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胎動
PHASE-09
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信徒の皆様は涙を流して大喜び。
そんな喜びの声の信徒たちに邪神は微笑んでいる。
ポージングはアレだけど……。
紫の長い髪に、銀色の瞳、蛇のような縦長な黒目。
姿は人間そのもの。まあ、神々が人間を作ったんだから、当たり前と言えば当たり前なんだろうけど。
「どうだ? そこな娘」
自分が男前なんだぞ。と、ばかりに、ロールさんに近づく。
「コホン」
と、咳払いを一つ行う。
なにか重大な発言があるのかと、皆で注視していると、
「お兄ちゃんもいいが、お兄様って呼んでみないか?」
なんだろう、まだ、ナルシスト発言の方が、ありがたかった……。
神託でもないアホな発言だけれども、グラドさん達は、折角、復活したのだから、お祝い的な物として一言お願いしますと、女神様に頼んでいます。
僕も整備長も、もうなにも言うことはない。ただ、侮蔑の視線を向けるだけになってしまった。
こんな神だけは信仰したくないね。
ロールさんが不憫でならないや……。
「お兄様」
「「ふぁ!?」」
言っちゃたよ。言っちゃたもんだから、侮蔑の視線の二人で素っ頓狂な声をシンクロさせてしまった。
「もう一回、もう一回」
おねだり発動!
ここに至ると、流石に信徒の方々も苦笑いですよ。
言われた当人は、諸手を天に突き上げて興奮して喜んでいる……。黒煙の時は、表情なんかのリアクションがなかったけども、声と動作が混ざると本当に気持ち悪いって思ってしまうよ。
「お兄様」
なんで、ロールさんは抵抗なく言えるのですか?
胆力が本当に図太いですね。
「甘美な響きだ。我はこんな風に呼ばれたかったのだ! なのに愚妹は一度も兄様と呼んではくれなかった」
「へ~じゃあ、どう呼んでもらってたんですか?」
まったく興味がなかったので、抑揚もなく、耳をほじりながら聞いてみた。
質問しただけ、ありがたいと思っていただきたいですな。
「これ、それ、あれ……」
――……、
まさかの指示代名詞ですか……。邪神、そんな扱いか……。意外にヘビーなものだった。
世界を制覇しかけた存在が指示代名詞か……。
発言を聞いた現在、苦笑いの信徒の方々も、流石に後退りしている。右肩下がりの信仰心。
これを機に改宗すれば良いと思う。
「世界を今一度、我が掌中に!」
「は、は~」
信徒さん達に号令を出してみるけど、気合いに満ちた邪神と違い、なんともやる気のないような返事だった。
「さあ、娘よ。いや、義妹よ、我と来るか? 世界を統治した暁には、三分の一をくれてやろう」
すげー剛気な話だ。この邪神が本当に世界取っちゃたら、ロールさん、一気に権力者だ。
「結構です」
バッサリとお断りだ。まったく興味ないようだ。
お兄様と呼んでもらったもんだから、もちろん付いてきてくれるだろうと、思ってたんだろうけど、予想外の発言だったから、肩を落として落ち込んでいる。
「困ったことがあったなら、助けてお兄様といってくれれば、地の果てからでも瞬時に駆けつけてやるからな」
項垂れた背を真っ直ぐにして、男前を維持するように伝えてる。食指と中指を立てての所作。
「では、パンゲア神。これより、第三の勢力として、覇権を争うでしょうが、くれぐれも――」
「分かっておる。ちゃんと条約は守ってやる。かわいい義妹の頼みなのだからな」
もう、ロールさんは義妹確定なんだね。邪神の義妹なんだから、女神認定不可避な状態になってしまっている。
「我が主も仰ってますが、困ったことがあれば言ってくだされ。全力でご助力いたします女神ロール様」
「女神とか困るんで……」
「いえいえ、女神様!」
グラドさん達は、ロールさんの生ける神格化を本気で目指そうとしているようだ。思っていた以上に、邪神が残念な感じだったからだろう。
トップがバカでも、二番手がしっかりしてくれていれば、何とかなると考えているのかも知れない。
ロールさんなら、邪神を御せる心強い存在と考えているようで、本気で招き入れたい感がひしひしと伝わってくる。
「と、とにかく、無理せず、一般の方に迷惑をかけずに励んでください」
流石に多くの信徒に言い寄られて、胆力も限界なのか、あっぷあっぷしているようで、ロールさんが困った表情を見せながら距離をとる。
「まかせるがいい」
銀の瞳をギラギラと輝かせる。野心に染まっているのだろうが、この邪神の野心って、もし成就しても、さほど一般人に害がないような……。
――――とはいえ、大昔は、相当の鮮血を流させていたんだろうから、やはり、警戒は必要だろう。
――しかし、この邪神が復活したというのに、その前に手を打つべく、行動に打って出なければならなかった二大勢力がなぜに動かなかったのか? いくら何でもこんなに簡単にいくもんかね?
僕たちに連絡が入ってる時点で、勇者ギルド、魔王軍にも連絡が行っているはずなんだけど、妨害っていったら野生のモンスターぐらいだったし。
名声ゲットのチャンスを棒に振るなんて――――。
復活後の、再封印の方がインパクトあると考えてるのかな?
僕も、こいつ大したことないぞ。名声獲得に動くのだ! って思ってたりもしたけどさ。
――でも邪神だよ。わざわざ、危ない橋渡るかな~。
――――謎だ。
この事はちゃんと、報告書にまとめないといけないなあ。
―――――――――うわ! まぶしっ!
明かりがあったとはいえ、地下空間から上部の神殿。――そして、外へと出ると、天然の明かりは僕たちの目を大いに眩ませる。
慣れてくると、照らしてくる夕日を目にすることが出来た。幻日の美しい夕日だ。乳白色の神殿と、湖。
歴史と、風景を照らしている。
「女神ロール様。我等はこれより、本山であるフロスト神殿へと戻ります」
「はい」
女神の部分は受け入れるんですね……。
折れちゃいましたね、ロールさん……。
「ぜひともご同行できませんか?」
「無理です」
「そうですか……」
グラドさん、どうしても諦められないのか、勧誘をしつこく行っている。
女神ロール様が確定してるし……。既成事実を作ろうとして躍起だ。
まあ、それでも、そこだけは譲れないと、すっぱり断るもんだから、観念したのか、肩を落として諦めてくれたようだ。
「先にも申しましたが、困ったことがあれば頼ってください」
この教団に、魔王軍。各方面から協力を行うという約束をいただいてる時点で、頑張れば僕たちが世界を統治出来るんじゃないだろうかと考えてしまう――。
――なんて、バカみたいな事を考えてしまった。条約の庇護の元のこと、なければただの人だしね~。平地、平地の人生が大事。
変な欲を抱いた自分を心底で戒める。
――――――。
流石は邪神と言うべきか、僕たちと信徒の方々の体を浮遊魔法で浮かせてくれる。
あっという間にパルパーナへと、到着。
団体さんが空中から現れたもんだから、住人に観光客にと、驚いた表情で僕たちを凝視する。
パルパーナ整備局前で、大地に足を置くと、アレイン局長が出迎えてくれていた。
――――その目で状況を確認の局長。その後、ちゃんと経緯を話して、邪神が復活したことを伝えた。
白群髪をギブゾンタックで整えているアレイン局長が邪神に挨拶すると、美人が好きなのだろう、邪神はウインクで返し、〝美しいな女よ〟と、口説き始めた。
恐怖の存在である邪神がこんなんだったからなのか、驚きよりも、呆れている感じが見て取れた。
――――。
黒煙から開放され、受肉に有頂天になっているようであったが、グラドさん達から説得を受けて、街中にいる美人さん達に片っ端から声を掛けるのを渋々と中断すると、
「では、また会おう! 我が義妹ロールよ」
へっ、僕たちにはなにもないのか――。別に良いけど。
この教団は前途多難だね。本気で改宗しちゃえ。
――――シスコン属性の邪神に引き連れられて、信徒さん達が宙に浮く。僕たちに別れの挨拶をしてくれる。
やはり、邪教徒とは思えない程に快活な声だ。
行きの道中でお世話になったハッタさんにお礼を言うと、諸手を大きく振って笑顔で別れの挨拶。
ハッタさんの笑顔を最後に、邪神と信徒さん達は空の彼方へと消えていった。
これから、どうなることやら…………。
そんな喜びの声の信徒たちに邪神は微笑んでいる。
ポージングはアレだけど……。
紫の長い髪に、銀色の瞳、蛇のような縦長な黒目。
姿は人間そのもの。まあ、神々が人間を作ったんだから、当たり前と言えば当たり前なんだろうけど。
「どうだ? そこな娘」
自分が男前なんだぞ。と、ばかりに、ロールさんに近づく。
「コホン」
と、咳払いを一つ行う。
なにか重大な発言があるのかと、皆で注視していると、
「お兄ちゃんもいいが、お兄様って呼んでみないか?」
なんだろう、まだ、ナルシスト発言の方が、ありがたかった……。
神託でもないアホな発言だけれども、グラドさん達は、折角、復活したのだから、お祝い的な物として一言お願いしますと、女神様に頼んでいます。
僕も整備長も、もうなにも言うことはない。ただ、侮蔑の視線を向けるだけになってしまった。
こんな神だけは信仰したくないね。
ロールさんが不憫でならないや……。
「お兄様」
「「ふぁ!?」」
言っちゃたよ。言っちゃたもんだから、侮蔑の視線の二人で素っ頓狂な声をシンクロさせてしまった。
「もう一回、もう一回」
おねだり発動!
ここに至ると、流石に信徒の方々も苦笑いですよ。
言われた当人は、諸手を天に突き上げて興奮して喜んでいる……。黒煙の時は、表情なんかのリアクションがなかったけども、声と動作が混ざると本当に気持ち悪いって思ってしまうよ。
「お兄様」
なんで、ロールさんは抵抗なく言えるのですか?
胆力が本当に図太いですね。
「甘美な響きだ。我はこんな風に呼ばれたかったのだ! なのに愚妹は一度も兄様と呼んではくれなかった」
「へ~じゃあ、どう呼んでもらってたんですか?」
まったく興味がなかったので、抑揚もなく、耳をほじりながら聞いてみた。
質問しただけ、ありがたいと思っていただきたいですな。
「これ、それ、あれ……」
――……、
まさかの指示代名詞ですか……。邪神、そんな扱いか……。意外にヘビーなものだった。
世界を制覇しかけた存在が指示代名詞か……。
発言を聞いた現在、苦笑いの信徒の方々も、流石に後退りしている。右肩下がりの信仰心。
これを機に改宗すれば良いと思う。
「世界を今一度、我が掌中に!」
「は、は~」
信徒さん達に号令を出してみるけど、気合いに満ちた邪神と違い、なんともやる気のないような返事だった。
「さあ、娘よ。いや、義妹よ、我と来るか? 世界を統治した暁には、三分の一をくれてやろう」
すげー剛気な話だ。この邪神が本当に世界取っちゃたら、ロールさん、一気に権力者だ。
「結構です」
バッサリとお断りだ。まったく興味ないようだ。
お兄様と呼んでもらったもんだから、もちろん付いてきてくれるだろうと、思ってたんだろうけど、予想外の発言だったから、肩を落として落ち込んでいる。
「困ったことがあったなら、助けてお兄様といってくれれば、地の果てからでも瞬時に駆けつけてやるからな」
項垂れた背を真っ直ぐにして、男前を維持するように伝えてる。食指と中指を立てての所作。
「では、パンゲア神。これより、第三の勢力として、覇権を争うでしょうが、くれぐれも――」
「分かっておる。ちゃんと条約は守ってやる。かわいい義妹の頼みなのだからな」
もう、ロールさんは義妹確定なんだね。邪神の義妹なんだから、女神認定不可避な状態になってしまっている。
「我が主も仰ってますが、困ったことがあれば言ってくだされ。全力でご助力いたします女神ロール様」
「女神とか困るんで……」
「いえいえ、女神様!」
グラドさん達は、ロールさんの生ける神格化を本気で目指そうとしているようだ。思っていた以上に、邪神が残念な感じだったからだろう。
トップがバカでも、二番手がしっかりしてくれていれば、何とかなると考えているのかも知れない。
ロールさんなら、邪神を御せる心強い存在と考えているようで、本気で招き入れたい感がひしひしと伝わってくる。
「と、とにかく、無理せず、一般の方に迷惑をかけずに励んでください」
流石に多くの信徒に言い寄られて、胆力も限界なのか、あっぷあっぷしているようで、ロールさんが困った表情を見せながら距離をとる。
「まかせるがいい」
銀の瞳をギラギラと輝かせる。野心に染まっているのだろうが、この邪神の野心って、もし成就しても、さほど一般人に害がないような……。
――――とはいえ、大昔は、相当の鮮血を流させていたんだろうから、やはり、警戒は必要だろう。
――しかし、この邪神が復活したというのに、その前に手を打つべく、行動に打って出なければならなかった二大勢力がなぜに動かなかったのか? いくら何でもこんなに簡単にいくもんかね?
僕たちに連絡が入ってる時点で、勇者ギルド、魔王軍にも連絡が行っているはずなんだけど、妨害っていったら野生のモンスターぐらいだったし。
名声ゲットのチャンスを棒に振るなんて――――。
復活後の、再封印の方がインパクトあると考えてるのかな?
僕も、こいつ大したことないぞ。名声獲得に動くのだ! って思ってたりもしたけどさ。
――でも邪神だよ。わざわざ、危ない橋渡るかな~。
――――謎だ。
この事はちゃんと、報告書にまとめないといけないなあ。
―――――――――うわ! まぶしっ!
明かりがあったとはいえ、地下空間から上部の神殿。――そして、外へと出ると、天然の明かりは僕たちの目を大いに眩ませる。
慣れてくると、照らしてくる夕日を目にすることが出来た。幻日の美しい夕日だ。乳白色の神殿と、湖。
歴史と、風景を照らしている。
「女神ロール様。我等はこれより、本山であるフロスト神殿へと戻ります」
「はい」
女神の部分は受け入れるんですね……。
折れちゃいましたね、ロールさん……。
「ぜひともご同行できませんか?」
「無理です」
「そうですか……」
グラドさん、どうしても諦められないのか、勧誘をしつこく行っている。
女神ロール様が確定してるし……。既成事実を作ろうとして躍起だ。
まあ、それでも、そこだけは譲れないと、すっぱり断るもんだから、観念したのか、肩を落として諦めてくれたようだ。
「先にも申しましたが、困ったことがあれば頼ってください」
この教団に、魔王軍。各方面から協力を行うという約束をいただいてる時点で、頑張れば僕たちが世界を統治出来るんじゃないだろうかと考えてしまう――。
――なんて、バカみたいな事を考えてしまった。条約の庇護の元のこと、なければただの人だしね~。平地、平地の人生が大事。
変な欲を抱いた自分を心底で戒める。
――――――。
流石は邪神と言うべきか、僕たちと信徒の方々の体を浮遊魔法で浮かせてくれる。
あっという間にパルパーナへと、到着。
団体さんが空中から現れたもんだから、住人に観光客にと、驚いた表情で僕たちを凝視する。
パルパーナ整備局前で、大地に足を置くと、アレイン局長が出迎えてくれていた。
――――その目で状況を確認の局長。その後、ちゃんと経緯を話して、邪神が復活したことを伝えた。
白群髪をギブゾンタックで整えているアレイン局長が邪神に挨拶すると、美人が好きなのだろう、邪神はウインクで返し、〝美しいな女よ〟と、口説き始めた。
恐怖の存在である邪神がこんなんだったからなのか、驚きよりも、呆れている感じが見て取れた。
――――。
黒煙から開放され、受肉に有頂天になっているようであったが、グラドさん達から説得を受けて、街中にいる美人さん達に片っ端から声を掛けるのを渋々と中断すると、
「では、また会おう! 我が義妹ロールよ」
へっ、僕たちにはなにもないのか――。別に良いけど。
この教団は前途多難だね。本気で改宗しちゃえ。
――――シスコン属性の邪神に引き連れられて、信徒さん達が宙に浮く。僕たちに別れの挨拶をしてくれる。
やはり、邪教徒とは思えない程に快活な声だ。
行きの道中でお世話になったハッタさんにお礼を言うと、諸手を大きく振って笑顔で別れの挨拶。
ハッタさんの笑顔を最後に、邪神と信徒さん達は空の彼方へと消えていった。
これから、どうなることやら…………。
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