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冒険の始まり
精霊魔法
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「おや?クラリーやリョウ君が作った物も、僅かですが、効能が付いてます。やはり、マロウの根が何か作用するのでしょうか?」
旅仕度と言っても、元が冒険者なので、野宿を前提にした持ち物がほとんどで、新たに買い求めるものはなく、ビスト作りを始めることにした。
通常、家庭で油を絞ったりした木の実や、ジュースの絞りカスの果実を使うのだが、今回、木の実は油加工の店で、果実は、飲食店で果実水なんかに使った後のを格安で分けてもらった。
それを混ぜて、焼けば良いのだが、タリクさんが言うには、一般的な作り方と俺の作り方は、違いがあるそうだ。
一つ目は、材料を全て乾燥させる。
二つ目は、つなぎにマロウの根から採れる粘
液を使う事。
「でも、マロウ事態には、何も効能ついてないですよね?」
「そうです。…あっ、リョウ君の鑑定で、見てもらえば良いのか、そうすれば、ディルさんに秘密が明かされるのかも」
「そんな、大袈裟な…って、いうか、そんな都合よく…」
「ディルぅ、なんか、あるみたい」
リョウが、早々鑑定して、俺を呼ぶ。
うーん、素直過ぎる…
☆ウィル族の伝統料理 ビスト☆
製作者 リョウ
効 能 疲労回復(小)
エルフが作り始めた節約料理。
つなぎに卵や粉類を入れるところが多いが、ウィル族では、マロウの粘液を煮詰めて使用することにより、軽くて食べやすいビストが完成。
食物繊維、その他栄養素も含んでいて、子供のおやつとしても優秀です。
二十日程、保存もOK。旅には必需品ですね。
ディルへ
精霊達に全て任せると、更に、高い効能が付きますよ~
ただし、気分屋なので、なんの効能が付くかは、作り終えてからの、お・楽・し・み♪
『だ、誰?』
モンディールには、会いに行くのに、わたしには会いに来ないから、割り込ませてもらったわ。
『あー、はい、三日後ぐらいに伺います…』
そっ、楽しみに待ってるわね。それから、精霊達に料理をさせると効能が付くのは、別に秘密ではないから、開示しても良いわよ。資金作りに役立てなさい。
「マジか…」
ふふふ、マジです。じゃぁね♪
「ディル、誰と話してるの?」
「今度は、シスが割り込んできた…」
「え?シス様も?」
「シス様って?」
「始まりの物語で、木々達を育てた空気の精霊のお一人で、暖かな優しい風の精霊様ですよ」
クラリーちゃんの説明に「おお!」と、リョウの目が輝き出した。
「えーと、お知り合いですか?」
「モンディールに預けられる前に、ちょっと…」
「はぁ、まぁ、今さら驚いてもしょうがないですね。それより、ビストの秘密、分かりましたか?」
なんか、タリクさんの反応が気になるが…
「はい、精霊魔法で、精霊達に作ってもらえば良いそうです」
「そんなことで?」
「らしいですね」
皆、信じられないので…
『失礼ね!』
と、聞こえた気がしたが、検証してみる事にした。
「ユピロー様の力が関係している可能性もあるので、ここは、僕とクラリーだけで作ってみますね」
そう言って、タリクさんの親子で作った結果。
☆ウィル族の伝統料理 ビスト☆
製作者 モン族のルード父娘。
効 能 視力回復
中々お呼びのかからない、水の子達が張り切って作ったビスト。(マロウの粘液を取り出すだけじゃなく、いろいろ、使ってあげましょう)
ブラックベリーの栄養素がいかされた視力回復効果つき。
やはり、精霊魔法だけで作ったものは、効能が付くというのが証明されたけど、それより気になることが…リョウの鑑定だと、何かしら、コメントが付くことがあるなぁ…誰だよ…
「タリクさん、中々お呼びのかからないって…」
「あっ、いや、モン族で、火の精霊以外は、少数なんですよ。しかも、水は、今のところ僕だけなので…その…」
「えー、便利なのに、もったいないよ。もっと使ってあげようよ」
「はは、そうですね。ずっと、街で暮らしてるので、こんな風に使うこと自体思い付かなかったので…、これからは、使うことにします」
「まぁ、これで、精霊魔法で料理をすると効能が付くことがあるのが、証明されたわけだ。資金作りに役立てても良いって言われましたけど、こういうのは、商業ギルドで良いんですかね?」
「そうですね。効能が決まっていれば、魔術師ギルドの方になりそうですけど、精霊の気分次第ですからね。料理レシピで良いと思いますよ」
旅仕度と言っても、元が冒険者なので、野宿を前提にした持ち物がほとんどで、新たに買い求めるものはなく、ビスト作りを始めることにした。
通常、家庭で油を絞ったりした木の実や、ジュースの絞りカスの果実を使うのだが、今回、木の実は油加工の店で、果実は、飲食店で果実水なんかに使った後のを格安で分けてもらった。
それを混ぜて、焼けば良いのだが、タリクさんが言うには、一般的な作り方と俺の作り方は、違いがあるそうだ。
一つ目は、材料を全て乾燥させる。
二つ目は、つなぎにマロウの根から採れる粘
液を使う事。
「でも、マロウ事態には、何も効能ついてないですよね?」
「そうです。…あっ、リョウ君の鑑定で、見てもらえば良いのか、そうすれば、ディルさんに秘密が明かされるのかも」
「そんな、大袈裟な…って、いうか、そんな都合よく…」
「ディルぅ、なんか、あるみたい」
リョウが、早々鑑定して、俺を呼ぶ。
うーん、素直過ぎる…
☆ウィル族の伝統料理 ビスト☆
製作者 リョウ
効 能 疲労回復(小)
エルフが作り始めた節約料理。
つなぎに卵や粉類を入れるところが多いが、ウィル族では、マロウの粘液を煮詰めて使用することにより、軽くて食べやすいビストが完成。
食物繊維、その他栄養素も含んでいて、子供のおやつとしても優秀です。
二十日程、保存もOK。旅には必需品ですね。
ディルへ
精霊達に全て任せると、更に、高い効能が付きますよ~
ただし、気分屋なので、なんの効能が付くかは、作り終えてからの、お・楽・し・み♪
『だ、誰?』
モンディールには、会いに行くのに、わたしには会いに来ないから、割り込ませてもらったわ。
『あー、はい、三日後ぐらいに伺います…』
そっ、楽しみに待ってるわね。それから、精霊達に料理をさせると効能が付くのは、別に秘密ではないから、開示しても良いわよ。資金作りに役立てなさい。
「マジか…」
ふふふ、マジです。じゃぁね♪
「ディル、誰と話してるの?」
「今度は、シスが割り込んできた…」
「え?シス様も?」
「シス様って?」
「始まりの物語で、木々達を育てた空気の精霊のお一人で、暖かな優しい風の精霊様ですよ」
クラリーちゃんの説明に「おお!」と、リョウの目が輝き出した。
「えーと、お知り合いですか?」
「モンディールに預けられる前に、ちょっと…」
「はぁ、まぁ、今さら驚いてもしょうがないですね。それより、ビストの秘密、分かりましたか?」
なんか、タリクさんの反応が気になるが…
「はい、精霊魔法で、精霊達に作ってもらえば良いそうです」
「そんなことで?」
「らしいですね」
皆、信じられないので…
『失礼ね!』
と、聞こえた気がしたが、検証してみる事にした。
「ユピロー様の力が関係している可能性もあるので、ここは、僕とクラリーだけで作ってみますね」
そう言って、タリクさんの親子で作った結果。
☆ウィル族の伝統料理 ビスト☆
製作者 モン族のルード父娘。
効 能 視力回復
中々お呼びのかからない、水の子達が張り切って作ったビスト。(マロウの粘液を取り出すだけじゃなく、いろいろ、使ってあげましょう)
ブラックベリーの栄養素がいかされた視力回復効果つき。
やはり、精霊魔法だけで作ったものは、効能が付くというのが証明されたけど、それより気になることが…リョウの鑑定だと、何かしら、コメントが付くことがあるなぁ…誰だよ…
「タリクさん、中々お呼びのかからないって…」
「あっ、いや、モン族で、火の精霊以外は、少数なんですよ。しかも、水は、今のところ僕だけなので…その…」
「えー、便利なのに、もったいないよ。もっと使ってあげようよ」
「はは、そうですね。ずっと、街で暮らしてるので、こんな風に使うこと自体思い付かなかったので…、これからは、使うことにします」
「まぁ、これで、精霊魔法で料理をすると効能が付くことがあるのが、証明されたわけだ。資金作りに役立てても良いって言われましたけど、こういうのは、商業ギルドで良いんですかね?」
「そうですね。効能が決まっていれば、魔術師ギルドの方になりそうですけど、精霊の気分次第ですからね。料理レシピで良いと思いますよ」
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