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驕った創造主
PHASE-1677【下着をちらつかせている――的な】
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決心を独白している中、
「やるじゃねえか新人――って言うべきなのか?」
「並の利器による一撃だと眼前のを倒せない実力ですからね。新人と呼んでくれてもいいですよ」
「装備からして明らかに新人ではないような気がするが……。俺の呼びやすいように呼ばせてもらうぞ」
「どうぞ」
優勢な状況にテンションが高いモーリスのおっさん。
おっさんが号令を出せば、各班の面子も喊声を上げておぞましい球体に突っ込んでいく。
――敵を屠りつつ全体を見渡す。
ベルがショートソードで軌跡を描き、一閃で屠る横ではガリオンが拳打を見舞っていく。
ジージーの一矢で四散。
使役するクレイマン――ノコノコ六体も大活躍。
俺のパーティーと比べれば見劣りはするものの、成金おっさん達がタゲ取りを繰り返し、隙を突いて私兵が仕留めるのも確実性が増してきた。
触手による攻撃を受ければ無理せずに後退。
ワックさんを中心とした回復担当がポーションを配る。
動きが見事にかみ合っており、こちらの戦線が崩れるということはない。
「兄ちゃん」
「遅かったなミルモン」
笛を吹いたら直ぐにでも俺の肩に戻るもんだと思っていたけども。
「その辺を一回りしてきたよ」
偵察をしてくれていたようだ。
「連中、まだまだ出てくるよ」
それは嫌な報告だな。
しかし出てくるとは?
「一体どこから出てくるんだ?」
「細長い円形の黒い穴から出てきてたよ」
――……。
「ジャンパーじゃねえか! それ何処に?」
「数カ所あったよ」
「マジか……」
そこからコイツ等が出てきてたのか。
どうりで際限なく現れてたわけだ。
――だがその先には――、
「ジャンパーは今どうなってるんだ?」
「閉じちゃったよ。だからここに報告に戻ってきたんだよ」
うん……。出来れば顕現している時に報告が欲しかったよ……。
どのみち、コイツ等を倒さないと安全は確保できないから行く事は出来ないけどさ。
それに朗報でもある。
「皆! もう一踏ん張りだ! 向こうはもう増援がないと考えていい!」
「そ、そりゃ最高の吉報だな……」
ポーションによる回復が間に合っていないモーリスのおっさん。肩で息をしながらも先が見えてきたと笑みを向けてくる。
多勢に無勢。戦闘力も相手側の方が高いから私兵達はかなり疲弊しているね。
それでも耐えてもらわないといけないし、まだまだ励んでもらわないと。
ここの脅威を取り除けば、私兵にはお偉いさん達を製造所から避難させてもらいたい。
ルーフェンスさんが詰所に駆け込めば駐屯兵も直ぐに動いてくれるだろうから、製造所内の安全確保も難しくはないだろう。
タークさんも製造所の監視は強めているってことだったから、詰所にはかなりの部隊を配備してくれているだろうからね。
私兵だけでなく、この場で動ける面々にはもう一踏ん張りしてもらわないといけないが、もう一踏ん張りと俺が再度、口にしたところで疲れ切った返ししか出来ないだろうな。
違う内容を発する事で、疲弊を上回る闘志を与えないとね。
ここは彼の有名な武人からお言葉を引用させていただこう。
「私兵の方々、ロイル領商人の皆さん! 勝ちは見えてきております。見てください! 勝利の舞姫が貴方たちに肌をちらつかせていますよ!」
言えば皆して前線のベルへと目を向ける。
羽織で隠しながらも動く度に見える白い肌。
ハーレムパンツに入ったスリットからまろび出る太股。
それらを目に焼き付ければ、
「「「「うぉらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」」」」
雄叫びが大気を震わせる。
製造所どころかこのアサードアズ全体に轟く勢いだった。
その勢いのままに疲れ切っていた体で突撃していく様は勇猛果敢。
高い士気を維持させる事で兵を前線に留めるという用兵も学ばせてもらっております。
「お前は……」
「舞姫! これも勝利のためです! 舞姫の魅力を最大限に活用することで勝利を掴み取る! 戦場にて高い戦意を維持するためには必須なのです!」
「それらしい事を言うのならばもっと前に出るんだな。音頭取りならその責任を成せ!」
「言われずとも!」
ベルの肌を目にして士気が高くなるのは何も私兵や商人たちだけじゃないからね! 俺もだからね!
驀地から残火を振り、グロテスクな球体を斬り屠っていく。
俺の動きに呼応するのは俺を信頼してくれるジージー。
今まで以上に矢を放ち、ロングソードも併用しながら側面から俺に迫る敵を駆逐。
「どうしたガリオン。寄る年波には勝てないか?」
「煽るなよ小僧。この程度でへばるような歳じゃねえよ!」
俺へと返しながら繰り出すのは俺も以前に受けた、
「アンリッシュ・バラッジ!」
体に纏ったファースンを拳に集約してからの正拳突き。
ファースンにて留めたピリアを解き放つアンリッシュ。
今回使用したのは散弾タイプのバラッジ。
ピリアから成る無数の念弾とも言える攻撃が多数のアローンガットに撃ち込まれていく。
オレンジ色の念弾により蜂の巣状態となる標的。
黄色い体液を噴き出させながら五体を屠る。
「以前より威力が上がってる」
「当たり前だ。お前だけが成長しているわけじゃない」
「おっさんなのに伸びしろあるんだな」
「ふざけた事を言う。生きてる内は人間は常に成長するもんだ」
強面の筋肉男が含蓄深い事を言うってのも、
「アンバランスだな!」
残火にボドキン。
炎を纏った斬撃と内部攻撃の拳撃による連撃で二体を屠る。
一度の攻撃で同時処理するとなればガリオンに劣ってしまうね。
スプリームフォールを除けば、俺の攻撃って単体特化だよな。
多数を同時に掃討できるような技の習得も必須だな。
理想の斬撃以外にも課題は多い。
「やるじゃねえか新人――って言うべきなのか?」
「並の利器による一撃だと眼前のを倒せない実力ですからね。新人と呼んでくれてもいいですよ」
「装備からして明らかに新人ではないような気がするが……。俺の呼びやすいように呼ばせてもらうぞ」
「どうぞ」
優勢な状況にテンションが高いモーリスのおっさん。
おっさんが号令を出せば、各班の面子も喊声を上げておぞましい球体に突っ込んでいく。
――敵を屠りつつ全体を見渡す。
ベルがショートソードで軌跡を描き、一閃で屠る横ではガリオンが拳打を見舞っていく。
ジージーの一矢で四散。
使役するクレイマン――ノコノコ六体も大活躍。
俺のパーティーと比べれば見劣りはするものの、成金おっさん達がタゲ取りを繰り返し、隙を突いて私兵が仕留めるのも確実性が増してきた。
触手による攻撃を受ければ無理せずに後退。
ワックさんを中心とした回復担当がポーションを配る。
動きが見事にかみ合っており、こちらの戦線が崩れるということはない。
「兄ちゃん」
「遅かったなミルモン」
笛を吹いたら直ぐにでも俺の肩に戻るもんだと思っていたけども。
「その辺を一回りしてきたよ」
偵察をしてくれていたようだ。
「連中、まだまだ出てくるよ」
それは嫌な報告だな。
しかし出てくるとは?
「一体どこから出てくるんだ?」
「細長い円形の黒い穴から出てきてたよ」
――……。
「ジャンパーじゃねえか! それ何処に?」
「数カ所あったよ」
「マジか……」
そこからコイツ等が出てきてたのか。
どうりで際限なく現れてたわけだ。
――だがその先には――、
「ジャンパーは今どうなってるんだ?」
「閉じちゃったよ。だからここに報告に戻ってきたんだよ」
うん……。出来れば顕現している時に報告が欲しかったよ……。
どのみち、コイツ等を倒さないと安全は確保できないから行く事は出来ないけどさ。
それに朗報でもある。
「皆! もう一踏ん張りだ! 向こうはもう増援がないと考えていい!」
「そ、そりゃ最高の吉報だな……」
ポーションによる回復が間に合っていないモーリスのおっさん。肩で息をしながらも先が見えてきたと笑みを向けてくる。
多勢に無勢。戦闘力も相手側の方が高いから私兵達はかなり疲弊しているね。
それでも耐えてもらわないといけないし、まだまだ励んでもらわないと。
ここの脅威を取り除けば、私兵にはお偉いさん達を製造所から避難させてもらいたい。
ルーフェンスさんが詰所に駆け込めば駐屯兵も直ぐに動いてくれるだろうから、製造所内の安全確保も難しくはないだろう。
タークさんも製造所の監視は強めているってことだったから、詰所にはかなりの部隊を配備してくれているだろうからね。
私兵だけでなく、この場で動ける面々にはもう一踏ん張りしてもらわないといけないが、もう一踏ん張りと俺が再度、口にしたところで疲れ切った返ししか出来ないだろうな。
違う内容を発する事で、疲弊を上回る闘志を与えないとね。
ここは彼の有名な武人からお言葉を引用させていただこう。
「私兵の方々、ロイル領商人の皆さん! 勝ちは見えてきております。見てください! 勝利の舞姫が貴方たちに肌をちらつかせていますよ!」
言えば皆して前線のベルへと目を向ける。
羽織で隠しながらも動く度に見える白い肌。
ハーレムパンツに入ったスリットからまろび出る太股。
それらを目に焼き付ければ、
「「「「うぉらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」」」」
雄叫びが大気を震わせる。
製造所どころかこのアサードアズ全体に轟く勢いだった。
その勢いのままに疲れ切っていた体で突撃していく様は勇猛果敢。
高い士気を維持させる事で兵を前線に留めるという用兵も学ばせてもらっております。
「お前は……」
「舞姫! これも勝利のためです! 舞姫の魅力を最大限に活用することで勝利を掴み取る! 戦場にて高い戦意を維持するためには必須なのです!」
「それらしい事を言うのならばもっと前に出るんだな。音頭取りならその責任を成せ!」
「言われずとも!」
ベルの肌を目にして士気が高くなるのは何も私兵や商人たちだけじゃないからね! 俺もだからね!
驀地から残火を振り、グロテスクな球体を斬り屠っていく。
俺の動きに呼応するのは俺を信頼してくれるジージー。
今まで以上に矢を放ち、ロングソードも併用しながら側面から俺に迫る敵を駆逐。
「どうしたガリオン。寄る年波には勝てないか?」
「煽るなよ小僧。この程度でへばるような歳じゃねえよ!」
俺へと返しながら繰り出すのは俺も以前に受けた、
「アンリッシュ・バラッジ!」
体に纏ったファースンを拳に集約してからの正拳突き。
ファースンにて留めたピリアを解き放つアンリッシュ。
今回使用したのは散弾タイプのバラッジ。
ピリアから成る無数の念弾とも言える攻撃が多数のアローンガットに撃ち込まれていく。
オレンジ色の念弾により蜂の巣状態となる標的。
黄色い体液を噴き出させながら五体を屠る。
「以前より威力が上がってる」
「当たり前だ。お前だけが成長しているわけじゃない」
「おっさんなのに伸びしろあるんだな」
「ふざけた事を言う。生きてる内は人間は常に成長するもんだ」
強面の筋肉男が含蓄深い事を言うってのも、
「アンバランスだな!」
残火にボドキン。
炎を纏った斬撃と内部攻撃の拳撃による連撃で二体を屠る。
一度の攻撃で同時処理するとなればガリオンに劣ってしまうね。
スプリームフォールを除けば、俺の攻撃って単体特化だよな。
多数を同時に掃討できるような技の習得も必須だな。
理想の斬撃以外にも課題は多い。
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