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約束
初めまして
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「こんにちは」
そう言って男はこっちに近づいてきた。
え?誰?会ったことあったっけ?
一生懸命思い出そうとするがやっぱり会ったことなんかない。うーんと言いながら首を捻る私をよそに男は私の隣に座った。
「ちょ・・・」
「夕暮れの景色も綺麗だけど、夜から明けていく景色もまた劣らない綺麗さだよ」
「はぁ・・・」
「今度見てみなよ」と男は言った。私はまた「あはは・・・」なんて気の抜けた返事を返した。男はニコっとして夕暮れの町に目を向けた。
無言が続く
・・・気まずい
「あの・・・」
「ん?」
「何処かでお会いしましたか・・・?」
言った。言ったぞ。よくやった私
「あぁ、ごめんごめん。まだ名前も言ってなかったね」
「いや、あの」
「自己紹介しよっか、お互い」
ゴリ押し。この人めっちゃゴリ押しやん
「僕の名前は夕陽。朝倉夕陽。君は?」
「朝陽です・・・夕暮朝陽・・・」
「朝陽ちゃん。良い名前だね」
「そんなことないですよ。よく男子にからかわれます」
「あはは、そういうのあるよね」
「夕陽さんもからかわれたりしたんですか?」
「夕陽で良い。敬語も無くて良いよ」
「夕陽さ・・・夕陽もからかわれたり?」
「うん、あったよー『名前じゃないみたい』って」
「私もあった『男みたいな名前だ。オカマだ』って」
「酷いなぁ」
「勿論成敗するけどね」
「朝陽ちゃん強いな!」
「まぁね!」
それから夕陽と色んな話をした。聞けば夕陽は私と同い年で隣の学校に通ってるらしい。すっかり話し込んで気が付いたら辺りは夜に包まれていた。
「もうそろそろ帰らないとね」
「そうだね。帰ろ」
またあの坂を歩くのか・・・
帰り道を想像しただけで億劫にになり「はぁ・・・」と溜め息をついていたら夕陽が横の草の中に入って行った
「ちょっどこ行くの⁉」
慌てて引き留めるが、夕陽は振り返りもせずに草の中に入って行く。
「ちょっと・・・待ってってば!」
そういって私も夕陽の後を追いかけるために夜の草の中に入っていった
そう言って男はこっちに近づいてきた。
え?誰?会ったことあったっけ?
一生懸命思い出そうとするがやっぱり会ったことなんかない。うーんと言いながら首を捻る私をよそに男は私の隣に座った。
「ちょ・・・」
「夕暮れの景色も綺麗だけど、夜から明けていく景色もまた劣らない綺麗さだよ」
「はぁ・・・」
「今度見てみなよ」と男は言った。私はまた「あはは・・・」なんて気の抜けた返事を返した。男はニコっとして夕暮れの町に目を向けた。
無言が続く
・・・気まずい
「あの・・・」
「ん?」
「何処かでお会いしましたか・・・?」
言った。言ったぞ。よくやった私
「あぁ、ごめんごめん。まだ名前も言ってなかったね」
「いや、あの」
「自己紹介しよっか、お互い」
ゴリ押し。この人めっちゃゴリ押しやん
「僕の名前は夕陽。朝倉夕陽。君は?」
「朝陽です・・・夕暮朝陽・・・」
「朝陽ちゃん。良い名前だね」
「そんなことないですよ。よく男子にからかわれます」
「あはは、そういうのあるよね」
「夕陽さんもからかわれたりしたんですか?」
「夕陽で良い。敬語も無くて良いよ」
「夕陽さ・・・夕陽もからかわれたり?」
「うん、あったよー『名前じゃないみたい』って」
「私もあった『男みたいな名前だ。オカマだ』って」
「酷いなぁ」
「勿論成敗するけどね」
「朝陽ちゃん強いな!」
「まぁね!」
それから夕陽と色んな話をした。聞けば夕陽は私と同い年で隣の学校に通ってるらしい。すっかり話し込んで気が付いたら辺りは夜に包まれていた。
「もうそろそろ帰らないとね」
「そうだね。帰ろ」
またあの坂を歩くのか・・・
帰り道を想像しただけで億劫にになり「はぁ・・・」と溜め息をついていたら夕陽が横の草の中に入って行った
「ちょっどこ行くの⁉」
慌てて引き留めるが、夕陽は振り返りもせずに草の中に入って行く。
「ちょっと・・・待ってってば!」
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