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ちょっぴりイジワルな君だけど……。
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しおりを挟む一輝くんの深くて激しくて甘いキスは。
唇から首筋の方に。
私の首筋にしっかりと顔を埋めている一輝くん。
くすぐったい。
それだけでも。
感じる、ものすごく。
なっている、敏感に。
私の身体は。
一輝くんに。
触れられる、一輝くんに。
そうすると。
感じてしまう、すぐに。
「結菜ちゃん、
声、可愛すぎる」
だから。
出てしまったようで、無意識のうちに。
いつもの自分とは違う声が。
「こんなにも可愛い声を出されちゃうと、
理性が完全に破壊されて
キスだけじゃ止められなくなりそう」
いいよ。
一輝くんとなら。
そんなことを思っている自分がいる。
一輝くんは私の首筋にキスをした後、耳にもキスをした。
くすぐったい、やっぱり。
思わず出そうになる、声が。
「結菜ちゃん、
我慢しないで、
さっきみたいに可愛い声出していいのに」
気付かれている、一輝くんに。
抑えている、声を。
そのことに。
「結菜ちゃんの可愛い声を
もっと聞きたい」
恥ずかしい。
一輝くんに気付かれて。
そう思っていると。
触れる、一輝くんの指。
私が着ているパジャマに。
そうして。
そのボタンを外す、一つ。
そして、もう一つ……。
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