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レコンキスタ
PHASE-20
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「しかし、火龍の装備なのに、氷の使い手なんだな」
シュパーブ君もそこは気になるようだ。
本人は、氷の使い手だから、火龍も倒せるんだ。と、言っていたような記憶がある。
「こっちが有利で申し訳ないが、敗者の再戦だからな。そっちはハンデ背負ってもいいだろ?」
「構わないよ。それだけ貴男が、自分は弱いと認識してるのだから」
本当に、こういう時は刺々しい発言が多い。
ダイアンの渋面。
それと同時に双剣を交差させてサージャスさんに迫る。
「聖闘衣」
青いチャクラを身に纏い、足の自由を奪う氷をチャクラで破壊すれば、体勢を整える事をせず、そのままダイアンへと正面から挑む。
交差する二振りの剣の中心をピンポイントに穂先で突く。
「なんだその馬鹿高い技量は!」
点を突かれて双剣の構えが崩れる。
崩した次ぎに、穂先を地面に刺せば、そこを軸にして、柄を諸手で掴んだまま、蹴撃をダイアンへと見舞う。
「いって~」
軽い言い様。
ダメージは無いようだ。
瞬時にして、鎧の上に氷の膜を作り出していた。
「蹴りへのお返しだ」
サージャスさんが足を地面につけた途端、氷柱が地面から現れ、その中に閉じ込められた。
「前回は足だけを固めたが、今回の氷地走はガチ中のガチだからな。氷の芸術が出来上がったぜ。美少女勇者のだから、変態たちが喜んで買うかもな」
「――――ボクを買うのは高いよ。違反金が未だに一億ギルダーを超えてるから」
「そりゃすげえ…………」
他愛なく封じられた氷を破壊して出て来るサージャスさんに驚くよりも、違反金額の多さに驚いていた。
「まったくなっちゃいない。固めたら、間髪入れずに砕く。このコンボが鉄板だろう」
「ヴィン海域の流儀なんかいらない。見てる人のトラウマになるから」
「そうか?」
そうだよ。大体シュパーブ君の内容の通りになったら、サージャスさんが粉々になるだろうが!
「まったく、魔法も使わないでこれだからな~。大した勇者様だよ!」
語末が力強くなり、同時に剣を振れば、氷塊が出現して放たれる。
人の頭ほどある物が、轟音と共に飛ぶ。当たればその部分の骨が砕けそうだ。
「せい!」
願望破壊の乙女が氷塊を砕く。綺麗な氷の粒子がキラキラと舞い散る。
「そらそら!」
お構いなしにダイアンが氷塊を放ち続ければ、受けて立つとばかりに全てを粉々にする。
――……寒いんだけど。
気温が一気に下がった。
周囲で戦う冒険者の方々も、時折ブルリと震えている。
よく見れば、サージャスさんの黒い鎧に霜が付いてる。
綺麗で長い睫毛も凍ってきてるし、吐く息も白い。
「もっと寒くしてやる」
「ボクは北国の生まれでもないから、これ以上はお断りしたいかな」
魔法が使えれば、炎熱系なんかで対応するんだろうけども、出来ない以上、辛いよね。
「サージャス!」
慌てた声で近づいてくるドレークさん。
慌てるのも無理はない。
サージャスさんがダイアンに集中すれば、捷利嚮導の乙女の動きが止められなくなる。
再び振るわれる拳が地面に触れれば、大きな揺れと衝撃で、土埃が舞い、人も舞う。
「くっ!」
眼界の脅威に対処しようとすれば、
「行かせねえよ!」
と、ダイアンの追撃。
双剣が冷気を纏い、薄氷がパラパラと剣から剥がれていく。
「氷結女王」
唱えると、一帯の冷気が具現化するように、無数の氷塊となって現れる。
先ほどまでの氷塊と違い、刺々しい、ウニのような氷塊。
サージャスさんを完全に包囲してしまった。
シュパーブ君もそこは気になるようだ。
本人は、氷の使い手だから、火龍も倒せるんだ。と、言っていたような記憶がある。
「こっちが有利で申し訳ないが、敗者の再戦だからな。そっちはハンデ背負ってもいいだろ?」
「構わないよ。それだけ貴男が、自分は弱いと認識してるのだから」
本当に、こういう時は刺々しい発言が多い。
ダイアンの渋面。
それと同時に双剣を交差させてサージャスさんに迫る。
「聖闘衣」
青いチャクラを身に纏い、足の自由を奪う氷をチャクラで破壊すれば、体勢を整える事をせず、そのままダイアンへと正面から挑む。
交差する二振りの剣の中心をピンポイントに穂先で突く。
「なんだその馬鹿高い技量は!」
点を突かれて双剣の構えが崩れる。
崩した次ぎに、穂先を地面に刺せば、そこを軸にして、柄を諸手で掴んだまま、蹴撃をダイアンへと見舞う。
「いって~」
軽い言い様。
ダメージは無いようだ。
瞬時にして、鎧の上に氷の膜を作り出していた。
「蹴りへのお返しだ」
サージャスさんが足を地面につけた途端、氷柱が地面から現れ、その中に閉じ込められた。
「前回は足だけを固めたが、今回の氷地走はガチ中のガチだからな。氷の芸術が出来上がったぜ。美少女勇者のだから、変態たちが喜んで買うかもな」
「――――ボクを買うのは高いよ。違反金が未だに一億ギルダーを超えてるから」
「そりゃすげえ…………」
他愛なく封じられた氷を破壊して出て来るサージャスさんに驚くよりも、違反金額の多さに驚いていた。
「まったくなっちゃいない。固めたら、間髪入れずに砕く。このコンボが鉄板だろう」
「ヴィン海域の流儀なんかいらない。見てる人のトラウマになるから」
「そうか?」
そうだよ。大体シュパーブ君の内容の通りになったら、サージャスさんが粉々になるだろうが!
「まったく、魔法も使わないでこれだからな~。大した勇者様だよ!」
語末が力強くなり、同時に剣を振れば、氷塊が出現して放たれる。
人の頭ほどある物が、轟音と共に飛ぶ。当たればその部分の骨が砕けそうだ。
「せい!」
願望破壊の乙女が氷塊を砕く。綺麗な氷の粒子がキラキラと舞い散る。
「そらそら!」
お構いなしにダイアンが氷塊を放ち続ければ、受けて立つとばかりに全てを粉々にする。
――……寒いんだけど。
気温が一気に下がった。
周囲で戦う冒険者の方々も、時折ブルリと震えている。
よく見れば、サージャスさんの黒い鎧に霜が付いてる。
綺麗で長い睫毛も凍ってきてるし、吐く息も白い。
「もっと寒くしてやる」
「ボクは北国の生まれでもないから、これ以上はお断りしたいかな」
魔法が使えれば、炎熱系なんかで対応するんだろうけども、出来ない以上、辛いよね。
「サージャス!」
慌てた声で近づいてくるドレークさん。
慌てるのも無理はない。
サージャスさんがダイアンに集中すれば、捷利嚮導の乙女の動きが止められなくなる。
再び振るわれる拳が地面に触れれば、大きな揺れと衝撃で、土埃が舞い、人も舞う。
「くっ!」
眼界の脅威に対処しようとすれば、
「行かせねえよ!」
と、ダイアンの追撃。
双剣が冷気を纏い、薄氷がパラパラと剣から剥がれていく。
「氷結女王」
唱えると、一帯の冷気が具現化するように、無数の氷塊となって現れる。
先ほどまでの氷塊と違い、刺々しい、ウニのような氷塊。
サージャスさんを完全に包囲してしまった。
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