そしてこの恋はまた巡る

yukinaga

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約束

新しい日課

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「あれ?なんか朝陽楽しそうだね?」


昼食を食べるために日和ひよりと中庭に向かっている途中、「良いことでもあった?」と訪ねてきた


「え?そんなこと無いよ?」


と返したが内心とても楽しみなことがある。昨日あの道を知ってから私は放課後が楽しみで仕方なかった。

早く放課後にならないかなー。今日はあそこから登ってみよう。


「はいはい、良いことあったのねー」


「ん?話聞いてた?」


「聞いてたよー?聞いたうえで良いことあったって思ったの!」


「流石幼なじみだね。敵わないわ」


「当たり前でしょー。何年腐れ縁やってると思ってんの?」


「腐れ縁とか言わないでよー。私と日和の仲でしょ?」


「あっれーおかしいなー?私の知ってる朝陽ってこんなんじゃないけどなー?隣の人誰だろーなー?あーさーひー!どーこー!」 


「やーめーてー!恥ずかしいわ!」


「朝陽に恥じらいの心があるなんて・・・くっ、泣きそう・・・!」


「ねぇこの茶番いつまで続くの?」


「もう終わりだよ早く食べよ」


「急に冷たくしないで泣きそう」


そんな茶番を終え、中庭にあるベンチに二人で座りご飯を食べ始めた。


「あ、矢野さん!良かった~探したんだよ~」


「片倉さん、どうしたの?」


「誰?」と聞くと日和は小さく「同じ美化委員の子」と答えた。


「あのね、鬼センが『委員長は今すぐ俺の所に来るように』って」


「はぁ?ふざけあのハゲ頭野郎」


「明日のクリーンデイのことらしいんだけど」


「分かった。わざわざありがとうね」


「ううん、じゃぁ伝えたから!」


「うん、バイバイ」


「・・・美化委員長さんは大変だね~行ってらっしゃい」


「あのハゲただじゃおかねー」


「たまに出てくるブラック日和何気好き」


「やめてよー行ってきます」


日和を送り出してから私はまたあの道のことを考え出した。今日は夕陽いるかなー?とか色々と。

不思議と、心が踊った。
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