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叙勲の日
PHASE-01
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――――。
市井は本日も大賑わい。でも、ピリピリとしたものを放っている方々もいて、殆どの通行人がそこに見えない壁でもあるかのようにして、避けて通っている。
「魔王軍幹部への叙勲、はんたぁぁぁぁぁぁい!」
「「「「反対、反対、反対、反対」」」」
なにやら、残念な活動家たちが一塊になって、拳を天に向けながらシュプレヒコールをあげている。
関わりたくない方々は、侮蔑な視線を向けつつ、足を進める。
迷惑をしているのは、その近くで街商を行っている旅商人の方。
くじで本日の場所がここになってしまい、近くで行われる活動のせいで、閑古鳥だ。
こめかみに血管を浮き上がらせて、怒りの視線。今にも、売っている家庭用の包丁を握りしめて、団体に襲いかかりそう。
「こういう時だけ、頑張るよな。コイツ等って」
僕の横で、葉煙草から紫煙を上げながら、団体を小馬鹿にしている整備長。
こういう手合いは、平穏無事な時には、正義面して活動を行い、有事になれば誰よりも速く、それこそ集った同胞を押し倒してでも一目散に逃げる連中だとまで言い放つ。
昔、何かあったのだろうか? と、思えるくらいに嫌悪感を抱いているようだ。
悪いけど、実際、整備長の考えには大いに頷ける。
中心にいる一段高い位置にいる代表的な人物は、反対を口にし、唱和で反対と続くと、何とも気持ちよさげな表情をしている。
まるで、自分がいま行っている行為は正しい。自分たちは正義だ。正当性となり得る、ありとあらゆる言葉がきっと、頭の中を占めているのだろうね。
妨害と言うほどの妨害でもなく、危害を周囲に与えないところが、ある意味、始末が悪い。
シュプレヒコールあげてるだけだから、言論を尊重する王様の下で働く兵隊さんも、警務局の方々も、強制的に排除する事が出来ない。
もし、暴れでもしたら、即座に兵隊さんは手にした盾で、警務局の方は腰に備えた、厚手の皮に詰められた砂鉄入りの打擲棒で拘束、しばきまわしてるだろう。
というか、そうなれ! って思ってる方も少なからずいるはずだ。
警務局のお一人が打擲棒にずっと手を掛けて睨み付けているのが、いい証拠だ。
大義を口にしているようで、実際は自己満足に浸っているだけのくだらない集団。というのが僕が活動家に抱く印象だ。
そんなに平和を望むなら、自ら戦地に赴けと言いたくなる。出来もしないで、蚊帳の外からだけ口を出す。だから、周囲の方々は貴方方に耳を貸そうともせず、見下した視線だけを送るんですよ。心に響いてこないからね!
うんざりとしたものを見せられながら、南門に立つ僕たち整備局員や、王都で働く方々。
もちろん、壌獣王のキドさんと、風雷王の、ちびっ子――、もとい、テトさんを迎えるためのものだ。
目上だけども、さん付けに抵抗があるよね。風雷王。
ただ、突っ立ってるのも暇なもの、周囲に目をやりつつ、普段との違いを見つけて暇つぶし。
二重の城門からなる壁上には通常の三倍ほどの兵隊さん。タレットの中でも、遠眼鏡で周囲をくまなく見回している。
装備も、通常使用のラウンドシールドである、取り回しのよいバックラーではなく、体全体を隠すような盾である、スクトゥムの使用率が高い。
防御重視で、二王に対する投擲物や、不審者の接近を遮る事を第一に考えた装備だ。
なので、腰にぶら下げた剣も普段とは違う。
バックラーの相棒であるロングソードではない。重量のあるスクトゥムなので、剣は幅広で、肉厚、短くて取り回しのよいグラディウス。
無論これを非戦闘員に振りかざす事はないだろうけども、視界に捕捉させる事で、よからぬ事を考えるなよ。と、暗に伝えている。
実際は、拘束術に特化した警務局の方々が振るう、打擲棒と関節技が、不審者を押さえ込むってところ。
目つきが鋭いからね。活動家たちも、反対とは口にしているけども、流石にそれ以上の事は出来なさそう。
市井に街商、その側にも歩哨の方が立っている。
店の中によからぬ者が潜んでいないか、徹底的だ。
――――なんだろう、大公様の存在を感じてしまうようなこの配置。もしかして――――、いるのか? いやないな。あの方は今では完全に、不死王さんの忠臣って豪語してるし、古都の政務で大忙しなはずだ。
けど、この配置の仕方は、古都に近いものがあるな…………。
「そう言えばよ、魔王軍への叙勲式だから、来賓として来てるらしいぞ…………大公様」
来てるんか~い。
冗談でしょ? と、返したかったけども、整備長の引きつった笑みからして、真実だな……。
おい、大公! やい、大公!! このままここに逃げ込めば、王様がどれだけ安堵すると思っている。
なにを、いとも容易く王都に来てるかね。
そんなに簡単に来れるなら、王族の方々は心痛めなくていいんだよ。
王族達を守るために、古都で死力をつくしたあんたの英雄譚は、白紙に戻せ!
信じられないよ。どんな神経してるんだよ。前王の王弟は……、
衝撃だろうね。不死王さんの代理で来たのが大公様なんて。叙勲式どころじゃないよ。前王の王弟が魔王軍の配下として参加するんだから。そっちの方が大きい話題だよ。
これを機に通貨を変えましょう。ノーモア、ギルダー。
僕たちの出張で、真実が公になったとはいえ、本当に大公様が魔王軍の下で働いているという現実を、直に目にしてしまったら、王族の方々は、どう思うんだろう。耳にするまでは、嘘であってくれ! みたいな思いもあっただろうけど、目にしたら、そんな思いが砕けるよね……。
ショックで寝込まなきゃいいけど……。
――僕の考え通り、この配置は、大公様が口出ししたそうだ。
いきなり、現れた大公様が指示を出すもんだから、皆、感動以上に、どうしていいか分からないまま、その指示に従ってしまったそうな。
心の収拾に時間を必要とした方々。お疲れ様です……。
そんな事を思っていると、二重からなる門が重々しい音と共に、地に振動を与えながら、やおら開いていく。
「おいでなさったか」
流石に葉煙草はまずいので、携帯灰皿にしまうと、直立の姿勢になる整備長。
スクトゥムをもった兵隊さん達が一斉に動き出し、大通りの道に沿うように立ち、周囲に圧力をかけはじめる。
――――。
門の近くから、拍手と歓声が聞こえてくると、それが徐々に僕たちのいる方に近づいてくる。
――普通に歩きなのか。
てっきり、瀟洒な馬車なんかに乗って、皆に手でも振りながら王都へと入ってくるのかと思っていたのに、僕たちと同じ目線の高さだ。
これじゃ、一般の方々は見えないよね……。
ただでさえスクトゥムで妨げられてるのにね。
これじゃ、本当にそこを歩いているのかどうかすら分からないよ。ってなりそうだ。
二王の姿を見たくて、わざわざ王都に赴いた方々もいるようだし。
「馬車を使用すると、見下して見る感じになるから、それを回避したのかな?」
なるほどロールさん。ちびっ子はともかく、キドさんならそう考えますよね。
僕たちは盾の壁の内側だから見る事も出来るけど、これ目的の方々は意地でも見たいようで、建物や木に登って見ている。
鈴生りの観衆に対応してもいいと思っているようで、二王は足を止めているけど、警務局の方が足を進めるように手を前に出して促している。
市井は本日も大賑わい。でも、ピリピリとしたものを放っている方々もいて、殆どの通行人がそこに見えない壁でもあるかのようにして、避けて通っている。
「魔王軍幹部への叙勲、はんたぁぁぁぁぁぁい!」
「「「「反対、反対、反対、反対」」」」
なにやら、残念な活動家たちが一塊になって、拳を天に向けながらシュプレヒコールをあげている。
関わりたくない方々は、侮蔑な視線を向けつつ、足を進める。
迷惑をしているのは、その近くで街商を行っている旅商人の方。
くじで本日の場所がここになってしまい、近くで行われる活動のせいで、閑古鳥だ。
こめかみに血管を浮き上がらせて、怒りの視線。今にも、売っている家庭用の包丁を握りしめて、団体に襲いかかりそう。
「こういう時だけ、頑張るよな。コイツ等って」
僕の横で、葉煙草から紫煙を上げながら、団体を小馬鹿にしている整備長。
こういう手合いは、平穏無事な時には、正義面して活動を行い、有事になれば誰よりも速く、それこそ集った同胞を押し倒してでも一目散に逃げる連中だとまで言い放つ。
昔、何かあったのだろうか? と、思えるくらいに嫌悪感を抱いているようだ。
悪いけど、実際、整備長の考えには大いに頷ける。
中心にいる一段高い位置にいる代表的な人物は、反対を口にし、唱和で反対と続くと、何とも気持ちよさげな表情をしている。
まるで、自分がいま行っている行為は正しい。自分たちは正義だ。正当性となり得る、ありとあらゆる言葉がきっと、頭の中を占めているのだろうね。
妨害と言うほどの妨害でもなく、危害を周囲に与えないところが、ある意味、始末が悪い。
シュプレヒコールあげてるだけだから、言論を尊重する王様の下で働く兵隊さんも、警務局の方々も、強制的に排除する事が出来ない。
もし、暴れでもしたら、即座に兵隊さんは手にした盾で、警務局の方は腰に備えた、厚手の皮に詰められた砂鉄入りの打擲棒で拘束、しばきまわしてるだろう。
というか、そうなれ! って思ってる方も少なからずいるはずだ。
警務局のお一人が打擲棒にずっと手を掛けて睨み付けているのが、いい証拠だ。
大義を口にしているようで、実際は自己満足に浸っているだけのくだらない集団。というのが僕が活動家に抱く印象だ。
そんなに平和を望むなら、自ら戦地に赴けと言いたくなる。出来もしないで、蚊帳の外からだけ口を出す。だから、周囲の方々は貴方方に耳を貸そうともせず、見下した視線だけを送るんですよ。心に響いてこないからね!
うんざりとしたものを見せられながら、南門に立つ僕たち整備局員や、王都で働く方々。
もちろん、壌獣王のキドさんと、風雷王の、ちびっ子――、もとい、テトさんを迎えるためのものだ。
目上だけども、さん付けに抵抗があるよね。風雷王。
ただ、突っ立ってるのも暇なもの、周囲に目をやりつつ、普段との違いを見つけて暇つぶし。
二重の城門からなる壁上には通常の三倍ほどの兵隊さん。タレットの中でも、遠眼鏡で周囲をくまなく見回している。
装備も、通常使用のラウンドシールドである、取り回しのよいバックラーではなく、体全体を隠すような盾である、スクトゥムの使用率が高い。
防御重視で、二王に対する投擲物や、不審者の接近を遮る事を第一に考えた装備だ。
なので、腰にぶら下げた剣も普段とは違う。
バックラーの相棒であるロングソードではない。重量のあるスクトゥムなので、剣は幅広で、肉厚、短くて取り回しのよいグラディウス。
無論これを非戦闘員に振りかざす事はないだろうけども、視界に捕捉させる事で、よからぬ事を考えるなよ。と、暗に伝えている。
実際は、拘束術に特化した警務局の方々が振るう、打擲棒と関節技が、不審者を押さえ込むってところ。
目つきが鋭いからね。活動家たちも、反対とは口にしているけども、流石にそれ以上の事は出来なさそう。
市井に街商、その側にも歩哨の方が立っている。
店の中によからぬ者が潜んでいないか、徹底的だ。
――――なんだろう、大公様の存在を感じてしまうようなこの配置。もしかして――――、いるのか? いやないな。あの方は今では完全に、不死王さんの忠臣って豪語してるし、古都の政務で大忙しなはずだ。
けど、この配置の仕方は、古都に近いものがあるな…………。
「そう言えばよ、魔王軍への叙勲式だから、来賓として来てるらしいぞ…………大公様」
来てるんか~い。
冗談でしょ? と、返したかったけども、整備長の引きつった笑みからして、真実だな……。
おい、大公! やい、大公!! このままここに逃げ込めば、王様がどれだけ安堵すると思っている。
なにを、いとも容易く王都に来てるかね。
そんなに簡単に来れるなら、王族の方々は心痛めなくていいんだよ。
王族達を守るために、古都で死力をつくしたあんたの英雄譚は、白紙に戻せ!
信じられないよ。どんな神経してるんだよ。前王の王弟は……、
衝撃だろうね。不死王さんの代理で来たのが大公様なんて。叙勲式どころじゃないよ。前王の王弟が魔王軍の配下として参加するんだから。そっちの方が大きい話題だよ。
これを機に通貨を変えましょう。ノーモア、ギルダー。
僕たちの出張で、真実が公になったとはいえ、本当に大公様が魔王軍の下で働いているという現実を、直に目にしてしまったら、王族の方々は、どう思うんだろう。耳にするまでは、嘘であってくれ! みたいな思いもあっただろうけど、目にしたら、そんな思いが砕けるよね……。
ショックで寝込まなきゃいいけど……。
――僕の考え通り、この配置は、大公様が口出ししたそうだ。
いきなり、現れた大公様が指示を出すもんだから、皆、感動以上に、どうしていいか分からないまま、その指示に従ってしまったそうな。
心の収拾に時間を必要とした方々。お疲れ様です……。
そんな事を思っていると、二重からなる門が重々しい音と共に、地に振動を与えながら、やおら開いていく。
「おいでなさったか」
流石に葉煙草はまずいので、携帯灰皿にしまうと、直立の姿勢になる整備長。
スクトゥムをもった兵隊さん達が一斉に動き出し、大通りの道に沿うように立ち、周囲に圧力をかけはじめる。
――――。
門の近くから、拍手と歓声が聞こえてくると、それが徐々に僕たちのいる方に近づいてくる。
――普通に歩きなのか。
てっきり、瀟洒な馬車なんかに乗って、皆に手でも振りながら王都へと入ってくるのかと思っていたのに、僕たちと同じ目線の高さだ。
これじゃ、一般の方々は見えないよね……。
ただでさえスクトゥムで妨げられてるのにね。
これじゃ、本当にそこを歩いているのかどうかすら分からないよ。ってなりそうだ。
二王の姿を見たくて、わざわざ王都に赴いた方々もいるようだし。
「馬車を使用すると、見下して見る感じになるから、それを回避したのかな?」
なるほどロールさん。ちびっ子はともかく、キドさんならそう考えますよね。
僕たちは盾の壁の内側だから見る事も出来るけど、これ目的の方々は意地でも見たいようで、建物や木に登って見ている。
鈴生りの観衆に対応してもいいと思っているようで、二王は足を止めているけど、警務局の方が足を進めるように手を前に出して促している。
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