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トレジャーハントに挑む、三人の公務員
PHASE-09
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ビンゴだ。
セイロンさん属するバラクーダ。そして、ガリンペイロも化石を狙っているんだ。
でも、どうやって知った? 子爵様の下男のおっさんの話だと、トレジャーハンターは信頼できないから依頼は出していないと言っていた。
だけども、トレジャーハンターの中でも、最も信頼できない二つのギルドが入り込んでるぞ。
独占情報じゃないのか? ザルじゃないか……。
「では刃傷沙汰が起きていると?」
「見りゃ分かるだろ!」
あら、治療をしてもらってその態度。
お茶を手渡した時は会釈で返したくせに。
僕が年下だから横柄なのかな?
「じゃあ、人数は?」
今一度、質問。
「…………」
そっぽ向かれてしまった。
「ピート君は人数を聞いている。言葉、分かりますか?」
「分かったから。顔を近づけるなよ」
ゴートさんの圧には勝てないようだ。
僕だけ見下されているのは納得いかないけど、まあいいか。
――――バラクーダの参加人数は十三人。
急な情報として古龍の化石の情報が入ってきたそうで、王都近辺を根城にしている方々が先遣隊として動いているそうだ。
衝突したガリンペイロの方々も似たくらいの人数だったとの事。
「で、情報元は?」
質問すると、それに合わせてゴートさんが顔をセイロンさんに近づけるので、素直に答えてくれた。
――――上からの指示なだけで、情報源は聞いてないそうだ。
そして、本隊到着まで化石の防衛に成功したら、先遣隊の一人一人に百万ギルダーを支払うという太っ腹な報酬。
まったく、こっちはそんな報酬もなく命かけてるのにさ。
安定した給金をもらえるとはいえ、こういうのにはロマンを感じざるをえませんな。
いいな~、百万ギルダー。
そりゃ夢見て冒険者になりたがる人が多いのも頷ける。
命をかけるだけあって、見返りは大きいけどもさ、流石にここに挑むには報酬が安いような気もする。
ギルドだからってのもあるのかもしれないけど。
組織だから、上からの指示を素直に受けないといけないだろうし。
その辺は僕たち公務員と似てるな。
「なんで化石くらいでここまで躍起に?」
「知るかよ。古龍のやつだからだろ。価値なんて知らないけどよ」
曲がりなりにもトレジャーハンターなんだから、価値の有無くらいは最低限は理解していてほしいけどね。
で、化石が古龍だという情報もバラクーダは得ているのか……。
本当にザルな情報だよ。ノムロのおっさん!!
「どうします? ここに置いて、合流を待たせますか」
と、ゴートさん。
「勘弁してくれよ。俺、地図持ってないんだよ。迷ってたとこに、ここの明かりを見つけて助かったんだからよ。こんな最古参位がいるところに一人にしないでくれよ」
あら、先ほどまでは僕に対して横柄だったのに、ここにきて一人になるのは嫌だとばかりに僕の足に縋ってくるよ。【離せぃ下郎!】って言いたいシチュエーションだな。
置いていくなと言われても、この人といるのは正直なところメリットなんてないからな~。
目的地に着いた途端に態度を変えて、剣を向けられても困るし。
そもそも危険覚悟で来てるんでしょ? こうなる事も運命として受け入れるのも、トレジャーハンターとしての生き方ですよ。と、冷たくあしらってあげたいよ。
とはいえ、一人にするのも非人道的だし。セイロンさんが無事に戻った時に、公務員連中は――、みたいな事に尾ひれをつけられての流言を飛ばされるのも困る。
「ふむん」
ちょっと試してみよう。
「あの~この人の事をお願いできませんかね~。事が済み次第、この森からご退場でいいので」
僕の急な大音声に、一体、何事だと、ゴートさんが目を丸くする。
――――原生の木々の中のしじま。
やっぱり無理なのかな~。
博打なんだけどな。
と、思っていたら、ズンズンと、体に響く振動。
ゴクリと唾を飲んで、徐々に強くなる振動を伝えてくる方向に目を向ける。
草木をかきわけて現れたの存在。
「焔馬だ」
セイロンさん属するバラクーダ。そして、ガリンペイロも化石を狙っているんだ。
でも、どうやって知った? 子爵様の下男のおっさんの話だと、トレジャーハンターは信頼できないから依頼は出していないと言っていた。
だけども、トレジャーハンターの中でも、最も信頼できない二つのギルドが入り込んでるぞ。
独占情報じゃないのか? ザルじゃないか……。
「では刃傷沙汰が起きていると?」
「見りゃ分かるだろ!」
あら、治療をしてもらってその態度。
お茶を手渡した時は会釈で返したくせに。
僕が年下だから横柄なのかな?
「じゃあ、人数は?」
今一度、質問。
「…………」
そっぽ向かれてしまった。
「ピート君は人数を聞いている。言葉、分かりますか?」
「分かったから。顔を近づけるなよ」
ゴートさんの圧には勝てないようだ。
僕だけ見下されているのは納得いかないけど、まあいいか。
――――バラクーダの参加人数は十三人。
急な情報として古龍の化石の情報が入ってきたそうで、王都近辺を根城にしている方々が先遣隊として動いているそうだ。
衝突したガリンペイロの方々も似たくらいの人数だったとの事。
「で、情報元は?」
質問すると、それに合わせてゴートさんが顔をセイロンさんに近づけるので、素直に答えてくれた。
――――上からの指示なだけで、情報源は聞いてないそうだ。
そして、本隊到着まで化石の防衛に成功したら、先遣隊の一人一人に百万ギルダーを支払うという太っ腹な報酬。
まったく、こっちはそんな報酬もなく命かけてるのにさ。
安定した給金をもらえるとはいえ、こういうのにはロマンを感じざるをえませんな。
いいな~、百万ギルダー。
そりゃ夢見て冒険者になりたがる人が多いのも頷ける。
命をかけるだけあって、見返りは大きいけどもさ、流石にここに挑むには報酬が安いような気もする。
ギルドだからってのもあるのかもしれないけど。
組織だから、上からの指示を素直に受けないといけないだろうし。
その辺は僕たち公務員と似てるな。
「なんで化石くらいでここまで躍起に?」
「知るかよ。古龍のやつだからだろ。価値なんて知らないけどよ」
曲がりなりにもトレジャーハンターなんだから、価値の有無くらいは最低限は理解していてほしいけどね。
で、化石が古龍だという情報もバラクーダは得ているのか……。
本当にザルな情報だよ。ノムロのおっさん!!
「どうします? ここに置いて、合流を待たせますか」
と、ゴートさん。
「勘弁してくれよ。俺、地図持ってないんだよ。迷ってたとこに、ここの明かりを見つけて助かったんだからよ。こんな最古参位がいるところに一人にしないでくれよ」
あら、先ほどまでは僕に対して横柄だったのに、ここにきて一人になるのは嫌だとばかりに僕の足に縋ってくるよ。【離せぃ下郎!】って言いたいシチュエーションだな。
置いていくなと言われても、この人といるのは正直なところメリットなんてないからな~。
目的地に着いた途端に態度を変えて、剣を向けられても困るし。
そもそも危険覚悟で来てるんでしょ? こうなる事も運命として受け入れるのも、トレジャーハンターとしての生き方ですよ。と、冷たくあしらってあげたいよ。
とはいえ、一人にするのも非人道的だし。セイロンさんが無事に戻った時に、公務員連中は――、みたいな事に尾ひれをつけられての流言を飛ばされるのも困る。
「ふむん」
ちょっと試してみよう。
「あの~この人の事をお願いできませんかね~。事が済み次第、この森からご退場でいいので」
僕の急な大音声に、一体、何事だと、ゴートさんが目を丸くする。
――――原生の木々の中のしじま。
やっぱり無理なのかな~。
博打なんだけどな。
と、思っていたら、ズンズンと、体に響く振動。
ゴクリと唾を飲んで、徐々に強くなる振動を伝えてくる方向に目を向ける。
草木をかきわけて現れたの存在。
「焔馬だ」
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