もし俺と友達が異世界召喚されたとする

TailClay

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第2話 もし俺と友達が異世界召喚されたとする

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苅磨「ま、魔物!?」(魔物!?魔物ってあれだよな?RPGとかに出てくる魔物だよな?)

ローナ「はい。あの森に関わらずここ一体は魔物の巣窟となってしまいこの付近の村などは魔物によって既に壊滅しました」

苅磨「か、壊滅って?!なんでここは大丈夫なんですか??」

俺がここがなぜ無事なのかを聞いたのは不思議なことではなかった。

ローナ「あぁ、驚くのも無理はありませんね。この家には『結界』を張っていますから」

苅磨「けっかい?」

ローナ「えーっと、説明しますと魔法には初級、中級、上級の部類があり、属性には『火』『水』『土』『雷』『風』『無』があります」

ローナの話によると魔法の属性は6つ、火、水、土、雷、風は名の通り火を操る、水を操る、土を操るなどのことだった。
そして『無属性』、それは未だに解明されていないらしい。因みにローナの言っていた『結界』もそうだ。ローナの使える属性は『火』と『雷』そして『無属性』だった。
魔法はどの属性でも好きに使える訳ではないらしい。魔力というのがないと魔法は使えないしこの世界の人々は15歳の時に神から属性を授かり魔法を使えるようになるらしい。一般的には1人一属性、神に認められた者には複数の属性が与えられるらしい

苅磨 (ローナって案外すごいんじゃ...)

ローナ「そうだ!この期にあなたにも魔力がないか見てみましょう!」

苅磨「そんなことできるんですか?」

ローナ「えーっと、ほら、あれです、私すごいので!」

苅磨「は、はぁ」

ローナ「では、始めますね。あ、そこにある紙取ってもらってもいいですか?」

苅磨「はい」

ローナ「ありがとうございます。では今度こそ始めますね!」

ローナが小声で何かを言っているようだが聞き取れない。その時、渡した紙が途端に光り出して何かが映し出されていった。

ローナ「はい!終わりました!」

苅磨「....!?」(魔法...初めて見た.....やっぱり俺、本当に異世界に.....)

苅磨「....あ..」

ローナ「どうかされました?」

苅磨「...読めない...」

ローナ「あ....えーっと、代わりに読み上げますね」

苅磨「お願いします... 」(...恥ずい)

ローナ「えっと、魔力量は....!?」

苅磨「どうしました!?やっぱり魔力がないとか...?」

ローナ「い、いえ。すいません取り乱しました。では読み上げます。
魔力量二十一万五千、属性『全属性』...私これでも魔力量三千なんですが....」

苅磨「?それって.....」

ローナ「あなた、異常ですよ....」

どうやら俺は『異常』らしい....



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