そしてこの恋はまた巡る

yukinaga

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出逢い

丘、君と出逢う

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学校が終わってから、私はある場所に向かうのが習慣だった。
十数年間通い詰めた私だけの秘密の丘。
学校から帰り道に丘に行って、少しボーッとしてから家に帰る。家に帰ってからはバイトをしたり、たまに部屋の片付けをしたりする。何てことない毎日だ。

「もう少しだ・・・」


いつも思うけどこの道本当に歩きづらい。何年手入れしてないの?ほとんど獣道。
この獣道でさえ、十数年通った『日常』
いやでも流石に無いわこの道は。
人1人歩くのがやっとなくらい狭い道
少しでも気を抜いたらコケそうな道
・・・ジャングルかよ此処
小さい頃は走って登れたのに、今じゃ歩かないと無理だった。
自分も衰えたな~
と思ってたらいつの間にか丘の上が見えてきた


「・・・着いたぁ~・・・」


丘の上に着くとそこには夕日が町を赤く染める一瞬しかない景色が広がっていた。
この景色が夜の顔になるまで眺めるのが好きで、私の日課だった。

「いつ見ても綺麗だなー。穴場だし」


「そうだよねー本当に綺麗だと思う」


「やっぱりそう思います?」

・・・え?

いきなりの会話に疑問を持たずに返答したが、はっとして後ろを振り返る

誰?この人

振り返った先には1人の男子が立っていて
「やぁ」と話しかけてきた






「初めまして、こんばんは」







これが私と君の出逢いだった。



                                    〈2章 続〉
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