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レコンキスタ
PHASE-29
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――。
造りはシンプルだな。
同じハッチに、同じ色味の通路。
シンプル故に、慣れないと迷いそうな造りだ。
実際、ここの連中も迷ってたりするのかもしれない。
決して広いって訳じゃないけども、交差した道が出て来ると、マーキングしとかないと難しいね。
体感的に、捷利嚮導の乙女のみぞおち部分くらいまでは移動してると思うんだけども――――。
「ぬ!」
いた! いたぞ!
さっきのお馬鹿たちの会話が、本当にありがたい。
二人いる。
おそらくあれがダイアンの部下だ。
装備がさっきのやつらと違って、整っている。
金属製の鎧は、深紅なカラーリング。
ダイアンに対する憧れが窺える。
あいつらをダウンさせれば、その先にカグラさんがいる。案外、簡単に来られたな。
――とか口にしちゃうと、ピンチになりそうだから、口には出さないでおこう。
ここは確実に行きたいので、不意打ちに限る。まずはスタン弾を選択。
撃鉄をゆっくりと起こしてから、のぞき込み。
ふう……。カチンって音がなるだけでも緊張する。
まずは銃床のついた方で――――、
渇いた音が響けば一人はダウンだ。やったぜ!
あと一人。
「貴様!」
動きが速い! もう一丁で狙いを定めてから――――、撃つ!
「あ、外した!」
焦らずに、落ち着いて装填と心で念じて、中折れから、排莢、装填。
「死ね!」
やめろ! 死ねなんて言葉を簡単に使うんじゃない!
ここは攻撃用のやつで一気に戦闘不能に!
――――ダァァン!
「ギャ!」
あ……。
意外に威力の強い。
撃った瞬間、銃口から電撃がジグザグに動きなが直撃。
当たった人物は、プスプスと煙を上げて前のめりだ。
危険と感じて選択したが、試し撃ちの経験がないのは、やはり使うべきではなかったか。
どうしよう……。
えっと……。死んでないよね? いやだよ。人を殺めるなんて。
――――恐る恐る、銃で突いてみても反応はない。
大丈夫だろうか。鎧のせいで、呼吸による体の膨らみも確認できないし。
意を決して触れる。死んだふりだったら僕の命が奪われてしまう可能性もあるから、ここは賭だった。
触れても反応がないので、仰向けにしてみれば、白目を剥いていた。
口元に手を当てて――――、安堵する。
「息はある」
流石に接近を許しそうになると焦ったな。
ちゃんと弾を確認しないで撃つとか、馬鹿なことをしてしまった。
火球クラスのつもりだったのに……。
これが大魔法だったら、どえらいことになってたな。
だが、難所は攻略したぞ。
二人が立っていた所まで移動すれば、ドアが現れる。
デザイン的に各所を区切るドアに似ていた。
となれば、この先が動力室か。
ただ、今までのハンドル式とは違い、見るからに重厚さが伝わってくる作りのドア。
ハンドルを回すだけではないようだ。
まずはそのハンドルを引っ張り出さないといけない。
――。
「はぁはぁ……。ふん! んぎぎぎぎ――――」
なんだこの馬鹿に硬いのは!
バー状のハンドルを引っ張り出そうと懸命になって引っ張るけども、びくともしない……。
ここにきて最大の敵、バー状のハンドルと対面してしまった。
「動けぇぇぇぇぇ」
今の僕の顔は間違いなく真っ赤だ。
頭の血管が切れそうだ。
諸手だけでなく、両足も床から離してドアに沿わせる。
「ダァァァァクッソ!」
ここにきてコレかよ!
頭にきたのでハンドルに掌底を見舞う。
パンチじゃないのがヘタレなところ。
パンチと違って掌底はあんまり痛くないから。
なんて、思っていたら。
「お?」
ハンドルがせり上がった。
「ア~ハン?」
これはもしかして……。
ハンドルを今度は押してみる。
カチャリと音を立てて、くぼみに収まる。
もう一度押してみれば、くぼみからせり上がってくる。
「…………そういうタイプね。はいはい」
とりあえず周囲を見るよね。
今までのお馬鹿な行動が、誰にも見られていないかを確認するよね。
出てきたハンドルを回せば簡単に可動する。
さっきまで必死になってたのが嘘みたいに、簡単にハンドルが動く……。
またも顔真っ赤ですよ。
渾身の力を出したとかじゃなく、恥ずかしさからの顔真っ赤ですよ。
造りはシンプルだな。
同じハッチに、同じ色味の通路。
シンプル故に、慣れないと迷いそうな造りだ。
実際、ここの連中も迷ってたりするのかもしれない。
決して広いって訳じゃないけども、交差した道が出て来ると、マーキングしとかないと難しいね。
体感的に、捷利嚮導の乙女のみぞおち部分くらいまでは移動してると思うんだけども――――。
「ぬ!」
いた! いたぞ!
さっきのお馬鹿たちの会話が、本当にありがたい。
二人いる。
おそらくあれがダイアンの部下だ。
装備がさっきのやつらと違って、整っている。
金属製の鎧は、深紅なカラーリング。
ダイアンに対する憧れが窺える。
あいつらをダウンさせれば、その先にカグラさんがいる。案外、簡単に来られたな。
――とか口にしちゃうと、ピンチになりそうだから、口には出さないでおこう。
ここは確実に行きたいので、不意打ちに限る。まずはスタン弾を選択。
撃鉄をゆっくりと起こしてから、のぞき込み。
ふう……。カチンって音がなるだけでも緊張する。
まずは銃床のついた方で――――、
渇いた音が響けば一人はダウンだ。やったぜ!
あと一人。
「貴様!」
動きが速い! もう一丁で狙いを定めてから――――、撃つ!
「あ、外した!」
焦らずに、落ち着いて装填と心で念じて、中折れから、排莢、装填。
「死ね!」
やめろ! 死ねなんて言葉を簡単に使うんじゃない!
ここは攻撃用のやつで一気に戦闘不能に!
――――ダァァン!
「ギャ!」
あ……。
意外に威力の強い。
撃った瞬間、銃口から電撃がジグザグに動きなが直撃。
当たった人物は、プスプスと煙を上げて前のめりだ。
危険と感じて選択したが、試し撃ちの経験がないのは、やはり使うべきではなかったか。
どうしよう……。
えっと……。死んでないよね? いやだよ。人を殺めるなんて。
――――恐る恐る、銃で突いてみても反応はない。
大丈夫だろうか。鎧のせいで、呼吸による体の膨らみも確認できないし。
意を決して触れる。死んだふりだったら僕の命が奪われてしまう可能性もあるから、ここは賭だった。
触れても反応がないので、仰向けにしてみれば、白目を剥いていた。
口元に手を当てて――――、安堵する。
「息はある」
流石に接近を許しそうになると焦ったな。
ちゃんと弾を確認しないで撃つとか、馬鹿なことをしてしまった。
火球クラスのつもりだったのに……。
これが大魔法だったら、どえらいことになってたな。
だが、難所は攻略したぞ。
二人が立っていた所まで移動すれば、ドアが現れる。
デザイン的に各所を区切るドアに似ていた。
となれば、この先が動力室か。
ただ、今までのハンドル式とは違い、見るからに重厚さが伝わってくる作りのドア。
ハンドルを回すだけではないようだ。
まずはそのハンドルを引っ張り出さないといけない。
――。
「はぁはぁ……。ふん! んぎぎぎぎ――――」
なんだこの馬鹿に硬いのは!
バー状のハンドルを引っ張り出そうと懸命になって引っ張るけども、びくともしない……。
ここにきて最大の敵、バー状のハンドルと対面してしまった。
「動けぇぇぇぇぇ」
今の僕の顔は間違いなく真っ赤だ。
頭の血管が切れそうだ。
諸手だけでなく、両足も床から離してドアに沿わせる。
「ダァァァァクッソ!」
ここにきてコレかよ!
頭にきたのでハンドルに掌底を見舞う。
パンチじゃないのがヘタレなところ。
パンチと違って掌底はあんまり痛くないから。
なんて、思っていたら。
「お?」
ハンドルがせり上がった。
「ア~ハン?」
これはもしかして……。
ハンドルを今度は押してみる。
カチャリと音を立てて、くぼみに収まる。
もう一度押してみれば、くぼみからせり上がってくる。
「…………そういうタイプね。はいはい」
とりあえず周囲を見るよね。
今までのお馬鹿な行動が、誰にも見られていないかを確認するよね。
出てきたハンドルを回せば簡単に可動する。
さっきまで必死になってたのが嘘みたいに、簡単にハンドルが動く……。
またも顔真っ赤ですよ。
渾身の力を出したとかじゃなく、恥ずかしさからの顔真っ赤ですよ。
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