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PHASE-04
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「卸問屋にはどんな感じで赴いたんです? まさか、その恰好で?」
「まさか。旅の小売り業者っぽい風体で行きましたよ」
流石に、鎧姿で訪れたら警戒されるということで、旅商人の姿で、商品を見せてもらいたいという体で潜入したそうだ。
「でも、相手が玄人なら、フィットさんと握手した時、相手もフィットさんが玄人だと理解したんじゃ」
「その点は問題なく。私は元剣士と先に伝えてから対応しましたから。むしろ、その話しに対して、相手は乗る事もなかったから、余計に怪しくて」
【自分も元剣士や、戦士でした】って口にした方が、共通点もあって、好感が持てれば、商品の購入に繋がるからね。普通は前職を語るよね。
再就職として、ここで働いてると伝える事で、説得力も生まれるというもの。
その事には触れないで、そのまま話を続けたって事は、自分の前職を知られたくないって事かもしれない。
そもそも、前職とは限らないか。未だ現職とも考えられる。
少なからず、そういう対応なら、ラゴットは何かを隠していると考えるべき何だろうね。
そうなってくると、タリスマンを自分たちで製作しているってとこも怪しくなってくる。
製造技術の日も浅いから、失敗もあると言い訳も出来るはずなのに、その説明も行っていない。そもそもが、製造している事も秘匿している。
エルンさんが魔力の痕跡で知り得ただけだもんね。
商人としてのエルンさん達は、ラゴット製造と分かった上で、いくつかのタリスマンを何処の製造かと尋ねたら、クリネアなどの名を使ってきたそうだ。
自社制作とは一言も口にしなかったそうだ。
その時点で、完全に詐欺だ。
怪しいのではなく、確定している。
うん……、詐欺だねこれ…………。
「詐欺だから!」
なので、つい大声が出てしまった。
待合室から聞こえてきた僕の声で、職場がしじまに包まれた。
詐欺とかなんの話だよ? って感じになるからね。ごめんなさいね。
でもさ――――、この方々も悪いよ。
意味深に、怪しいだの企てるだのさ、詐欺だから。そこを先に言えと! このパーティーやっぱり駄目だ。
「落ち着いて下さい。確実な証拠を集めていくべきですよ」
いや、タリスマンの欠片が有るなら、チャントカウンター使えば良いじゃん。貸しましょうか? うちの埃かぶってるのを。
血眼に欠片集めた商人さん達に協力してもらえばいいじゃない。
「商人さん達は、対応に満足してるからね」
完全に包囲して、逃がさないようにしてから、一気に取り締まるのがいいとロールさん。
でもですよ、その間にも粗悪品は出回るわけだし。
粗悪品を商人に売りさばく。
ばれたら、謝罪と手厚い慰謝料。
だから、詐欺に合っていても寛容に許す。
でも、製造偽装だよ。商人さんだって信頼が欲しいでしょ。手を貸してくれますよ。
「泳がせるのも大事です」
相手は玄人の集まり、力で打って出られたら苦戦は必至。
その間に逃げられる可能性もある。
証拠を集めて、それで正式なクエストを立ち上げればいいとエルンさん。
「証拠なんて直ぐに出ますよ」
「出ないかも。エルンさんみたいに、タリスマンを試してみるって人ならともかく、試さないうちに購入する方もいるだろうし」
戦闘で使用したら、暴走ではなく、自分たちの落ち度で暴走させたとか思っちゃうと、販売していた商人さんに対して、苦情を言うという事も、頭の中からは排除されると推理するロールさん。
「それに、旅商人に限って売買をしているようですね」
確信を得たようで、フィットさんの発言にロールさんが得心いく表情になった。
これは僕でも分かる。
旅商人なら、普通に店を構えてる方々に比べて、そこで購入した方もクレームを言いたくても、その頃には、もう、そこでの街商は撤収されている。
商人さん達も、悪意をもってやってないから、後ろめたい事も感じずに、自然と商売も出来てるだろう。
もし、エルンさんが王都でタリスマンを試しに使用していなかったら、僕たちも、分からず終いだっただろう。
ロールさんがきちんと調べたから、あの時の旅商人の方、確かカタゴさんだったかな? あの人の無実を証明したから、ラゴットの怪しさに辿り着いた。
カタゴさんも、冤罪のまま身柄を確保されて、王都での売買権利も剥奪ってルートもあったかもしれない。
それらを発生させなかったのも、ロールさんの思慮深い対応が大きい。
「まさか。旅の小売り業者っぽい風体で行きましたよ」
流石に、鎧姿で訪れたら警戒されるということで、旅商人の姿で、商品を見せてもらいたいという体で潜入したそうだ。
「でも、相手が玄人なら、フィットさんと握手した時、相手もフィットさんが玄人だと理解したんじゃ」
「その点は問題なく。私は元剣士と先に伝えてから対応しましたから。むしろ、その話しに対して、相手は乗る事もなかったから、余計に怪しくて」
【自分も元剣士や、戦士でした】って口にした方が、共通点もあって、好感が持てれば、商品の購入に繋がるからね。普通は前職を語るよね。
再就職として、ここで働いてると伝える事で、説得力も生まれるというもの。
その事には触れないで、そのまま話を続けたって事は、自分の前職を知られたくないって事かもしれない。
そもそも、前職とは限らないか。未だ現職とも考えられる。
少なからず、そういう対応なら、ラゴットは何かを隠していると考えるべき何だろうね。
そうなってくると、タリスマンを自分たちで製作しているってとこも怪しくなってくる。
製造技術の日も浅いから、失敗もあると言い訳も出来るはずなのに、その説明も行っていない。そもそもが、製造している事も秘匿している。
エルンさんが魔力の痕跡で知り得ただけだもんね。
商人としてのエルンさん達は、ラゴット製造と分かった上で、いくつかのタリスマンを何処の製造かと尋ねたら、クリネアなどの名を使ってきたそうだ。
自社制作とは一言も口にしなかったそうだ。
その時点で、完全に詐欺だ。
怪しいのではなく、確定している。
うん……、詐欺だねこれ…………。
「詐欺だから!」
なので、つい大声が出てしまった。
待合室から聞こえてきた僕の声で、職場がしじまに包まれた。
詐欺とかなんの話だよ? って感じになるからね。ごめんなさいね。
でもさ――――、この方々も悪いよ。
意味深に、怪しいだの企てるだのさ、詐欺だから。そこを先に言えと! このパーティーやっぱり駄目だ。
「落ち着いて下さい。確実な証拠を集めていくべきですよ」
いや、タリスマンの欠片が有るなら、チャントカウンター使えば良いじゃん。貸しましょうか? うちの埃かぶってるのを。
血眼に欠片集めた商人さん達に協力してもらえばいいじゃない。
「商人さん達は、対応に満足してるからね」
完全に包囲して、逃がさないようにしてから、一気に取り締まるのがいいとロールさん。
でもですよ、その間にも粗悪品は出回るわけだし。
粗悪品を商人に売りさばく。
ばれたら、謝罪と手厚い慰謝料。
だから、詐欺に合っていても寛容に許す。
でも、製造偽装だよ。商人さんだって信頼が欲しいでしょ。手を貸してくれますよ。
「泳がせるのも大事です」
相手は玄人の集まり、力で打って出られたら苦戦は必至。
その間に逃げられる可能性もある。
証拠を集めて、それで正式なクエストを立ち上げればいいとエルンさん。
「証拠なんて直ぐに出ますよ」
「出ないかも。エルンさんみたいに、タリスマンを試してみるって人ならともかく、試さないうちに購入する方もいるだろうし」
戦闘で使用したら、暴走ではなく、自分たちの落ち度で暴走させたとか思っちゃうと、販売していた商人さんに対して、苦情を言うという事も、頭の中からは排除されると推理するロールさん。
「それに、旅商人に限って売買をしているようですね」
確信を得たようで、フィットさんの発言にロールさんが得心いく表情になった。
これは僕でも分かる。
旅商人なら、普通に店を構えてる方々に比べて、そこで購入した方もクレームを言いたくても、その頃には、もう、そこでの街商は撤収されている。
商人さん達も、悪意をもってやってないから、後ろめたい事も感じずに、自然と商売も出来てるだろう。
もし、エルンさんが王都でタリスマンを試しに使用していなかったら、僕たちも、分からず終いだっただろう。
ロールさんがきちんと調べたから、あの時の旅商人の方、確かカタゴさんだったかな? あの人の無実を証明したから、ラゴットの怪しさに辿り着いた。
カタゴさんも、冤罪のまま身柄を確保されて、王都での売買権利も剥奪ってルートもあったかもしれない。
それらを発生させなかったのも、ロールさんの思慮深い対応が大きい。
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