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第二章 冒険者 編
26 世界樹の指名依頼 その1
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「はい?洞窟を塞いだですか…」
竜人族のスフィアに対抗し東の洞窟へ向かったマナ。
洞窟での出来事をギルドの専用窓口でマリィに報告している。
話しが見えないマリィは、レナ・バースに視線を送るのだが、レナ・バースは腕組みをしながら椅子に座るマリィに冷たい目線を送りかえす。
私は、お前を信用していない。
マリィは、にっこり微笑み視線をマナに戻す。レナ・バースは視線が変わる瞬間の彼女の瞳を見逃さない。
悪いけど…私は、お前の愛想笑いなど通用しない人間なんだ。
木で塞いだ?
マナの話しで、あることを思い出すマリィ。
そう言えば最近、街周辺に大木が突然現れると情報が入ってくる。南の橋は大木に埋もれて行き来ができないらしい。
ギルドに調査依頼がくるのだが、あいにく植物生態学に詳しい学者などいない。
マナ様は何か知っているのだろうか?
「マナ様、明日の朝ギルドへお越しください。マナ様に指名依頼を頼みますので…」
指名依頼?
その日の帰り、マナは冒険者を始めて一番気分が良かった。屋台通りでは店主達に手を振り笑顔を見せる。
馴染みの店主が笑顔のマナを見かけると、紙袋に入るだけの串焼きをタダでマナに渡した。
マナがいつも美味しそうに串焼きを食べ歩くから、それを見た人達が大勢買いにくる。マナの無意識な宣伝効果は絶大だ。
新しい味ができたからマナに食べてほしいそうだ。
世界樹味…
世界樹味の串焼き…マナは自分の口が早くちょうだいと言っているのがわかる。
早く帰って食べよう!
!!
「お、お嬢…舌がね…舌がヒリヒリする!」
マナはレナ・バースが仮病で伏せていた時に購入した世界樹の雫と銘打った水を樽ジョッキに注ぎ、必死に口に流し込んだ。
舌が痺れる。なんだこの串焼きは、状態異常の成分が含まれているのだろうか?
全然ヒリヒリが治まらない。やっぱり私は知らない。世界樹の雫という私の雫を…
「結構…辛味が強めだな」
レナ・バースが世界樹味の串焼きを口にした。そして一本食べ終わる頃には、額から汗が流れ胸元にも汗が目立っていた。
「カラミ…」
この世界樹味と言う串焼きはカラミの状態異常があるらしい。
レナ・バースは、私は好きだと言いながら汗を流して串焼きを食べていく。
なるほど…人間の中には、このカラミという状態異常を好む者もいるそうだ。
確かに、舌がヒリヒリするが不思議と続けて食べてしまう。
でも、私は甘いタレが好きだな…
その後、マナは舌の痺れをおさえる為にエリクサーを樽ジョッキに注ぎ痺れを治した。また痺れたらエリクサーを飲んだ。
「ふぅ~…ごちそうさまでした!」
テーブルには無数の串が置かれ、その横には串の数を上回るエリクサーの小瓶が並べられていた。
「もう!明日は早いんだよ…お嬢!!」
二人はベッドに居た。窓から見える月がレナ・バースの身体を優しく照らしている。
「マナちゃん…少しだけでいいから」
どうしてお嬢はベッドに入ると甘えたがるのかな?明日は早いって言っているのに…
「もう少しだけだからね!」
明日が待ち遠しくて…寝れなくなったマナは、少しだけと言いながらも、レナ・バースの膨らみを長い時間、可動域いっぱい揉み動かした。
辛味は残ってないよね?
マナは汗がとまらなくベッドのシーツを握りしめているレナ・バース。彼女の歪んだ表情を見ながらもマナは手を止めることはしなかった。
毎日甘えたがるレナ・バースを少し…少しだけ!懲らしめようと思ったから……
「もう!寝不足だよ」
二人は互いにアクビを見せ合いながら身支度をする。
そして、玄関先でレナ・バースはしゃがみ込んで、マナのリボンを手直しする。マナがありがとうと言うとレナ・バースは瞳を閉じてマナの頬に自分の唇をつけた。
え?
私もするの?
マナは少し踵をあげてレナ・バースの頬に唇をつけた。
レナ・バースは、これは本当に仲の良い者達が行う、挨拶なんだと教えてくれた。
…仲良し。
「じゃあ…毎日お嬢にするね!」
二人は手を繋ぎギルドへ向かった。今日はギルドに掲示板を見る必要がない。いつも背の高い冒険者達に先に依頼をとられてしまうけど…
今日は私に指名依頼があるんだから!
竜人族のスフィアに対抗し東の洞窟へ向かったマナ。
洞窟での出来事をギルドの専用窓口でマリィに報告している。
話しが見えないマリィは、レナ・バースに視線を送るのだが、レナ・バースは腕組みをしながら椅子に座るマリィに冷たい目線を送りかえす。
私は、お前を信用していない。
マリィは、にっこり微笑み視線をマナに戻す。レナ・バースは視線が変わる瞬間の彼女の瞳を見逃さない。
悪いけど…私は、お前の愛想笑いなど通用しない人間なんだ。
木で塞いだ?
マナの話しで、あることを思い出すマリィ。
そう言えば最近、街周辺に大木が突然現れると情報が入ってくる。南の橋は大木に埋もれて行き来ができないらしい。
ギルドに調査依頼がくるのだが、あいにく植物生態学に詳しい学者などいない。
マナ様は何か知っているのだろうか?
「マナ様、明日の朝ギルドへお越しください。マナ様に指名依頼を頼みますので…」
指名依頼?
その日の帰り、マナは冒険者を始めて一番気分が良かった。屋台通りでは店主達に手を振り笑顔を見せる。
馴染みの店主が笑顔のマナを見かけると、紙袋に入るだけの串焼きをタダでマナに渡した。
マナがいつも美味しそうに串焼きを食べ歩くから、それを見た人達が大勢買いにくる。マナの無意識な宣伝効果は絶大だ。
新しい味ができたからマナに食べてほしいそうだ。
世界樹味…
世界樹味の串焼き…マナは自分の口が早くちょうだいと言っているのがわかる。
早く帰って食べよう!
!!
「お、お嬢…舌がね…舌がヒリヒリする!」
マナはレナ・バースが仮病で伏せていた時に購入した世界樹の雫と銘打った水を樽ジョッキに注ぎ、必死に口に流し込んだ。
舌が痺れる。なんだこの串焼きは、状態異常の成分が含まれているのだろうか?
全然ヒリヒリが治まらない。やっぱり私は知らない。世界樹の雫という私の雫を…
「結構…辛味が強めだな」
レナ・バースが世界樹味の串焼きを口にした。そして一本食べ終わる頃には、額から汗が流れ胸元にも汗が目立っていた。
「カラミ…」
この世界樹味と言う串焼きはカラミの状態異常があるらしい。
レナ・バースは、私は好きだと言いながら汗を流して串焼きを食べていく。
なるほど…人間の中には、このカラミという状態異常を好む者もいるそうだ。
確かに、舌がヒリヒリするが不思議と続けて食べてしまう。
でも、私は甘いタレが好きだな…
その後、マナは舌の痺れをおさえる為にエリクサーを樽ジョッキに注ぎ痺れを治した。また痺れたらエリクサーを飲んだ。
「ふぅ~…ごちそうさまでした!」
テーブルには無数の串が置かれ、その横には串の数を上回るエリクサーの小瓶が並べられていた。
「もう!明日は早いんだよ…お嬢!!」
二人はベッドに居た。窓から見える月がレナ・バースの身体を優しく照らしている。
「マナちゃん…少しだけでいいから」
どうしてお嬢はベッドに入ると甘えたがるのかな?明日は早いって言っているのに…
「もう少しだけだからね!」
明日が待ち遠しくて…寝れなくなったマナは、少しだけと言いながらも、レナ・バースの膨らみを長い時間、可動域いっぱい揉み動かした。
辛味は残ってないよね?
マナは汗がとまらなくベッドのシーツを握りしめているレナ・バース。彼女の歪んだ表情を見ながらもマナは手を止めることはしなかった。
毎日甘えたがるレナ・バースを少し…少しだけ!懲らしめようと思ったから……
「もう!寝不足だよ」
二人は互いにアクビを見せ合いながら身支度をする。
そして、玄関先でレナ・バースはしゃがみ込んで、マナのリボンを手直しする。マナがありがとうと言うとレナ・バースは瞳を閉じてマナの頬に自分の唇をつけた。
え?
私もするの?
マナは少し踵をあげてレナ・バースの頬に唇をつけた。
レナ・バースは、これは本当に仲の良い者達が行う、挨拶なんだと教えてくれた。
…仲良し。
「じゃあ…毎日お嬢にするね!」
二人は手を繋ぎギルドへ向かった。今日はギルドに掲示板を見る必要がない。いつも背の高い冒険者達に先に依頼をとられてしまうけど…
今日は私に指名依頼があるんだから!
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