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叙勲の日
PHASE-02
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キドさんの服装は、訓練の時の軍服ではなく、全身を青地のローブで包んだ姿だ。体のメリハリを拝む事が出来ないのが残念。
軍服の時の活発感は身を潜め、おしとやかなお姉様って感じ。
ちびっ子は――――、あれは、ねろとるな。
あやつ、僕には年上的な事を口にするくせに、真っ白のふかふかな服と、帽子を被っている。
しかも、帽子のデザインはファンシーな羊ときたもんだ。
寒くないだろう別に。なにをそんなモコモコな姿で出席しようとしてるんだよ。
完璧に可愛さアピールをねろとる。
――。
「おいおい……」
呆れるよ、急に宙に浮き上がり始めた。
その瞬間、黄色い歓声が上がった。
か~、満足そうに、笑顔で手を振ってさ。〝かわいい〟って声が方々からあがるよ。皆さん、容姿に騙されてはいけないですよ。
あれ、すっごく歳くってますから。
女性からの視線と、声をめいっぱい受けて、満足な表情のケサランパサラン。
「いい加減にしろ!」
折角のおしとやかさを台無しにしてしまう、キドさんのお怒りの声に、肩を竦めて首を左右に動かし、女性達に手を振ってから降りてきた。
「やあやあ、ご苦労様」
降りてくると、僕たちに労いの言葉をかけてくる。
黄色の歓声とは凄いもので、あえてそれを狙っていたのか。
まあ、それだけ自分の可愛さに自信があったのかな。
その可愛さアピールのおかげで、活動家たちの反対発言が、黄色い歓声を口にした方々にもみ消され、女性陣の圧に屈したのか、潮が引いたみたいに遙か後方へと追いやられた。
「ねえねえ、ロールお姉ちゃん」
お姉ちゃん!? ロールお姉ちゃんだと! 女性に対しては本当に姿形を武器にするね。
「どうかな? この服装。僕的にはありなんだけど」
二の句を継いで、返答を待つ時の瞳をキラキラと輝かせる姿は、屈託のない無邪気な少年そのものだよ。
「凄く似合ってますよ。可愛いです」
よせばいいのに、ロールさんはわざわざ回答すると、優しく、もふもふの帽子越しに頭を撫でている。
撫でられるのが嬉しくてたまらないようだな。
あげくには、ロールさんに整備局を辞めて、自分の所で働かないかとまで言ってくる始末。
なんか、それと似た事を言っていた、邪神という名のシスコンがいたな……。
全く前に進もうとせずにいるもんだから、警務局員の方が前に出した手が未だに空しく向けられ続けている。手を向ける方の、目の泳ぎ方は尋常ではない。
「いい加減にしないか、ここで止まっていては、何かあった時に周囲に迷惑がかかる」
もし、襲撃が行われれば、一般人に被害が出てしまう。キドさんそれを憂いて、ちびっ子の手を強引に引いて進ませる。
唇を尖らせて不服そうにしながらも、ようやく歩き出した生意気なケサランパサラン。
「護衛って、お一人に一人ですね」
キドさんの後ろには黒豹の獣人であるクラークさんが、出会った時と同じ、人間の筋肉をモチーフにした鎧を装備していて、ちびっ子の後ろには、パゼットさん辺りがお付きだと思ってたけど、別の女性が後ろに付いている。
周りに迷惑をかけていようとも、主の行動は正当化。そう思わせるように常に笑顔だ。長身の黒髪美人さんは、ちびっ子が歩き出すと、三歩下がった位置で後に続いている。
その後に続くのが、クエストを受けている方々。
目を光らせて、警戒を行っている。
漆黒の外骨格の鎧を纏った、サージャスさんの姿が見える。
僕と目が合うと、勇者から、女の子に戻って笑み与えてくれる。
「お前、なに? えらく高感度だな」
それだけ、協力しているからね。
「ふ~ん」
冷ややかな目を向けてくるのは、嫉妬してるからですか? ロールさん。僕はいつでもロールさんの事を受け入れる準備は出来てるんですけど。
モテ期が来まくってるなこれ。たまらないね。いい意味で。
一夫多妻を目指すために、公務員から、貴族にランクアップするために、頑張ってみようかな。平地の行き届いた人生から冒険してみようか。
外様でもいいから、貴族の方と親しくなって、養子になってからがスタートだな。
「トリップはそこまでだ、行くぞ」
せっかく、明るい多妻計画を考えていたのに、邪魔をするなんて罪ですよ、整備長。
大体、行くと言っても、城門から入って、堀前にある広場まででしょ。叙勲式自体は見れないわけだし、ゆっくりでいいじゃない。
――――。
まあ、この叙勲式のおかげで、本日の仕事はないも同じだけども、広場で何もせずに、ただ立って待つっていうのも暇をもてあますね。
整備長はさっそく、座れる場所を見つけると、腰を下ろして一服だ。局長も怒ればいいのにと思っていたけど、その局長もずっと立っているのが辛いようで、堀と城をつなぐ、古都にも勝るとも劣らない、というか、古都のを真似ている六連のアーチ橋。その橋の欄干に体を預けて、堀を泳ぐ魚を眺めていらっしゃる。
ロールさんも本を取り出して読み始めてるし。あれだね、のんびりと待ってていいんだね。
てっきり、終わるまでは列を乱さず整列で、不動のスタイルだと思ってたけども。
そう考えてたからね。肩すかし食らって、どうやって時間を潰そうかな~。と、手持ち無沙汰になってしまった。
ロールさんとお話って考えも、本を取り出した時点で出来なくなったし、風景を眺めて楽しむほど年も取ってないし、あ~早く食事会にならないかな。
叙勲式が終わると、城内の庭園で食事が振る舞われる。
僕たちも、参加出来るので、正直、それを待って、ここにいるといっても過言じゃない。
二人しかいないんだから、勲章なんて、ちゃっちゃと付けて、さっさと楽しもうよ。
――――あんまりにも暇なので、並んでいる人たちを数え始めてしまった…………。
――――――。
――――やっとこさだよ。
さっきまでいた広場から、橋を渡り、入城はせず、渡り終えたところで、右向け右。
城壁に沿って歩いて行き、庭園に誘導された。
流石は大陸の中心である城に設けられている庭園なだけあって、規格外の広さだ。
元々は森だったんだろうけども、それを切り倒して、庭を造り上げている。庭園外周は手つかずの森だ。
深く入り込んだら、間違いなく遭難してしまいそうだ。
池には噴水に、池にかけられた橋とガゼボ。
貴族関係だろう、遠目からでも分かる、シルクの高そうな服で庭を転げ回って、キャキャと声を上げているお子様たち。
僕たち場違いな場所にいるよね。
だからかな、それを悟ったように、ヒッコリー素材のグレーカラーつなぎを着ている僕たちと、同じ素材で出来た制服を着ている、この場に参加している公務員連中は、隅っこに一カ所に固まって、普段、口にする事が出来ないご馳走を口に運んでは、美味しいと、顔をほころばせて堪能している。
でも、大声では騒がない。
うるさい連中だと、貴族様たちの目くじらを立てさせるわけにはいかないからね、高貴な方々の顔を窺いながらの食事会だ。
それもあって、美味いけど、美味くないと言えば、嘘にならない。
折角の美味も、かたっ苦しい場所だと、その味を十二分に発揮出来ない。
庭園はこんなにも広く、貴族様とはかなりの距離があるのに、落ち着かない。
「おい、おまえ」
あん? なんだ? 甲高い声出しやがって。キッズ。
下の前歯が一本抜けていて、黒色の短パンをサスペンダーで固定して、純白の上着が土埃で汚れている、可愛げのない雅なお子様が、指呼の距離にて、仁王立ちで僕を指さしている。
軍服の時の活発感は身を潜め、おしとやかなお姉様って感じ。
ちびっ子は――――、あれは、ねろとるな。
あやつ、僕には年上的な事を口にするくせに、真っ白のふかふかな服と、帽子を被っている。
しかも、帽子のデザインはファンシーな羊ときたもんだ。
寒くないだろう別に。なにをそんなモコモコな姿で出席しようとしてるんだよ。
完璧に可愛さアピールをねろとる。
――。
「おいおい……」
呆れるよ、急に宙に浮き上がり始めた。
その瞬間、黄色い歓声が上がった。
か~、満足そうに、笑顔で手を振ってさ。〝かわいい〟って声が方々からあがるよ。皆さん、容姿に騙されてはいけないですよ。
あれ、すっごく歳くってますから。
女性からの視線と、声をめいっぱい受けて、満足な表情のケサランパサラン。
「いい加減にしろ!」
折角のおしとやかさを台無しにしてしまう、キドさんのお怒りの声に、肩を竦めて首を左右に動かし、女性達に手を振ってから降りてきた。
「やあやあ、ご苦労様」
降りてくると、僕たちに労いの言葉をかけてくる。
黄色の歓声とは凄いもので、あえてそれを狙っていたのか。
まあ、それだけ自分の可愛さに自信があったのかな。
その可愛さアピールのおかげで、活動家たちの反対発言が、黄色い歓声を口にした方々にもみ消され、女性陣の圧に屈したのか、潮が引いたみたいに遙か後方へと追いやられた。
「ねえねえ、ロールお姉ちゃん」
お姉ちゃん!? ロールお姉ちゃんだと! 女性に対しては本当に姿形を武器にするね。
「どうかな? この服装。僕的にはありなんだけど」
二の句を継いで、返答を待つ時の瞳をキラキラと輝かせる姿は、屈託のない無邪気な少年そのものだよ。
「凄く似合ってますよ。可愛いです」
よせばいいのに、ロールさんはわざわざ回答すると、優しく、もふもふの帽子越しに頭を撫でている。
撫でられるのが嬉しくてたまらないようだな。
あげくには、ロールさんに整備局を辞めて、自分の所で働かないかとまで言ってくる始末。
なんか、それと似た事を言っていた、邪神という名のシスコンがいたな……。
全く前に進もうとせずにいるもんだから、警務局員の方が前に出した手が未だに空しく向けられ続けている。手を向ける方の、目の泳ぎ方は尋常ではない。
「いい加減にしないか、ここで止まっていては、何かあった時に周囲に迷惑がかかる」
もし、襲撃が行われれば、一般人に被害が出てしまう。キドさんそれを憂いて、ちびっ子の手を強引に引いて進ませる。
唇を尖らせて不服そうにしながらも、ようやく歩き出した生意気なケサランパサラン。
「護衛って、お一人に一人ですね」
キドさんの後ろには黒豹の獣人であるクラークさんが、出会った時と同じ、人間の筋肉をモチーフにした鎧を装備していて、ちびっ子の後ろには、パゼットさん辺りがお付きだと思ってたけど、別の女性が後ろに付いている。
周りに迷惑をかけていようとも、主の行動は正当化。そう思わせるように常に笑顔だ。長身の黒髪美人さんは、ちびっ子が歩き出すと、三歩下がった位置で後に続いている。
その後に続くのが、クエストを受けている方々。
目を光らせて、警戒を行っている。
漆黒の外骨格の鎧を纏った、サージャスさんの姿が見える。
僕と目が合うと、勇者から、女の子に戻って笑み与えてくれる。
「お前、なに? えらく高感度だな」
それだけ、協力しているからね。
「ふ~ん」
冷ややかな目を向けてくるのは、嫉妬してるからですか? ロールさん。僕はいつでもロールさんの事を受け入れる準備は出来てるんですけど。
モテ期が来まくってるなこれ。たまらないね。いい意味で。
一夫多妻を目指すために、公務員から、貴族にランクアップするために、頑張ってみようかな。平地の行き届いた人生から冒険してみようか。
外様でもいいから、貴族の方と親しくなって、養子になってからがスタートだな。
「トリップはそこまでだ、行くぞ」
せっかく、明るい多妻計画を考えていたのに、邪魔をするなんて罪ですよ、整備長。
大体、行くと言っても、城門から入って、堀前にある広場まででしょ。叙勲式自体は見れないわけだし、ゆっくりでいいじゃない。
――――。
まあ、この叙勲式のおかげで、本日の仕事はないも同じだけども、広場で何もせずに、ただ立って待つっていうのも暇をもてあますね。
整備長はさっそく、座れる場所を見つけると、腰を下ろして一服だ。局長も怒ればいいのにと思っていたけど、その局長もずっと立っているのが辛いようで、堀と城をつなぐ、古都にも勝るとも劣らない、というか、古都のを真似ている六連のアーチ橋。その橋の欄干に体を預けて、堀を泳ぐ魚を眺めていらっしゃる。
ロールさんも本を取り出して読み始めてるし。あれだね、のんびりと待ってていいんだね。
てっきり、終わるまでは列を乱さず整列で、不動のスタイルだと思ってたけども。
そう考えてたからね。肩すかし食らって、どうやって時間を潰そうかな~。と、手持ち無沙汰になってしまった。
ロールさんとお話って考えも、本を取り出した時点で出来なくなったし、風景を眺めて楽しむほど年も取ってないし、あ~早く食事会にならないかな。
叙勲式が終わると、城内の庭園で食事が振る舞われる。
僕たちも、参加出来るので、正直、それを待って、ここにいるといっても過言じゃない。
二人しかいないんだから、勲章なんて、ちゃっちゃと付けて、さっさと楽しもうよ。
――――あんまりにも暇なので、並んでいる人たちを数え始めてしまった…………。
――――――。
――――やっとこさだよ。
さっきまでいた広場から、橋を渡り、入城はせず、渡り終えたところで、右向け右。
城壁に沿って歩いて行き、庭園に誘導された。
流石は大陸の中心である城に設けられている庭園なだけあって、規格外の広さだ。
元々は森だったんだろうけども、それを切り倒して、庭を造り上げている。庭園外周は手つかずの森だ。
深く入り込んだら、間違いなく遭難してしまいそうだ。
池には噴水に、池にかけられた橋とガゼボ。
貴族関係だろう、遠目からでも分かる、シルクの高そうな服で庭を転げ回って、キャキャと声を上げているお子様たち。
僕たち場違いな場所にいるよね。
だからかな、それを悟ったように、ヒッコリー素材のグレーカラーつなぎを着ている僕たちと、同じ素材で出来た制服を着ている、この場に参加している公務員連中は、隅っこに一カ所に固まって、普段、口にする事が出来ないご馳走を口に運んでは、美味しいと、顔をほころばせて堪能している。
でも、大声では騒がない。
うるさい連中だと、貴族様たちの目くじらを立てさせるわけにはいかないからね、高貴な方々の顔を窺いながらの食事会だ。
それもあって、美味いけど、美味くないと言えば、嘘にならない。
折角の美味も、かたっ苦しい場所だと、その味を十二分に発揮出来ない。
庭園はこんなにも広く、貴族様とはかなりの距離があるのに、落ち着かない。
「おい、おまえ」
あん? なんだ? 甲高い声出しやがって。キッズ。
下の前歯が一本抜けていて、黒色の短パンをサスペンダーで固定して、純白の上着が土埃で汚れている、可愛げのない雅なお子様が、指呼の距離にて、仁王立ちで僕を指さしている。
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