6 / 27
アイヴィが負けた!?
しおりを挟む
「ノー。ソーシャルディスタンスだよレックス君」
「悪いけどしばらくアタシ達に近づかないでね」
「え……なに?」
レックスは学校から家に帰ると、マスクをしたメイド2人に明確に『近づかないで』と言い渡された。
レックスが一歩踏み出すと、ヴァネッサとサフィアも同時に一歩下がる。いつもは帰ってくるなりレックスにべったりな二人は、普段と異なる反応を見せていた。
「レックス君。きちんと手を洗ってうがいもしてね?」
「部屋の各所に消毒液が置いてあるから、部屋を使ったりしたらきちんと消毒してね」
「何なの? ボクが学校行っている間に何があったの?」
戸惑うレックスを尻目に、二人はスプレーで玄関ホールにある装飾などへ消毒液をかけていく。
いつもの笑顔で迎える彼女達ではなく、レックスすら警戒対象に入っているその姿は異様だった。
「詳しくはお母様から聞いて? 私達、屋敷の消毒作業をしなきゃいけないから……」
「はぁ。旦那様は朝から騎士たちの訓練視察とかの仕事に行って、夜まで帰ってこないし……お兄ちゃんだけが頼りかぁ」
「え、なんなの? いったいなんなの?」
何やら不穏なことを言い残し、他の部屋へと二人は行ってしまった。こうなったら母に聞くしかないと、レックスはとりあえず洗面所で手洗いうがいをしてから母を探す。
母親を探して書斎に入ると、柔らかい革製のソファーの上に、先程の二人と同じようにマスクをしたマーガレットの姿。彼女は腕を組んで悩ましくうんうんと唸っていた。
「むぅ、困った……」
「ただいま。母さん、なんかヴァネッサとサフィアが変なんだけど」
「おお、お帰りレックス。実はアイヴィが感染症にかかってな……お前が学校に行っている間に発症した」
「感染症!? 大変じゃないか。すぐに医者に診てもらうか、母さんが調合する薬で治療しないと」
「むぅ、医者に頼むのはなぁ。というより、妾達で解決しないと大変なことになる病なのだ」
「診せられない? アイヴィはどんな病気になったんだ? もしかしてそれほど大変な病なの?」
やはりレックスにとってアイヴィは大切な存在なのだ。ソーシャルディスタンスは保ちつつ、身を乗り出しそうな勢いでマーガレットに問い詰める。
彼女は告げるべきか告げないべきか難しい顔でひとしきり悩んだ後、アイヴィが発症したという感染症の名前を口にした。
「病名は『淫・フルエンザ』だ」
「なんて?」
「淫・フルエンザだ」
「ふざけてるの? 真面目なの?」
「大真面目だ。この病気は魔族のみが発症する特殊な病気でなぁ。ほれ、アイヴィは剣術に優れ、領地に出た魔物を討伐したりするだろ? その時に病原菌を貰ってしまったみたいなのだ」
「で、症状は?」
「淫乱になる。いつもと比べて、ひじょ~に淫乱になる。妾もかかったことがあるが、あの状態は物凄く辛い」
「だいたいいつものサキュバスじゃないか」
「たわけ、軽口を叩いてられるものでないぞ。淫乱になりすぎて同性まで襲いかねない。下手をするとヴァネッサとサフィアがアイヴィの餌食になりかねん。無論、妾もな。そうなるとどんどん感染していく」
それはそれで、ボクは病気の間楽にできるのでは? とレックスは考えた。
しかし、その分アイヴィが自分の望まない行為をするだろうということに胸がちくりと痛む。そして、感染していくとやはり自分は危ないのではとも。
「マスターを呼び戻して相手をさせれば問題はないと思うのだがなぁ。だがアイヴィは強情で、お前が相手じゃないと絶対に嫌だと言って聞かん」
「まさかボクに病気の間に相手をしてもらうと……? アイヴィを部屋にいさせるためにボクを生け贄にしようと?」
「今回は非常事態だ。妾も滋養強壮剤を可能な限り調合してサポートする。あと、アイヴィが治った後もしばらく家族間でもソーシャルディスタンスを保てよ? もし妾かヴァネッサが発症すれば……この領地終わりかねんぞ」
最悪の事態を考え、ぞっとする。サキュバスクイーンであるマーガレットがかかれば、領地全体の人間が餌食となるだろう。また、ヴァネッサがかかればその魔眼でカオスな状況になる。
それに、アイヴィがそんなに苦しい状態であることをレックスは放っておくことができなかった。
「わかった、ヤるよ。相手すればいいんだろ? 薬とかのサポートお願い」
「うむ、頼む。だが今のアイヴィはお前への愛が深すぎてヤバイ状態だ、くれぐれも気を付けろよ? 本当にマズい場合はすぐにマスターを呼び戻す。わがままを聞いてられない状況だ」
ふうっとため息をつき、マーガレットは腰を上げて自分専用の調合室に向かう。
レックスは自分がやるしかないんだ、アイヴィを助けてあげなきゃならないんだと意気込んでアイヴィの部屋に向かった。
ドアをノックし、返事も待たずにレックスはアイヴィの部屋へ入り込む。その瞬間、むせかえるようなフェロモンが鼻孔を刺激した。
まだベッドの上でうずくまるアイヴィを視界にとらえただけだというのに、レックスの心臓はどくどくと早く動き出し、下半身へ血液を大量に送り込む。
「入ってきたのは、レックス様ですか?」
「そ、そうだよアイヴィ。その、辛い状況だっていうから看病しに来た」
「よかった……旦那様だったらどうしようかと思いました。もう、我慢できなくなる寸前でしたので……」
苦しそうにうずくまっていたアイヴィが上半身を上げた。そして、閉ざされていたその目がゆっくりと開かれる。
桃色の瞳に、普段はないはずの赤いハートマークが描かれていた。その情欲を秘めた目に見つめられるだけで、レックスの呼吸がフーッ、フーッと獣のようになる。
完全にアイヴィの淫気にあてられた。ゆらゆらとレックスはアイヴィが座るベッドに歩いていき、その前で止まって無言になる。
お互いに顔は赤く染まっており、頭から病気のことなどすっぽりと抜け落ちていた。ただお互いが相手を気持ちよくさせたい、捧げたいと願い、下半身が愛し合うための準備を始める。
「ごめんなさい、レックス様。もう駄目です、今日は本気で交わりましょう。レックス様を、地獄へ連れていって差し上げます。愛しています、好き、好き、大好き……ごめんなさい、私を許してください。もう駄目なんです、愛しくて愛しくてこの思いが止まらない……!」
「あ、あ、アイヴィ……」
「きて、レックス様」
瞳で強い魅了の魔法をかけられた瞬間、レックスはアイヴィが病人だということも忘れて覆いかぶさるように襲いかかった。
一度目。ディープキスの快楽に耐えきれず。
二度目。激しく口で吸われた。
三度目。大きな胸で扱われた。
四度目。乳首を吸われながら手で扱われた。
五度目。滋養強壮剤で強化されるも、交わってすぐに。
六度目、七度目、八度目、九度目、十度目……。交わりは長く甘く蕩けるように続く。
レックスの思考は真っ白で、ただ低い喘ぎ声を出し続ける人形と化していた。アイヴィすらも快感で思考回路が麻痺しており、二人してただ気持ちよくなるために更に動く。
十一度目、十二度目、十三度目…………。
優しい甘イキや激しく深い絶頂を繰り返す。アイヴィの下腹部に描かれた淫紋がぽわりと淡く光っている。アイヴィの目は完全に獲物を絞り殺すという妖しさを秘めていた。レックスはただ獣のような声を上げながら精をアイヴィに捧げるのみ。
やがて、行為を終えて疲れ果てた二人はキスを交えつつ抱き合いながら深い眠りについた。
後に目覚めたレックスは、家族とソーシャルディスタンスを取りながら語ったという。「今回は助けたのでノーカン。負けてない」と。
「悪いけどしばらくアタシ達に近づかないでね」
「え……なに?」
レックスは学校から家に帰ると、マスクをしたメイド2人に明確に『近づかないで』と言い渡された。
レックスが一歩踏み出すと、ヴァネッサとサフィアも同時に一歩下がる。いつもは帰ってくるなりレックスにべったりな二人は、普段と異なる反応を見せていた。
「レックス君。きちんと手を洗ってうがいもしてね?」
「部屋の各所に消毒液が置いてあるから、部屋を使ったりしたらきちんと消毒してね」
「何なの? ボクが学校行っている間に何があったの?」
戸惑うレックスを尻目に、二人はスプレーで玄関ホールにある装飾などへ消毒液をかけていく。
いつもの笑顔で迎える彼女達ではなく、レックスすら警戒対象に入っているその姿は異様だった。
「詳しくはお母様から聞いて? 私達、屋敷の消毒作業をしなきゃいけないから……」
「はぁ。旦那様は朝から騎士たちの訓練視察とかの仕事に行って、夜まで帰ってこないし……お兄ちゃんだけが頼りかぁ」
「え、なんなの? いったいなんなの?」
何やら不穏なことを言い残し、他の部屋へと二人は行ってしまった。こうなったら母に聞くしかないと、レックスはとりあえず洗面所で手洗いうがいをしてから母を探す。
母親を探して書斎に入ると、柔らかい革製のソファーの上に、先程の二人と同じようにマスクをしたマーガレットの姿。彼女は腕を組んで悩ましくうんうんと唸っていた。
「むぅ、困った……」
「ただいま。母さん、なんかヴァネッサとサフィアが変なんだけど」
「おお、お帰りレックス。実はアイヴィが感染症にかかってな……お前が学校に行っている間に発症した」
「感染症!? 大変じゃないか。すぐに医者に診てもらうか、母さんが調合する薬で治療しないと」
「むぅ、医者に頼むのはなぁ。というより、妾達で解決しないと大変なことになる病なのだ」
「診せられない? アイヴィはどんな病気になったんだ? もしかしてそれほど大変な病なの?」
やはりレックスにとってアイヴィは大切な存在なのだ。ソーシャルディスタンスは保ちつつ、身を乗り出しそうな勢いでマーガレットに問い詰める。
彼女は告げるべきか告げないべきか難しい顔でひとしきり悩んだ後、アイヴィが発症したという感染症の名前を口にした。
「病名は『淫・フルエンザ』だ」
「なんて?」
「淫・フルエンザだ」
「ふざけてるの? 真面目なの?」
「大真面目だ。この病気は魔族のみが発症する特殊な病気でなぁ。ほれ、アイヴィは剣術に優れ、領地に出た魔物を討伐したりするだろ? その時に病原菌を貰ってしまったみたいなのだ」
「で、症状は?」
「淫乱になる。いつもと比べて、ひじょ~に淫乱になる。妾もかかったことがあるが、あの状態は物凄く辛い」
「だいたいいつものサキュバスじゃないか」
「たわけ、軽口を叩いてられるものでないぞ。淫乱になりすぎて同性まで襲いかねない。下手をするとヴァネッサとサフィアがアイヴィの餌食になりかねん。無論、妾もな。そうなるとどんどん感染していく」
それはそれで、ボクは病気の間楽にできるのでは? とレックスは考えた。
しかし、その分アイヴィが自分の望まない行為をするだろうということに胸がちくりと痛む。そして、感染していくとやはり自分は危ないのではとも。
「マスターを呼び戻して相手をさせれば問題はないと思うのだがなぁ。だがアイヴィは強情で、お前が相手じゃないと絶対に嫌だと言って聞かん」
「まさかボクに病気の間に相手をしてもらうと……? アイヴィを部屋にいさせるためにボクを生け贄にしようと?」
「今回は非常事態だ。妾も滋養強壮剤を可能な限り調合してサポートする。あと、アイヴィが治った後もしばらく家族間でもソーシャルディスタンスを保てよ? もし妾かヴァネッサが発症すれば……この領地終わりかねんぞ」
最悪の事態を考え、ぞっとする。サキュバスクイーンであるマーガレットがかかれば、領地全体の人間が餌食となるだろう。また、ヴァネッサがかかればその魔眼でカオスな状況になる。
それに、アイヴィがそんなに苦しい状態であることをレックスは放っておくことができなかった。
「わかった、ヤるよ。相手すればいいんだろ? 薬とかのサポートお願い」
「うむ、頼む。だが今のアイヴィはお前への愛が深すぎてヤバイ状態だ、くれぐれも気を付けろよ? 本当にマズい場合はすぐにマスターを呼び戻す。わがままを聞いてられない状況だ」
ふうっとため息をつき、マーガレットは腰を上げて自分専用の調合室に向かう。
レックスは自分がやるしかないんだ、アイヴィを助けてあげなきゃならないんだと意気込んでアイヴィの部屋に向かった。
ドアをノックし、返事も待たずにレックスはアイヴィの部屋へ入り込む。その瞬間、むせかえるようなフェロモンが鼻孔を刺激した。
まだベッドの上でうずくまるアイヴィを視界にとらえただけだというのに、レックスの心臓はどくどくと早く動き出し、下半身へ血液を大量に送り込む。
「入ってきたのは、レックス様ですか?」
「そ、そうだよアイヴィ。その、辛い状況だっていうから看病しに来た」
「よかった……旦那様だったらどうしようかと思いました。もう、我慢できなくなる寸前でしたので……」
苦しそうにうずくまっていたアイヴィが上半身を上げた。そして、閉ざされていたその目がゆっくりと開かれる。
桃色の瞳に、普段はないはずの赤いハートマークが描かれていた。その情欲を秘めた目に見つめられるだけで、レックスの呼吸がフーッ、フーッと獣のようになる。
完全にアイヴィの淫気にあてられた。ゆらゆらとレックスはアイヴィが座るベッドに歩いていき、その前で止まって無言になる。
お互いに顔は赤く染まっており、頭から病気のことなどすっぽりと抜け落ちていた。ただお互いが相手を気持ちよくさせたい、捧げたいと願い、下半身が愛し合うための準備を始める。
「ごめんなさい、レックス様。もう駄目です、今日は本気で交わりましょう。レックス様を、地獄へ連れていって差し上げます。愛しています、好き、好き、大好き……ごめんなさい、私を許してください。もう駄目なんです、愛しくて愛しくてこの思いが止まらない……!」
「あ、あ、アイヴィ……」
「きて、レックス様」
瞳で強い魅了の魔法をかけられた瞬間、レックスはアイヴィが病人だということも忘れて覆いかぶさるように襲いかかった。
一度目。ディープキスの快楽に耐えきれず。
二度目。激しく口で吸われた。
三度目。大きな胸で扱われた。
四度目。乳首を吸われながら手で扱われた。
五度目。滋養強壮剤で強化されるも、交わってすぐに。
六度目、七度目、八度目、九度目、十度目……。交わりは長く甘く蕩けるように続く。
レックスの思考は真っ白で、ただ低い喘ぎ声を出し続ける人形と化していた。アイヴィすらも快感で思考回路が麻痺しており、二人してただ気持ちよくなるために更に動く。
十一度目、十二度目、十三度目…………。
優しい甘イキや激しく深い絶頂を繰り返す。アイヴィの下腹部に描かれた淫紋がぽわりと淡く光っている。アイヴィの目は完全に獲物を絞り殺すという妖しさを秘めていた。レックスはただ獣のような声を上げながら精をアイヴィに捧げるのみ。
やがて、行為を終えて疲れ果てた二人はキスを交えつつ抱き合いながら深い眠りについた。
後に目覚めたレックスは、家族とソーシャルディスタンスを取りながら語ったという。「今回は助けたのでノーカン。負けてない」と。
0
あなたにおすすめの小説
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あの日、幼稚園児を助けたけど、歳の差があり過ぎてその子が俺の運命の人になるなんて気付くはずがない。
NOV
恋愛
俺の名前は鎌田亮二、18歳の普通の高校3年生だ。
中学1年の夏休みに俺は小さい頃から片思いをしている幼馴染や友人達と遊園地に遊びに来ていた。
しかし俺の目の前で大きなぬいぐるみを持った女の子が泣いていたので俺は迷子だと思いその子に声をかける。そして流れで俺は女の子の手を引きながら案内所まで連れて行く事になった。
助けた女の子の名前は『カナちゃん』といって、とても可愛らしい女の子だ。
無事に両親にカナちゃんを引き合わす事ができた俺は安心して友人達の所へ戻ろうとしたが、別れ間際にカナちゃんが俺の太ももに抱き着いてきた。そしてカナちゃんは大切なぬいぐるみを俺にくれたんだ。
だから俺もお返しに小学生の頃からリュックにつけている小さなペンギンのぬいぐるみを外してカナちゃんに手渡した。
この時、お互いの名前を忘れないようにぬいぐるみの呼び名を『カナちゃん』『りょうくん』と呼ぶ約束をして別れるのだった。
この時の俺はカナちゃんとはたまたま出会い、そしてたまたま助けただけで、もう二度とカナちゃんと会う事は無いだろうと思っていたんだ。だから当然、カナちゃんの事を運命の人だなんて思うはずもない。それにカナちゃんの初恋の相手が俺でずっと想ってくれていたなんて考えたことも無かった……
7歳差の恋、共に大人へと成長していく二人に奇跡は起こるのか?
NOVがおおくりする『タイムリープ&純愛作品第三弾(三部作完結編)』今ここに感動のラブストーリーが始まる。
※この作品だけを読まれても普通に面白いです。
関連小説【初恋の先生と結婚する為に幼稚園児からやり直すことになった俺】
【幼馴染の彼に好きって伝える為、幼稚園児からやり直す私】
【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました
ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。
名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。
ええ。私は今非常に困惑しております。
私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。
...あの腹黒が現れるまでは。
『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。
個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる