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レコンキスタ
PHASE-28
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現在がうなじ辺りだとすると、この階段で胸部分に移動出来るのかな?
――――揺れで足を滑らせないように、手すりをしっかりと握って下りていく。
下りた先も同じような白亜な作りだけども、胸部分はうなじ部分と違って、通路も広くなっている。
――……ふう……。
いるな~……。
やはり、警護はいるよな。
ヘルムが内部に入り込んでいる時点で、それを守るのもいて当然か。
立哨とはほど遠いけども。
お世辞にも守護って感じじゃないな。
角から窺うことが出来る。
壁に体重を預けて、しゃがんでお喋りしているのが三人。
馬鹿みたいに大声で喋ってるから、こっちが先に捕捉する事が出来た。
こういう緊迫した状況下で、この緊張感の無さから、予備役のようなポジションだろう。
装備の質も、外にいる奴らに比べると見劣りする。
「しっかし、いい女だ」
「いい事したいが、手が出せないからな」
「手を出せば、ダイアンさんに殺される」
なんて下卑な会話なのだろう。
でも、素晴らしいタイミングで会話を弾ませてくれる。
いい女ってのはカグラさんだろう。ダイアンに殺されるって言うのも、以前、ケルプト山からの連絡のやり取りの中で、そんな内容をヘルムとダイアンが話していた記憶がある。
ダイアン。敵だけど、こういうならず者をちゃんと仕切っているのは偉いぞ。
「だけどよ、あれだけの女を抱けるなら、死んでもいいよな」
「確かに」
「外がもっと混乱してきたら、お相手願うか?」
「やめとけ。炎竜王がいる動力室前には、ダイアンの部下がいる。二人だけだが、俺たちなんか相手にもならねえ」
いや~……。
なんだろう。僕のためにあえて情報を与えてくれているのだろうか? そう思えて仕方ないくらいに、お馬鹿な三人が口を開いてくれる。
素晴らしい油を口に塗ってるかのように、よく滑る口である。
しかし問題は、ここから先を通るとなると、あのお馬鹿三人を倒さないといけないよな。
銃の利点は、矢と違って、銃弾を目で捉える事が難しいから命中率が高いことと、次弾の装填が弩よりも早い事。
欠点は音だ。
これだけ狭いところで音を響かせたら、付近に聞こえてしまう恐れがある。
かといって、僕が生身で目の前の三人を相手に出来るかとなると、当然、難しい。
横合いのルートがあればそこを選択するけども、それもない。
となれば――――、
「戦うしかない」
一人で判断して、一人で実行。だって僕、一人だもん。
独白で意を決すると、膝射にて、大きく口を開いて笑っているのに狙いを定めて――――、ダァァァァン。
大きく口を開いたまま気を失った。
素晴らしいぞスタン弾。これが撃てるって事は、戒律の乙女が無効化されているということ。
てことは、外では耐えに耐えた皆さんが、今ごろ笑顔で反撃をしているだろう。
「なんだ!?」
と、いった男には、派手なエングレーブからなる僕の銃で、ダァァァン。
ドサリと倒れて、残ったのが音のする方に目を向ける時には、次弾装填完了。
接近してくる相手に、余裕を持って照準を定められるくらいに、三人目のこちらに気付いた後の初動は鈍かった。
結果、見事に命中。
「ふぅ……」
安堵の息を漏らす。
それにしても、鈍かったとはいえ、接近してくる相手に対して、焦ることなく装填と射撃が出来るなんて、戦い慣れしすぎだな。僕。
落ち着いて対処出来るのは、ヴィン海域での経験が活きているということか。
倒してすぐに三人の様子を見る。動かない事を確認。
次にとった選択は、音に反応して誰かがここに来ると考慮し、素早く立ち去ること。
――――うむ、誰も会わなかったぞ。
中にいるのは予備兵みたいなものだから、緩慢な思考なのかな?
だとしたら進行も楽なんだけど。
でも問題は、ダイアンの部下って二人か……。
スタン弾じゃ対応できないかもな。
一気に決めないといけないなら、使わせていただく。
ポシェットからスタン弾とは別の魔弾を取り出す。
攻撃型の魔弾の使用も、念頭に置かないとな。
――――揺れで足を滑らせないように、手すりをしっかりと握って下りていく。
下りた先も同じような白亜な作りだけども、胸部分はうなじ部分と違って、通路も広くなっている。
――……ふう……。
いるな~……。
やはり、警護はいるよな。
ヘルムが内部に入り込んでいる時点で、それを守るのもいて当然か。
立哨とはほど遠いけども。
お世辞にも守護って感じじゃないな。
角から窺うことが出来る。
壁に体重を預けて、しゃがんでお喋りしているのが三人。
馬鹿みたいに大声で喋ってるから、こっちが先に捕捉する事が出来た。
こういう緊迫した状況下で、この緊張感の無さから、予備役のようなポジションだろう。
装備の質も、外にいる奴らに比べると見劣りする。
「しっかし、いい女だ」
「いい事したいが、手が出せないからな」
「手を出せば、ダイアンさんに殺される」
なんて下卑な会話なのだろう。
でも、素晴らしいタイミングで会話を弾ませてくれる。
いい女ってのはカグラさんだろう。ダイアンに殺されるって言うのも、以前、ケルプト山からの連絡のやり取りの中で、そんな内容をヘルムとダイアンが話していた記憶がある。
ダイアン。敵だけど、こういうならず者をちゃんと仕切っているのは偉いぞ。
「だけどよ、あれだけの女を抱けるなら、死んでもいいよな」
「確かに」
「外がもっと混乱してきたら、お相手願うか?」
「やめとけ。炎竜王がいる動力室前には、ダイアンの部下がいる。二人だけだが、俺たちなんか相手にもならねえ」
いや~……。
なんだろう。僕のためにあえて情報を与えてくれているのだろうか? そう思えて仕方ないくらいに、お馬鹿な三人が口を開いてくれる。
素晴らしい油を口に塗ってるかのように、よく滑る口である。
しかし問題は、ここから先を通るとなると、あのお馬鹿三人を倒さないといけないよな。
銃の利点は、矢と違って、銃弾を目で捉える事が難しいから命中率が高いことと、次弾の装填が弩よりも早い事。
欠点は音だ。
これだけ狭いところで音を響かせたら、付近に聞こえてしまう恐れがある。
かといって、僕が生身で目の前の三人を相手に出来るかとなると、当然、難しい。
横合いのルートがあればそこを選択するけども、それもない。
となれば――――、
「戦うしかない」
一人で判断して、一人で実行。だって僕、一人だもん。
独白で意を決すると、膝射にて、大きく口を開いて笑っているのに狙いを定めて――――、ダァァァァン。
大きく口を開いたまま気を失った。
素晴らしいぞスタン弾。これが撃てるって事は、戒律の乙女が無効化されているということ。
てことは、外では耐えに耐えた皆さんが、今ごろ笑顔で反撃をしているだろう。
「なんだ!?」
と、いった男には、派手なエングレーブからなる僕の銃で、ダァァァン。
ドサリと倒れて、残ったのが音のする方に目を向ける時には、次弾装填完了。
接近してくる相手に、余裕を持って照準を定められるくらいに、三人目のこちらに気付いた後の初動は鈍かった。
結果、見事に命中。
「ふぅ……」
安堵の息を漏らす。
それにしても、鈍かったとはいえ、接近してくる相手に対して、焦ることなく装填と射撃が出来るなんて、戦い慣れしすぎだな。僕。
落ち着いて対処出来るのは、ヴィン海域での経験が活きているということか。
倒してすぐに三人の様子を見る。動かない事を確認。
次にとった選択は、音に反応して誰かがここに来ると考慮し、素早く立ち去ること。
――――うむ、誰も会わなかったぞ。
中にいるのは予備兵みたいなものだから、緩慢な思考なのかな?
だとしたら進行も楽なんだけど。
でも問題は、ダイアンの部下って二人か……。
スタン弾じゃ対応できないかもな。
一気に決めないといけないなら、使わせていただく。
ポシェットからスタン弾とは別の魔弾を取り出す。
攻撃型の魔弾の使用も、念頭に置かないとな。
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