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ウィザースプーン、ヴィン海域に行ったてよ
PHASE-07
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――――。
「皆、ご苦労だった。N が落とされた時は焦ったが、何とか五分まで戻したな」
「Rまで攻略できなかったけどな」
「仕方ねえよ。相手がAに裏取り仕掛けて来たからな。それを阻止できただけでも及第点だろう。マジでヒヤヒヤしたぜ。挟撃目的のこっちが挟撃されたら、目も当てられなかった」
僕は違う意味でヒヤヒヤしてたよ。下手したら、あの馬鹿でかい海龍の一撃で、光芒の上の世界に旅だってしまいそうだったからね。
夜になり、休戦状態の中で、嬉々として冒険者メンバーが語り合ってる。
会話には、本日も犠牲者が出たって内容も、当然、話題に上がっていた……。
仲間が亡くなったのに嬉々なんだよね。嬉々。
病んでるよ……。本当にここは病んでる人間の集まりだよ……。
でもって、マップを見させてもらったけどさ。Aって、僕のいた高台から目と鼻の先だよ! 冗談じゃないよ! そんな場所で大魔法なんて使用されてたら、本気でやばかったじゃないか!
「よし、何人か死んだが、明日もガンガン行こうぜ!」
本日の労いと、明日に向けての意気込みを述べ、木製のタンカードを掲げ、ナイゼルさんが音頭を取る。
タンカードから覗かせる泡。明日も戦闘にどっぷりだろうに、酒盛りをこれから楽しむんですね。
ナイゼルさんに遅れて、皆さんも手にしたタンカードを勢いよく掲げてる。
方々で、泡が宙を舞ってる。
「「「「ypaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!」」」」
――――なんて?
本当に、何なんだよここは! 楽しんでやがるよ!!
違うでしょ! ここは意気消沈しながらも、仇はとってやる! みたいな気概でしょ。気概。ヘラヘラ馬鹿みたいにガバガバと酒呑みやがって!
大口開いて骨付き肉を食らって、ビールでは満足できないのか、瓶から直接ぶどう酒をゴブゴブと豪快に、口からこぼしながら下品に呑んでる人もいる。
楽しみやがって! 戦いは遊びじゃないぞ。大事な事だから、これこそ三回言いたいもんだよ!
聞こえてくるのはゲヒャヒャヒャって野卑な笑い声だし。
ナイゼルさんと何人かは凛とした立ち振る舞いでもあるけど、殆どが野卑ですよ。
基本、無精髭だし、お風呂の文化がないのかなってくらいに汚れてるし、せめてその返り血みたいなのを拭け! こっちの気が滅入る。
――。
「ここは、野盗の砦なのか……」
酒盛りの光景を思い出しつつ独白。
昨日まではテントでの就寝だったけど、今晩は、タープの下で寝袋。野ざらしだよ。
野盗の砦じゃないよ。それ以下だよ…………。
帰りたい…………。
――――。
僕の心とは裏腹に、快晴だ。
どうせ直ぐに、雷やら、氷なんかが降ってくる乱痴気騒ぎな天候になるんだろうけどさ。
体はバキバキ。岩肌の上で寝袋とか、心もバキバキに折れそうだよ……。
「よう! 楽しんでるかい」
バシンッと背中に走る衝撃と共に、
「ぴょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ――――」
と、素っ頓狂な声を上げつつ、地面を勢いよく転がる僕。
あのさ……、貴方方のような冒険者が、加減も分からないままに、一般人の背中を叩くんじゃないよ。
息もろくに出来ないし、背後からの衝撃で、目玉が飛び出るかと思ったよ!
「悪い、悪い。あんた軽いな」
とても反省しているようには思えない謝罪内容だけども、強く出られない僕も僕だ。
ここは、僕たちサイドのルールが必ずしも通用するわけではない。
怒らせてしまうと、何をされるか分からないからな。
作り笑いでペコペコするだけさ……。
情けない……。
「俺はバロニアってんだ。よろしくな! 職業は戦士だ」
「どうも」
戦士? 今は侍職に戻ったけど、このむさいのと、つやつや総髪の黒髪が美しいフィットさんが同じ戦士職だったなんて信じたくないよ。
――……認めたくないよ。朝から夕餉の残りである、骨付き肉の骨をバリバリかみ砕いてるのと、一緒の職業だったなんて。
後、臭いよ……。体臭が半端じゃないよ。目に染みるよ……。
鎧下着が白ってのもいただけないよ。洗ってないのが分かるよ。
黄ばみ……。元々そんな色合いなの? って思えるくらいに、まだらの黄ばみだよ。どこでその迷彩は役に立つんですかね。
洗濯しろ! と、言ってやりたいけど。これ、洗えばボロボロに崩れていく運命だよ。
バロニアさん。あんたの生地――――、死んでるよ。
不浄なこの方の、何処かを褒めろってなると、清潔感が唯一ある坊主頭なところくらいだな。
「アンタに話しかけられて迷惑してるだろ。理解しなさい。その臭い体!」
お! これはなかなかに鼻の穴がぷくっと開いちゃう美人じゃないか。
ピンク色の臀部まで伸びたフィッシュボーン。毛先でまとめる黄色いリボンが、美人の中に、可愛らしさを覗かせている。
「皆、ご苦労だった。N が落とされた時は焦ったが、何とか五分まで戻したな」
「Rまで攻略できなかったけどな」
「仕方ねえよ。相手がAに裏取り仕掛けて来たからな。それを阻止できただけでも及第点だろう。マジでヒヤヒヤしたぜ。挟撃目的のこっちが挟撃されたら、目も当てられなかった」
僕は違う意味でヒヤヒヤしてたよ。下手したら、あの馬鹿でかい海龍の一撃で、光芒の上の世界に旅だってしまいそうだったからね。
夜になり、休戦状態の中で、嬉々として冒険者メンバーが語り合ってる。
会話には、本日も犠牲者が出たって内容も、当然、話題に上がっていた……。
仲間が亡くなったのに嬉々なんだよね。嬉々。
病んでるよ……。本当にここは病んでる人間の集まりだよ……。
でもって、マップを見させてもらったけどさ。Aって、僕のいた高台から目と鼻の先だよ! 冗談じゃないよ! そんな場所で大魔法なんて使用されてたら、本気でやばかったじゃないか!
「よし、何人か死んだが、明日もガンガン行こうぜ!」
本日の労いと、明日に向けての意気込みを述べ、木製のタンカードを掲げ、ナイゼルさんが音頭を取る。
タンカードから覗かせる泡。明日も戦闘にどっぷりだろうに、酒盛りをこれから楽しむんですね。
ナイゼルさんに遅れて、皆さんも手にしたタンカードを勢いよく掲げてる。
方々で、泡が宙を舞ってる。
「「「「ypaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!」」」」
――――なんて?
本当に、何なんだよここは! 楽しんでやがるよ!!
違うでしょ! ここは意気消沈しながらも、仇はとってやる! みたいな気概でしょ。気概。ヘラヘラ馬鹿みたいにガバガバと酒呑みやがって!
大口開いて骨付き肉を食らって、ビールでは満足できないのか、瓶から直接ぶどう酒をゴブゴブと豪快に、口からこぼしながら下品に呑んでる人もいる。
楽しみやがって! 戦いは遊びじゃないぞ。大事な事だから、これこそ三回言いたいもんだよ!
聞こえてくるのはゲヒャヒャヒャって野卑な笑い声だし。
ナイゼルさんと何人かは凛とした立ち振る舞いでもあるけど、殆どが野卑ですよ。
基本、無精髭だし、お風呂の文化がないのかなってくらいに汚れてるし、せめてその返り血みたいなのを拭け! こっちの気が滅入る。
――。
「ここは、野盗の砦なのか……」
酒盛りの光景を思い出しつつ独白。
昨日まではテントでの就寝だったけど、今晩は、タープの下で寝袋。野ざらしだよ。
野盗の砦じゃないよ。それ以下だよ…………。
帰りたい…………。
――――。
僕の心とは裏腹に、快晴だ。
どうせ直ぐに、雷やら、氷なんかが降ってくる乱痴気騒ぎな天候になるんだろうけどさ。
体はバキバキ。岩肌の上で寝袋とか、心もバキバキに折れそうだよ……。
「よう! 楽しんでるかい」
バシンッと背中に走る衝撃と共に、
「ぴょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ――――」
と、素っ頓狂な声を上げつつ、地面を勢いよく転がる僕。
あのさ……、貴方方のような冒険者が、加減も分からないままに、一般人の背中を叩くんじゃないよ。
息もろくに出来ないし、背後からの衝撃で、目玉が飛び出るかと思ったよ!
「悪い、悪い。あんた軽いな」
とても反省しているようには思えない謝罪内容だけども、強く出られない僕も僕だ。
ここは、僕たちサイドのルールが必ずしも通用するわけではない。
怒らせてしまうと、何をされるか分からないからな。
作り笑いでペコペコするだけさ……。
情けない……。
「俺はバロニアってんだ。よろしくな! 職業は戦士だ」
「どうも」
戦士? 今は侍職に戻ったけど、このむさいのと、つやつや総髪の黒髪が美しいフィットさんが同じ戦士職だったなんて信じたくないよ。
――……認めたくないよ。朝から夕餉の残りである、骨付き肉の骨をバリバリかみ砕いてるのと、一緒の職業だったなんて。
後、臭いよ……。体臭が半端じゃないよ。目に染みるよ……。
鎧下着が白ってのもいただけないよ。洗ってないのが分かるよ。
黄ばみ……。元々そんな色合いなの? って思えるくらいに、まだらの黄ばみだよ。どこでその迷彩は役に立つんですかね。
洗濯しろ! と、言ってやりたいけど。これ、洗えばボロボロに崩れていく運命だよ。
バロニアさん。あんたの生地――――、死んでるよ。
不浄なこの方の、何処かを褒めろってなると、清潔感が唯一ある坊主頭なところくらいだな。
「アンタに話しかけられて迷惑してるだろ。理解しなさい。その臭い体!」
お! これはなかなかに鼻の穴がぷくっと開いちゃう美人じゃないか。
ピンク色の臀部まで伸びたフィッシュボーン。毛先でまとめる黄色いリボンが、美人の中に、可愛らしさを覗かせている。
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