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五日目
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五日目
昼食を食べ終わってからここに来た時からこれまでの日記を書き始めたのだが、どうやら日記を書くのに没頭し過ぎて日が暮れてしまったようだ。
ここに来てから魔王襲来までこの四日間はとても密度の濃い時間だった。
えっ? 魔王はあの後どうなったかって?
魔王なら今客室で利菜と一緒にハイスペックな追いかけっこをしている。正直早すぎて俺の目には多数の残像しか映っていない。
実はあの後、ギルド前にて魔王を守りたい俺と止めを刺したいカレンで少し話し合いみたいなものが行なわれたのだ。
最初は顔を真っ赤にさせたカレンから「何故魔王を守るの出すか!? それでも勇者のお父様なのですか!?」と王女らしからぬ大声で怒られたのだが、俺が魔王が話し合いを求めていたことや、攻めようと思えば攻めれたのにそれをしようとしていなかったことをカレンに伝えると、少し冷静になってくれたみたいで話し合いに応じてくれた。
結局カレンが折れるような形で条件付きではあれど、魔王に止めは刺さないことを約束してくれた。
その条件とは相手の能力値を十分の一にし魔法の発動を阻害する「カーストリング」と言われる腕輪を魔王に装着することであった。また魔族の住むモラードの状況も知りたいということで、魔王が目を覚まし次第カレンも立ち会っての事情聴取を行うことも条件に付け加えられ、これを満たすのであれば一旦魔王の身柄の処遇に関しては俺に預けてくれることになった。
俺は魔王に止めを刺さないのであればとカレンの提案を了承し、魔王にカーストリングを取り付け、魔王を肩に利菜は片手に抱えてカレン達と城に入った。
魔王ということもあり、目が覚めるまでは牢屋に入れた方が良いとエインに言われた為、牢屋のベッドの上に魔王を寝かせ、俺は利菜を抱っこしたまま、看守室にて魔王が起きるのを待った。
数時間経ち日も完全に落ちた頃、見張りをしていた兵から魔王が目を覚ましたと報告を受けた俺はすぐさま魔王のいる牢屋前へと向かった。
牢屋内は暗く、あまりしっかりとは見えなかったが、やはり魔王は亡くなった元妻と瓜二つであった。
魔王は牢屋内に閉じ込められていることに気付くと、牢屋を破壊しようと両手に力を込める様子を見せるも、カーストリングによって魔法の発動を阻害されてしまい、魔法は不発に終わってしまう。
とにかく魔王を落ち着かせようと声をかけてみると、俺の姿に見覚えがあったのだろう。小さく「勇者か」と呟いた後途端におとなしくなってくれた。
話がしたかった俺はとりあえずこちらに敵意が無いことを伝え、何故マリーノまで多数の魔族を連れてきたのかを魔王に聞いた。
すると魔王は「魔族の暴走を抑える為だ」と答えた。どうやら今回の魔族のマリーノへの襲撃は魔王の意志によるものではなく、側近のサデスと呼ばれる男の魔族からの指示によるものだったらしい。
魔王はその魔族の暴走によりマリーノが勇者召喚をしたの知り、マリーノとモラードの全面戦争になる前に勇者との示談によって今回の件を治めようとしたらしい。
多数の魔族を引き連れていたのはその光景を見せることによってマリーノへの侵略行為を抑えようという魔王の考えだった。
確かにそれならば、マリーノの城を包囲しながら攻撃を仕掛けなかったのもわかるし、勇者を呼び出そうとしていた理由も頷ける。
しかし勇者である利菜は一歳の子供で話が出来る相手ではない。ならば代役として俺が魔王と話をしてその話の内容をモラードの魔族達に話してもらえば良いと思い魔王に提案してみたが、どうやら話を既にそんな簡単な物ではなくなっていた。
魔王が言うにはまず多くの魔族の目の前で勇者と名乗った俺が魔王を倒してしまったことがいけなかったらしい。
実際に倒したのは利菜なのだが、まさか小さい子供が魔王を倒せるなんて誰も思うわけもなく、魔族達の目には俺が謎の力で魔王を一撃で倒したように見えてしまっていた。
これにより魔王を倒された報復として、魔族が侵略行動を強めてくる可能性が高いということであった。それならいまから魔王を無事にモラードへ帰らせることが出来れば、その侵略行動を止められるのではないのかとも思ったのだが、一度負けた魔王の言葉など誰も聞かないと、その案は却下されてしまった。
魔族にとっては力、強さというものが絶対的な価値観らしく、いくら勇者と言えども人間に負けることは魔族のプライドが許してはくれないのだとか。その為いくら魔王でも一度人間に負けた魔族は人間落ちと言われ差別されるのだそうだ。
その為、今頃はその側近のサデスという男がその魔王の代役を名乗り、今頃侵略準備を整えているのではないかと魔王は言っていた。
話を一通り聞いた後、俺は一つ嫌な事に気付いてしまった。
それは魔王を倒した勇者って魔族に狙われるんじゃね? っということである。
利菜が勇者であることを隠しながら、こそこそと宝玉を探そうとしていた俺にとって魔族に狙われることなど勘弁願いたいことである。このままでは宝玉を探すどころか、魔族から逃げるだけで精一杯になってしまう。それに勇者なのは利菜であり俺ではない。もし自分が勇者で最強の力を持っているのであれば何も怖いことはないが、俺のステータスは平凡極まりないものである。
そんな未来に俺が絶望していた時、魔王が一つ助け船を出してくれた。
その助け船とはここから解放することを条件として魔王が俺の護衛をしてくれるというもの。
魔族の頂点が自分の護衛をしてくれればかなり心強い話である。俺が飛びつくように二つ返事で魔王の条件を飲んでいた時、丁度良くカレンとエインが魔王の牢屋を訪れていた。
俺は魔王から聞いた話をカレン達に話し、魔王は敵ではなかった事を若干強調しながら説明した。牢屋から解放するためにはカレン達からの許可が必要だ。その為には魔王への心象を少しでも上げておかねばならない。
魔王の開放にはかなりの時間が要すると思っていた俺であったが、案外あっさりと魔王の開放が決まった。
魔王の話に筋が通っているというのもあったが、何より城を包囲しながら攻撃を加えてこなかったというのが信用するにあたる大きな要因となったようだ。
もちろんまだ完全には信用出来ないとのことでカーストリングは着用義務とモラードの情報の提供という条件付きでの開放であった。
その後、モラードの情報を話す流れから、俺の護衛を行うという話を魔王からカレン達にしてもらったのだが、それは速攻で却下された。
まぁそりゃさっきまで敵の親玉だった者に勇者の護衛を任すなどありえない話である。
ひとまずは監視の意味も込めて、城内にいる間のみ俺の傍におくことは許可してもらったのだが、このままカーストリングを付けたままの魔王では流石に護衛としては心もとない。
カレン達に隠れてこっそり力づくで外すことも考えたが、カーストリングは特殊な魔法でしか解除することが出来ないらしく、握力と腕力の無駄遣いとなってしまった。
筋肉痛の腕をさすりながら、どうすればカーストリングを外してもらえるのか客室にて悩んでいたのだが、その問題は案外あっけなく解決してしまった。
何故なら気付いた時には利菜がカーストリングを外していたのだから。その時まだ寝ていた利菜をベッドに寝かし、机の上で項垂れるようにしてこの先の魔族の脅威について考えていた矢先、利菜の声が部屋に響き、振り向いた時にはカーストリングを両手に掲げて遊んでいた利菜の姿があった。
魔王に後で聞いたら、利菜が触った瞬間カーストリングが外れたとのこと。どんだけ勇者ってのはハイスペックなのだと驚いたものだ。
そういうわけでカーストリングを外した魔王は現在、勇者の利菜と残像鬼ごっこをしているわけではあるが、これカレンにばれたら「危機感が無さすぎですぅ!」って相当怒られるパターンじゃないのではなかろうか。
しかし今の利菜の遊びに付き合えるのは魔王しかいない。正直俺では利菜が満足できるような遊び相手にはならないだろう。それはそれでなかなか辛いものがあるが。
う~ん。娘の楽しみを奪うのはさすがに気が引ける。今の利菜の遊び相手が務まるのは世界中を探しても魔王ぐらいなんじゃないか。
仕方ない。明日の朝カレンにこっぴどく叱られることにしよう。
昼食を食べ終わってからここに来た時からこれまでの日記を書き始めたのだが、どうやら日記を書くのに没頭し過ぎて日が暮れてしまったようだ。
ここに来てから魔王襲来までこの四日間はとても密度の濃い時間だった。
えっ? 魔王はあの後どうなったかって?
魔王なら今客室で利菜と一緒にハイスペックな追いかけっこをしている。正直早すぎて俺の目には多数の残像しか映っていない。
実はあの後、ギルド前にて魔王を守りたい俺と止めを刺したいカレンで少し話し合いみたいなものが行なわれたのだ。
最初は顔を真っ赤にさせたカレンから「何故魔王を守るの出すか!? それでも勇者のお父様なのですか!?」と王女らしからぬ大声で怒られたのだが、俺が魔王が話し合いを求めていたことや、攻めようと思えば攻めれたのにそれをしようとしていなかったことをカレンに伝えると、少し冷静になってくれたみたいで話し合いに応じてくれた。
結局カレンが折れるような形で条件付きではあれど、魔王に止めは刺さないことを約束してくれた。
その条件とは相手の能力値を十分の一にし魔法の発動を阻害する「カーストリング」と言われる腕輪を魔王に装着することであった。また魔族の住むモラードの状況も知りたいということで、魔王が目を覚まし次第カレンも立ち会っての事情聴取を行うことも条件に付け加えられ、これを満たすのであれば一旦魔王の身柄の処遇に関しては俺に預けてくれることになった。
俺は魔王に止めを刺さないのであればとカレンの提案を了承し、魔王にカーストリングを取り付け、魔王を肩に利菜は片手に抱えてカレン達と城に入った。
魔王ということもあり、目が覚めるまでは牢屋に入れた方が良いとエインに言われた為、牢屋のベッドの上に魔王を寝かせ、俺は利菜を抱っこしたまま、看守室にて魔王が起きるのを待った。
数時間経ち日も完全に落ちた頃、見張りをしていた兵から魔王が目を覚ましたと報告を受けた俺はすぐさま魔王のいる牢屋前へと向かった。
牢屋内は暗く、あまりしっかりとは見えなかったが、やはり魔王は亡くなった元妻と瓜二つであった。
魔王は牢屋内に閉じ込められていることに気付くと、牢屋を破壊しようと両手に力を込める様子を見せるも、カーストリングによって魔法の発動を阻害されてしまい、魔法は不発に終わってしまう。
とにかく魔王を落ち着かせようと声をかけてみると、俺の姿に見覚えがあったのだろう。小さく「勇者か」と呟いた後途端におとなしくなってくれた。
話がしたかった俺はとりあえずこちらに敵意が無いことを伝え、何故マリーノまで多数の魔族を連れてきたのかを魔王に聞いた。
すると魔王は「魔族の暴走を抑える為だ」と答えた。どうやら今回の魔族のマリーノへの襲撃は魔王の意志によるものではなく、側近のサデスと呼ばれる男の魔族からの指示によるものだったらしい。
魔王はその魔族の暴走によりマリーノが勇者召喚をしたの知り、マリーノとモラードの全面戦争になる前に勇者との示談によって今回の件を治めようとしたらしい。
多数の魔族を引き連れていたのはその光景を見せることによってマリーノへの侵略行為を抑えようという魔王の考えだった。
確かにそれならば、マリーノの城を包囲しながら攻撃を仕掛けなかったのもわかるし、勇者を呼び出そうとしていた理由も頷ける。
しかし勇者である利菜は一歳の子供で話が出来る相手ではない。ならば代役として俺が魔王と話をしてその話の内容をモラードの魔族達に話してもらえば良いと思い魔王に提案してみたが、どうやら話を既にそんな簡単な物ではなくなっていた。
魔王が言うにはまず多くの魔族の目の前で勇者と名乗った俺が魔王を倒してしまったことがいけなかったらしい。
実際に倒したのは利菜なのだが、まさか小さい子供が魔王を倒せるなんて誰も思うわけもなく、魔族達の目には俺が謎の力で魔王を一撃で倒したように見えてしまっていた。
これにより魔王を倒された報復として、魔族が侵略行動を強めてくる可能性が高いということであった。それならいまから魔王を無事にモラードへ帰らせることが出来れば、その侵略行動を止められるのではないのかとも思ったのだが、一度負けた魔王の言葉など誰も聞かないと、その案は却下されてしまった。
魔族にとっては力、強さというものが絶対的な価値観らしく、いくら勇者と言えども人間に負けることは魔族のプライドが許してはくれないのだとか。その為いくら魔王でも一度人間に負けた魔族は人間落ちと言われ差別されるのだそうだ。
その為、今頃はその側近のサデスという男がその魔王の代役を名乗り、今頃侵略準備を整えているのではないかと魔王は言っていた。
話を一通り聞いた後、俺は一つ嫌な事に気付いてしまった。
それは魔王を倒した勇者って魔族に狙われるんじゃね? っということである。
利菜が勇者であることを隠しながら、こそこそと宝玉を探そうとしていた俺にとって魔族に狙われることなど勘弁願いたいことである。このままでは宝玉を探すどころか、魔族から逃げるだけで精一杯になってしまう。それに勇者なのは利菜であり俺ではない。もし自分が勇者で最強の力を持っているのであれば何も怖いことはないが、俺のステータスは平凡極まりないものである。
そんな未来に俺が絶望していた時、魔王が一つ助け船を出してくれた。
その助け船とはここから解放することを条件として魔王が俺の護衛をしてくれるというもの。
魔族の頂点が自分の護衛をしてくれればかなり心強い話である。俺が飛びつくように二つ返事で魔王の条件を飲んでいた時、丁度良くカレンとエインが魔王の牢屋を訪れていた。
俺は魔王から聞いた話をカレン達に話し、魔王は敵ではなかった事を若干強調しながら説明した。牢屋から解放するためにはカレン達からの許可が必要だ。その為には魔王への心象を少しでも上げておかねばならない。
魔王の開放にはかなりの時間が要すると思っていた俺であったが、案外あっさりと魔王の開放が決まった。
魔王の話に筋が通っているというのもあったが、何より城を包囲しながら攻撃を加えてこなかったというのが信用するにあたる大きな要因となったようだ。
もちろんまだ完全には信用出来ないとのことでカーストリングは着用義務とモラードの情報の提供という条件付きでの開放であった。
その後、モラードの情報を話す流れから、俺の護衛を行うという話を魔王からカレン達にしてもらったのだが、それは速攻で却下された。
まぁそりゃさっきまで敵の親玉だった者に勇者の護衛を任すなどありえない話である。
ひとまずは監視の意味も込めて、城内にいる間のみ俺の傍におくことは許可してもらったのだが、このままカーストリングを付けたままの魔王では流石に護衛としては心もとない。
カレン達に隠れてこっそり力づくで外すことも考えたが、カーストリングは特殊な魔法でしか解除することが出来ないらしく、握力と腕力の無駄遣いとなってしまった。
筋肉痛の腕をさすりながら、どうすればカーストリングを外してもらえるのか客室にて悩んでいたのだが、その問題は案外あっけなく解決してしまった。
何故なら気付いた時には利菜がカーストリングを外していたのだから。その時まだ寝ていた利菜をベッドに寝かし、机の上で項垂れるようにしてこの先の魔族の脅威について考えていた矢先、利菜の声が部屋に響き、振り向いた時にはカーストリングを両手に掲げて遊んでいた利菜の姿があった。
魔王に後で聞いたら、利菜が触った瞬間カーストリングが外れたとのこと。どんだけ勇者ってのはハイスペックなのだと驚いたものだ。
そういうわけでカーストリングを外した魔王は現在、勇者の利菜と残像鬼ごっこをしているわけではあるが、これカレンにばれたら「危機感が無さすぎですぅ!」って相当怒られるパターンじゃないのではなかろうか。
しかし今の利菜の遊びに付き合えるのは魔王しかいない。正直俺では利菜が満足できるような遊び相手にはならないだろう。それはそれでなかなか辛いものがあるが。
う~ん。娘の楽しみを奪うのはさすがに気が引ける。今の利菜の遊び相手が務まるのは世界中を探しても魔王ぐらいなんじゃないか。
仕方ない。明日の朝カレンにこっぴどく叱られることにしよう。
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