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桜と海番外編
海の初めて ✴︎
しおりを挟む練習も休みの日、本を読んでたら向かいに住んでいる海が俺の部屋の窓を叩いた。
海は今年中学生になった。
同時期の俺より背の伸び方も穏やかで小柄だ。
「桜」
ちょっと困った顔。
どうしたんだろうなにか相談ごとだろうか。
「おいで」
海が落ちてしまわない様に支えて部屋に招き入れる。
飲み物を出してやって、しばらく何でも無い事を色々話した。
放課後に友達とトランプしたら白熱しすぎて勢いよくカードを机に出したガンちゃんが手を机に打ちつけて小指を折ったらしい。
ガンちゃんは幼稚園の頃からの友達の岩永君だな、と頭に浮かべた。
ベッドの淵に2人並んで座ってる。
だんだんと明るく話していた海の声が戸惑うように小さくなった。
海は自分の膝の上で落ち着きなく両手の指を遊ばせている。
落ち込んで悲しいわけではなさそうだけど様子がおかしい。
「何か困ってる?」
と出来るだけ優しく聞いてやる。
形の良い後頭部がかわいいな、とかうなじが綺麗だな、とか不謹慎にも観察してしまう。
「桜、誰にも言わないでほしい相談があんだけど」
いいよ、と言われて海は意を決して言葉を紡ぐ。
「なんか、なんていうか。…桜はチンコ勃ったときって自分でどうしてんの…」
消え入りそうな声だった。
昨日、初めて朝精通がきて夢精したのだと。
なんか怖くて、バレないようにパンツ捨てた。
こういうの父さんに聞いたらいいのかもしれないけど母さんに知られたくない。
自分の体の変化に悩みに悩んで俺に聞いて来たというわけだ。
凄い嬉しい。
俺は海が好きだ。
どれくらい好きかって、結婚したいし一緒に幸せに暮らして死ぬ時は一緒に死にたい。
海が産まれてからずっと可愛くて好きだったのが、海の友達なんてみんな居なくなればいいのになんて思てしまう程いつの間にか嫉妬心に振り回されてる。
「よいしょ」
一度海をたたせてから膝の上に座らせた。
海は俯いてされるがままになっている。
落ちない様に左手を海の腹にまわす。
海と右手と、俺の右手を上を向けて重ねて親指で手のひらを少しさすると、柔く握り返してくる。
「海、オナニーって聞いた事ある?」
というと、海は自分の遊ばせてる手を見つめて小さく頷いた。
「チャレンジしてみようか。怖かったり嫌だったらすぐやめるから。ね?」
顔を覗き込む様に聞くと、眉毛を不安げに寄せたまま小さくうなずいた。
「怖い?」と聞くと「ちょっとだけ怖い」と正直な感想が返ってくる。
海の裸は何度も見ているが、こうやって性的に触る為に見るとなると勝手に期待して淡い熱が生まれる。
「海、自分でパンツ下ろせる?」と聞くと、ちょっとだけ間が空いて立ち上がってスウェットと下着をぬぐ。
一度膝に座らせたから海の背中が目の前にある。
目の前でズボンが下着ごと下ろされていくのをまじまじと見つめてしまった。
上に着てる大きめのTシャツが尻をかくしているのが逆に卑猥にみえる。
「座って。」
と再び膝の上に座らせる。
俺に対して何の疑いもなくこんな従順で大丈夫かとも思うが、誰か他の人間にこんな事任せたくないし自分にだけこうなんだと思っておく。
海を膝に乗せて座ったまま、方向を変えて枕をかませたベッドボードにもたれる。
海の足は俺の脚を跨がせるように左右に割開く。
何をされるのか不安そうにしてるので、大丈夫、とお腹を優しくさする。
ベッドサイドの引き出しからマッサージジェルを取り出して上を向かせた海の右手のひらに出してやる。
「いきなり触ると冷たくてびっくりするからそのままちょっとまってて」
海のシャツを少し捲し上げる。
しばらく待ってから、ジェルのついた手でまだ何も反応していない性器を握らせる。
「ん…」
と鼻にかかった吐息が漏れる。
握った手の上から手を重ねてやると、びくりと肩が小さく跳ねる。
表皮を少し下げてこする。
「ん…ん…!!!」
海が体の上で初めての自慰の刺激に震える。
「痛くない?」と聞くとうんうんと頷いた。
ジェルがチュクチュクと音を立てる。
一緒に握った手を少し力を込めて上下させるとあっという間に海の性器が張り詰めた。
「そう、上手。」
亀頭を親指で少し撫でてやると強すぎる刺激を拾って海の息が荒くなる。
「ここのぐるっと出っ張ったところとか。この後ろ側の筋も気持ちいいでしょ。」
手元を導いてやりながら耳元で囁く。
海は赤くなりながら悩ましい表情で夢中で自分の性器をしごいている。
うぶな色をした鈴口から、カウパー腺液が溢れている。
割開いた足が閉じようと緊張して力が入るのが伝わってくる。
「あ…わ………あ………あ………」
桜の耳元であえやかな声をあげて射精をした。
声変わりもしていない海の声は桜の脳みそを甘く刺激する。
ああ、かわいいな、キスしたい。
わけわかんなくして抱きたい。
凶暴になりそうな衝動を抑え込んでウエットティッシュで手のひらと性器を拭って普通の事のように服装を整えてやる。
「はい、おしまい」
なんて事ないように
こういうのは茶化したりしたら心の傷を生むだろうし、2度とこういう事に持ち込めなくなる可能性がある。
将来を考えると今欲望を押し付けるわけにはいかない。
海が向かい合わせになって甘える様に胸に頭をつけて抱きついてくる。
少しだけ大人になった海を抱き返す。
大丈夫、大丈夫、と海が満足するまで薄い背中に回した手をさすったりトントンと叩く
「俺だってしてるし、男はみんなやってる事だから。海もする様になるだけだよ。」
と言ってやると海が俺の胸に頬をつけたまま頷いた。
日々、こうやって海は成長していく。
俺は4年先に生まれたおかげでその成長を見守れる。
近い将来、声変わりもするだろう。
大人になった海にも、俺は必要とされていたい。
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