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冒険の始まり
ハバー大陸一周の旅 4
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リョウが教えたふわふわパンケーキが焼き上がり、目の前に出された。
リョウのは、直径十センチ程のパンケーキが二枚重ねられていて、間にハムが挟まっていて一番上の目玉焼きに淡いオレンジ色したチーズソースがかかっている。高さも十センチ程ありそうで、見た瞬間にリョウのテンションが上がった。
クラリーちゃんのは、二枚のパンケーキが並べられていて、上にベーコンが二枚ずつのって、艶のあるスクランブルエッグが添えられ、パセリがかけられているので、とても綺麗な一皿だ。
俺のは、パンケーキが三枚並べられていて、マッシュポテトに半熟玉子、生ハムとパセリが添えられている。これも美味しそうだ。
「「「いただきます」」」
リョウが食事前に言っていたので、習慣になった言葉を口にして、それぞれ食べ始める。
「美味しい、目玉焼きのせパンケーキにチーズソースがメチャクチャ合う!」
「こちらも、ベーコンの塩加減が丁度良く、とても美味しいです」
「俺のも美味しいな。これは、人気あるのが分かるな」
「確かに、リョウ様、良いものを教えて下さいました」
「いやいや、僕が考えた訳じゃないし、組み合わせも、牧場の人達が合う物を選んでくれたんだよ。それより、クラリーちゃんどう?味噌汁との組み合わせ…」
クラリーちゃんの言葉に、リョウが顔を赤くしながら答えてる。
そして、慌てて話題転換してきた。
「え?普通に美味しいですよ。特に、合わないとは、思いませんが?」
「ホント?」
「はい」
笑顔で答えるクラリーちゃんとは、逆にリョウの眉間にシワがよる。そんなに、違和感のある組み合わせなのだろうか?
そう思っていると、リョウがスープを飲み干し、新たにスープをよそいに行く。どうやら、自分で、確かめるらしい。
「あっ、別におかしくない…、目玉焼きとかご飯の時にも食べるもんな、だから、そんなおかしくないのか…具も玉葱だけだし…」
ぶつぶつ言いながら、納得し出した。
そんな、リョウを笑いながら、俺とクラリーちゃんは食べ進める。
ちなみに、俺が選んだスープは、甘味があるテオスープ。それにリョウのパンケーキにもかかっていたチーズソースをかけたグリーンサラダ。このソース、万能じゃないか?と思うほど、サラダにも合っている。
それぞれの皿が空になったところに、セルバンさんが、リョウ達にデザートを運んで来てくれた。
通常、パンケーキは、一皿三枚なのだが、今回特別に、食事用二枚と、デザート用一枚を作ってくれた。両方食べたい二人の要望に、セルバンさんが答えてくれたものだ。
クラリーちゃんには、ミルクアイスに、キャラメルソース。
リョウのは、たっぷりの生クリームにラズベリーソースがかかっている。
二人とも大喜びで、食べ始めた。
「量は食べられないけど、種類は食べたい女性や子供達には、こうして出すのもアリかもしれませんね」
「もしくは、一枚で提供して、トッピングを自由にとか?」
「それは、普通のパンケーキでやっているところがあるそうなんですが、そうなると、見た目の綺麗さが…」
「ああ、確かに、凄く綺麗な盛り付けでしたからね」
「ええ、この大陸では、携帯に便利な食事が支流ですからね。たまに、こういう一皿を食べる習慣を流行らそうと思いまして」
「成る程、職人さんや採取者は熱中し出すと、食事時間も節約する人いますからね。休みの日に、綺麗で美味しい料理は、良い息抜きになりそうですね」
「こんな美味しい料理出されたら、毎日通いたくなっちゃうよ」
「本当ですね。ここは、普通にレストランもやっているのですか?」
「おや、嬉しいことを言ってもらいましたね。調理場のみんなに伝えときます。クラリーちゃん、ここはね、レストランではなく、体験場でね。今度出す食事処の試作品をだして、従業員達に味見してもらっているところなんだよ」
「じゃぁ、社員食堂として、この料理並んでいるの?」
「期間限定でね。かなり、好評なので、このまま続けてほしいという声が出てきてますけどね」
「分かるなぁ、こんな社員食堂なら、就職率高そうだよねー」
「いや、その基準おかしいだろ」
「えー、食事は大事じゃん。それに、こういうお店が出来るってことでしょ。楽しみだなぁ」
「本当ですね。いろいろ揃っているので、家族でも楽しめそうです」
「確かに、素材とかもちゃんと別れてるし、良いですね」
「そう言ってもらえると、自信がつきます。近いうちに、店を出しますので、そちらの方もよらしくお願いします」
その後、塩漬け肉や、燻製肉を買ってから、食堂のテラス席で給仕されていたミンテとココを迎えに行く、ミンテは本来の大きさである三十センチに戻っていて、俺の腕に飛び込んできた。メチャクチャ機嫌が良い。
そのミンテに肉を渡し収納してもらう。
ココは、何故かグッタリとして、クラリーちゃんにスリスリしていた。
「ココ?苦手な物でもあった?」
普段見ないココの様子に、クラリーちゃんが首をかしげている。
『いえ、とても美味しい食事でした。ただ…』
「ただ?」
ココは、言いにくそうに、クラリーちゃんの胸に顔を埋めグリグリやってる。
『母さんも、さっき様子を見に来てくれました。ココの事を姉みたいだと言ったら、母さんが挨拶したの、そしたらココが慌て出し、おかしくなりました』
なんだ格上の相手に頭でも下げられて、落ち着かなくなったか。
「なんだ、悪いことじゃないなら良いじゃないか、さぁ、行くぞ、今日は、五人での初めての夜営になるからな。日があるうちに、場所確保とテント張りをしてしまおう」
『送って行こうか?』
声がした方に目をやると、いつの間にか、ミンテの両親が並んでいた。
「いや、そこまで甘えられません。大陸を渡る訓練の旅なので、ここからは、自分達で行きます」
『そうか、気を付けて』
リョウのは、直径十センチ程のパンケーキが二枚重ねられていて、間にハムが挟まっていて一番上の目玉焼きに淡いオレンジ色したチーズソースがかかっている。高さも十センチ程ありそうで、見た瞬間にリョウのテンションが上がった。
クラリーちゃんのは、二枚のパンケーキが並べられていて、上にベーコンが二枚ずつのって、艶のあるスクランブルエッグが添えられ、パセリがかけられているので、とても綺麗な一皿だ。
俺のは、パンケーキが三枚並べられていて、マッシュポテトに半熟玉子、生ハムとパセリが添えられている。これも美味しそうだ。
「「「いただきます」」」
リョウが食事前に言っていたので、習慣になった言葉を口にして、それぞれ食べ始める。
「美味しい、目玉焼きのせパンケーキにチーズソースがメチャクチャ合う!」
「こちらも、ベーコンの塩加減が丁度良く、とても美味しいです」
「俺のも美味しいな。これは、人気あるのが分かるな」
「確かに、リョウ様、良いものを教えて下さいました」
「いやいや、僕が考えた訳じゃないし、組み合わせも、牧場の人達が合う物を選んでくれたんだよ。それより、クラリーちゃんどう?味噌汁との組み合わせ…」
クラリーちゃんの言葉に、リョウが顔を赤くしながら答えてる。
そして、慌てて話題転換してきた。
「え?普通に美味しいですよ。特に、合わないとは、思いませんが?」
「ホント?」
「はい」
笑顔で答えるクラリーちゃんとは、逆にリョウの眉間にシワがよる。そんなに、違和感のある組み合わせなのだろうか?
そう思っていると、リョウがスープを飲み干し、新たにスープをよそいに行く。どうやら、自分で、確かめるらしい。
「あっ、別におかしくない…、目玉焼きとかご飯の時にも食べるもんな、だから、そんなおかしくないのか…具も玉葱だけだし…」
ぶつぶつ言いながら、納得し出した。
そんな、リョウを笑いながら、俺とクラリーちゃんは食べ進める。
ちなみに、俺が選んだスープは、甘味があるテオスープ。それにリョウのパンケーキにもかかっていたチーズソースをかけたグリーンサラダ。このソース、万能じゃないか?と思うほど、サラダにも合っている。
それぞれの皿が空になったところに、セルバンさんが、リョウ達にデザートを運んで来てくれた。
通常、パンケーキは、一皿三枚なのだが、今回特別に、食事用二枚と、デザート用一枚を作ってくれた。両方食べたい二人の要望に、セルバンさんが答えてくれたものだ。
クラリーちゃんには、ミルクアイスに、キャラメルソース。
リョウのは、たっぷりの生クリームにラズベリーソースがかかっている。
二人とも大喜びで、食べ始めた。
「量は食べられないけど、種類は食べたい女性や子供達には、こうして出すのもアリかもしれませんね」
「もしくは、一枚で提供して、トッピングを自由にとか?」
「それは、普通のパンケーキでやっているところがあるそうなんですが、そうなると、見た目の綺麗さが…」
「ああ、確かに、凄く綺麗な盛り付けでしたからね」
「ええ、この大陸では、携帯に便利な食事が支流ですからね。たまに、こういう一皿を食べる習慣を流行らそうと思いまして」
「成る程、職人さんや採取者は熱中し出すと、食事時間も節約する人いますからね。休みの日に、綺麗で美味しい料理は、良い息抜きになりそうですね」
「こんな美味しい料理出されたら、毎日通いたくなっちゃうよ」
「本当ですね。ここは、普通にレストランもやっているのですか?」
「おや、嬉しいことを言ってもらいましたね。調理場のみんなに伝えときます。クラリーちゃん、ここはね、レストランではなく、体験場でね。今度出す食事処の試作品をだして、従業員達に味見してもらっているところなんだよ」
「じゃぁ、社員食堂として、この料理並んでいるの?」
「期間限定でね。かなり、好評なので、このまま続けてほしいという声が出てきてますけどね」
「分かるなぁ、こんな社員食堂なら、就職率高そうだよねー」
「いや、その基準おかしいだろ」
「えー、食事は大事じゃん。それに、こういうお店が出来るってことでしょ。楽しみだなぁ」
「本当ですね。いろいろ揃っているので、家族でも楽しめそうです」
「確かに、素材とかもちゃんと別れてるし、良いですね」
「そう言ってもらえると、自信がつきます。近いうちに、店を出しますので、そちらの方もよらしくお願いします」
その後、塩漬け肉や、燻製肉を買ってから、食堂のテラス席で給仕されていたミンテとココを迎えに行く、ミンテは本来の大きさである三十センチに戻っていて、俺の腕に飛び込んできた。メチャクチャ機嫌が良い。
そのミンテに肉を渡し収納してもらう。
ココは、何故かグッタリとして、クラリーちゃんにスリスリしていた。
「ココ?苦手な物でもあった?」
普段見ないココの様子に、クラリーちゃんが首をかしげている。
『いえ、とても美味しい食事でした。ただ…』
「ただ?」
ココは、言いにくそうに、クラリーちゃんの胸に顔を埋めグリグリやってる。
『母さんも、さっき様子を見に来てくれました。ココの事を姉みたいだと言ったら、母さんが挨拶したの、そしたらココが慌て出し、おかしくなりました』
なんだ格上の相手に頭でも下げられて、落ち着かなくなったか。
「なんだ、悪いことじゃないなら良いじゃないか、さぁ、行くぞ、今日は、五人での初めての夜営になるからな。日があるうちに、場所確保とテント張りをしてしまおう」
『送って行こうか?』
声がした方に目をやると、いつの間にか、ミンテの両親が並んでいた。
「いや、そこまで甘えられません。大陸を渡る訓練の旅なので、ここからは、自分達で行きます」
『そうか、気を付けて』
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