめながら。
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