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王都の休日・夜
PHASE-01
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――――――――、
長い……。
そらレインちゃんも夢の中に入って、文字通り夢中だろう。
見終わった方々の高揚感に染まった雑多な声を見送りながら、混雑を避けるために僕たちはしばらく席に座って待機した。
ケーシーさんは枕にされてしまったことで、どんどん広がっていくレインちゃんの涎による股間侵略に頭を抱えている。
腰になにか巻く物でもあればいいんだろうけど……、
――芝居が終わったから噴水周りの街灯の輝きも普段通りに戻り、明るい。この明るさだと間違いなく股間は目立つ。
笑ってしまうのも悪いので、夜空を見上げて誤魔化す。明かりが強いからか、星がよく見えないのが王都の空って感じだ。
王都の成り立ち、戦史学なんかで学んではいたけど、学舎でのことなんて卒業すれば忘れていくのも事実。
芝居を見ながら思っていたことは、仕事で出会ったきた方々の今との照らし合わせ。
不死王さんが、騎士団に耳を貸し、魔王との話の場を設けてあげたとか、昔からやっぱりいい方だったんだなと、芝居では演じられなかったけど、騎士団が訪れた時には、がっちり握手して、厚く――――というより、暑苦しく、熱くもてなしたんだろうな~。
あと、カグラさん。
芝居が歴史通りなら立会人なんだよな。
違反やらかした時に、大いに焦ったの頷ける。王都の方々に対しての謝罪行脚の背景を見たような気がした。
「マルケル様の葛藤が涙だよ」
ロールさんが、涙を流してる。こんな時に素早くハンカチを出せないのが僕のダメなとこだね。
女性の涙、即座にハンカチ。頭内でのイメージトレーニングを反芻、反芻。
「帰りましょう。暗いので送ります」
いくら、治安が行き届いてるとはいっても、ロールさんを暗がりの中、一人には出来ないからね。男らしいところを見せないと!
「晩飯、食ってけ」
立ち上がる僕たちに、ケーシーさんが見上げてくる。
瞳は強い眼力だ。
――――強いというか、ここで僕たちを逃がせないといった、ハンターのような瞳といった方が正しいかもしれない……。
まあ、理解はしてますよ。
――――――。
「悪いな」
僕とロールさん。ケーシーさんの前を横になって歩く。言わば壁役だ。股間の濡れた箇所が涎と理解していない人がそれを目にしたら完全に可哀想な目で見られてしまうからね。
「次、右に寄ってくれ」
街灯の光が出来るだけ届かない道通りを、後方からの指示に従いながら歩いて行く。
――――食堂に到着するや、ケーシーさん大急ぎでレインちゃんをベッドに寝かせて、ズボン履き替えてからの、
「またせたな」
発言。
夜の部を開始の合図である看板をだして、明かりを灯す。
看板名は【アペティート】
「迷惑かけたからな。奢りだ、好きなの食ってくれ」
やったね。夕食代が浮いた。浮いた分は貯金だ。
僕たちの席の位置取りは店の一番奥側。小さな食堂だからカウンター席しかない。ロールさんは一番奥。その横が僕、
「こんばんは」
看板に明かりが灯されて直ぐにお客さんが入ってきた。
繁華街の喧噪を忘れられるところにある大衆食堂は、騒がしさから抜け出してきた人たちの憩いの場だ。
次から次へと入ってくるお客さん。喧噪から抜け出ても、ここも直ぐに騒がしくなるけども、雑多のうるささではなく、気の合った人たちとの会話で騒ぐってのは違うようだ。
「美人がいるぞ」
「やだ~」
「お前じゃないよ」
「あー!」
ロールさんを目にしたお客さんの一人が大音声。
それに対して、夜から頑張る、胸元のはだけた服の女性が照れる。十分な美人さんなのに、否定で返したもんだから、男性は、途端にその女性に胸ぐらを掴まれている。
そんな光景。
まいどのなれ合いといった感じなんだろうけど、始めて来店したロールさんは今のところその波に乗り切れていない様子。
だからこそ、僕は一番奥の席に座らせたんだよね。あんまりかかわらせないようにするために。
「ピートの彼女か? 違うよな。彼女だったら、ぶっ飛ばすからな!」
すでに出来上がっている……。
目抜き通りから外れたところに骨董屋を開いている下っ腹が目立つブールさん。
注文する前から、何を頼むのか分かってるかのように出されたラム酒を、グイッとやりつつ難癖を付けてくる。
普段からこんな感じなので、難癖というより挨拶みたいなもの。
僕の部屋の食器類なんかは、ブールさんとこで安くで売ってもらっている。
「会社の先輩ですよ」
即答の僕。ロールさんに言われるとダメージが大きいから、それを少しでも最小限にするために自分から言った。
破滅の魔法。【ただの後輩】は回避だ。
――――空しいけどね……。
「ささ、美人様。私めの酒を」
「やだ~」
「だから、お前じゃないよ」
「あー!!」
同様のやり取りで、笑いを取っていくスタイルのようだ。
やり取りの間隙を縫って、〝ラム酒を美人さんに〟と、ケーシーさんにブールさんが一言。
奢ってあげようとしたものの、胸ぐらを掴まれて身動きのとれない男性が、間隙に対して、横からずるいと言い、それに対して、〝出来がわるくても拙速が大事よ〟と返している。
「飲めるの?」
ロールさんが下戸という可能性を考えてるのか? この客達は……、と、呆れながらケーシーさんが配慮の質問。
「問題ないですよ」
と、笑顔で返答。
出されたラム酒を手にして、
「いただきます」
笑顔でブールさんにグラスを見せて、クピクピ喉を動かして、一気に飲んでいく。
「いや、あのね……それ、ストレート……」
ブールさん。一気に飲むものじゃないんだけど、と、驚いていたけど、
「ふぅ」
艶っぽさが混ざった吐息を真横で聞く僕の鼓動は、まあ、それはそれは早くなる。
カウンターで覗き込む男性客の方々も、その仕草に心を奪われている。
ええい! 見るでない!
そして、次から次へと酒を奢ろうとするな!
――――ロールさんの前に酒が用意される。
「飲みたくないなら無理しなくて良いから」
なら、出さなければいいでしょうに!
ラム、アクアビット、ブランデー、シードルetc.......。
奢りすぎだよ! お馬鹿な常連の方々!
――――……。
「おいしいですね」
へっ……、とんでもないうわばみじゃないですか。平然と平らげてしまった。
ケーシーさん含め、唖然としている。
王都に途方もない酒豪がいることを、この食堂に集った者達は知ることになった――。
――――夜風が気持ちいい。お昼に食べ歩いたから、食堂では軽食ていどのオート―ミールですませた。
横を歩くロールさん。
足下はふらつくことなく、真っ直ぐそのもの。
「いや~楽しかったね。お祭り」
「ですね。来年も楽しみです」
夜道を美人様と歩けるのが、今日のメインイベントだったな。できればもっと歩きたいところだけど、ロールさんの多層型共同住宅に到着。
僕と違って、目抜き通りに沿っている庶民街の中でも比較的に地価の高いところ。
二年先輩なだけでそんなにも給金が違うのだろうか?
外壁は綺麗な白。
白を汚さないように、こまめに外壁の掃除がなされている。
管理者は相当な几帳面な方のようだ。
「ありがとう。送ってもらって」
いえいえ、とんでもない。毎日でもお送りしますよ。と、言えるくらいの胆力が欲しいものだ。
優しい笑顔で手を振って玄関の中へと消えていった。
これで、明日からも頑張れる! 笑顔で活力をいただいた。
「どんな仕事もドンとこい!」
朝からは城壁前で騒がしかったけども、総じてよい、休日だった。
長い……。
そらレインちゃんも夢の中に入って、文字通り夢中だろう。
見終わった方々の高揚感に染まった雑多な声を見送りながら、混雑を避けるために僕たちはしばらく席に座って待機した。
ケーシーさんは枕にされてしまったことで、どんどん広がっていくレインちゃんの涎による股間侵略に頭を抱えている。
腰になにか巻く物でもあればいいんだろうけど……、
――芝居が終わったから噴水周りの街灯の輝きも普段通りに戻り、明るい。この明るさだと間違いなく股間は目立つ。
笑ってしまうのも悪いので、夜空を見上げて誤魔化す。明かりが強いからか、星がよく見えないのが王都の空って感じだ。
王都の成り立ち、戦史学なんかで学んではいたけど、学舎でのことなんて卒業すれば忘れていくのも事実。
芝居を見ながら思っていたことは、仕事で出会ったきた方々の今との照らし合わせ。
不死王さんが、騎士団に耳を貸し、魔王との話の場を設けてあげたとか、昔からやっぱりいい方だったんだなと、芝居では演じられなかったけど、騎士団が訪れた時には、がっちり握手して、厚く――――というより、暑苦しく、熱くもてなしたんだろうな~。
あと、カグラさん。
芝居が歴史通りなら立会人なんだよな。
違反やらかした時に、大いに焦ったの頷ける。王都の方々に対しての謝罪行脚の背景を見たような気がした。
「マルケル様の葛藤が涙だよ」
ロールさんが、涙を流してる。こんな時に素早くハンカチを出せないのが僕のダメなとこだね。
女性の涙、即座にハンカチ。頭内でのイメージトレーニングを反芻、反芻。
「帰りましょう。暗いので送ります」
いくら、治安が行き届いてるとはいっても、ロールさんを暗がりの中、一人には出来ないからね。男らしいところを見せないと!
「晩飯、食ってけ」
立ち上がる僕たちに、ケーシーさんが見上げてくる。
瞳は強い眼力だ。
――――強いというか、ここで僕たちを逃がせないといった、ハンターのような瞳といった方が正しいかもしれない……。
まあ、理解はしてますよ。
――――――。
「悪いな」
僕とロールさん。ケーシーさんの前を横になって歩く。言わば壁役だ。股間の濡れた箇所が涎と理解していない人がそれを目にしたら完全に可哀想な目で見られてしまうからね。
「次、右に寄ってくれ」
街灯の光が出来るだけ届かない道通りを、後方からの指示に従いながら歩いて行く。
――――食堂に到着するや、ケーシーさん大急ぎでレインちゃんをベッドに寝かせて、ズボン履き替えてからの、
「またせたな」
発言。
夜の部を開始の合図である看板をだして、明かりを灯す。
看板名は【アペティート】
「迷惑かけたからな。奢りだ、好きなの食ってくれ」
やったね。夕食代が浮いた。浮いた分は貯金だ。
僕たちの席の位置取りは店の一番奥側。小さな食堂だからカウンター席しかない。ロールさんは一番奥。その横が僕、
「こんばんは」
看板に明かりが灯されて直ぐにお客さんが入ってきた。
繁華街の喧噪を忘れられるところにある大衆食堂は、騒がしさから抜け出してきた人たちの憩いの場だ。
次から次へと入ってくるお客さん。喧噪から抜け出ても、ここも直ぐに騒がしくなるけども、雑多のうるささではなく、気の合った人たちとの会話で騒ぐってのは違うようだ。
「美人がいるぞ」
「やだ~」
「お前じゃないよ」
「あー!」
ロールさんを目にしたお客さんの一人が大音声。
それに対して、夜から頑張る、胸元のはだけた服の女性が照れる。十分な美人さんなのに、否定で返したもんだから、男性は、途端にその女性に胸ぐらを掴まれている。
そんな光景。
まいどのなれ合いといった感じなんだろうけど、始めて来店したロールさんは今のところその波に乗り切れていない様子。
だからこそ、僕は一番奥の席に座らせたんだよね。あんまりかかわらせないようにするために。
「ピートの彼女か? 違うよな。彼女だったら、ぶっ飛ばすからな!」
すでに出来上がっている……。
目抜き通りから外れたところに骨董屋を開いている下っ腹が目立つブールさん。
注文する前から、何を頼むのか分かってるかのように出されたラム酒を、グイッとやりつつ難癖を付けてくる。
普段からこんな感じなので、難癖というより挨拶みたいなもの。
僕の部屋の食器類なんかは、ブールさんとこで安くで売ってもらっている。
「会社の先輩ですよ」
即答の僕。ロールさんに言われるとダメージが大きいから、それを少しでも最小限にするために自分から言った。
破滅の魔法。【ただの後輩】は回避だ。
――――空しいけどね……。
「ささ、美人様。私めの酒を」
「やだ~」
「だから、お前じゃないよ」
「あー!!」
同様のやり取りで、笑いを取っていくスタイルのようだ。
やり取りの間隙を縫って、〝ラム酒を美人さんに〟と、ケーシーさんにブールさんが一言。
奢ってあげようとしたものの、胸ぐらを掴まれて身動きのとれない男性が、間隙に対して、横からずるいと言い、それに対して、〝出来がわるくても拙速が大事よ〟と返している。
「飲めるの?」
ロールさんが下戸という可能性を考えてるのか? この客達は……、と、呆れながらケーシーさんが配慮の質問。
「問題ないですよ」
と、笑顔で返答。
出されたラム酒を手にして、
「いただきます」
笑顔でブールさんにグラスを見せて、クピクピ喉を動かして、一気に飲んでいく。
「いや、あのね……それ、ストレート……」
ブールさん。一気に飲むものじゃないんだけど、と、驚いていたけど、
「ふぅ」
艶っぽさが混ざった吐息を真横で聞く僕の鼓動は、まあ、それはそれは早くなる。
カウンターで覗き込む男性客の方々も、その仕草に心を奪われている。
ええい! 見るでない!
そして、次から次へと酒を奢ろうとするな!
――――ロールさんの前に酒が用意される。
「飲みたくないなら無理しなくて良いから」
なら、出さなければいいでしょうに!
ラム、アクアビット、ブランデー、シードルetc.......。
奢りすぎだよ! お馬鹿な常連の方々!
――――……。
「おいしいですね」
へっ……、とんでもないうわばみじゃないですか。平然と平らげてしまった。
ケーシーさん含め、唖然としている。
王都に途方もない酒豪がいることを、この食堂に集った者達は知ることになった――。
――――夜風が気持ちいい。お昼に食べ歩いたから、食堂では軽食ていどのオート―ミールですませた。
横を歩くロールさん。
足下はふらつくことなく、真っ直ぐそのもの。
「いや~楽しかったね。お祭り」
「ですね。来年も楽しみです」
夜道を美人様と歩けるのが、今日のメインイベントだったな。できればもっと歩きたいところだけど、ロールさんの多層型共同住宅に到着。
僕と違って、目抜き通りに沿っている庶民街の中でも比較的に地価の高いところ。
二年先輩なだけでそんなにも給金が違うのだろうか?
外壁は綺麗な白。
白を汚さないように、こまめに外壁の掃除がなされている。
管理者は相当な几帳面な方のようだ。
「ありがとう。送ってもらって」
いえいえ、とんでもない。毎日でもお送りしますよ。と、言えるくらいの胆力が欲しいものだ。
優しい笑顔で手を振って玄関の中へと消えていった。
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