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レコンキスタ
PHASE-31
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「ぬう、生意気に正義の味方気取りかね。大義はこちらにあるのに」
勘違いしてるけどもまあいい。そっちの方がこっちも格好が付くからね。
エロい発想からの怒りだったという事を右の食指にはめた指輪で勘ぐらないでくれよ。
「女性をこんな姿で辱めて苦しめる。そんな奴らに大義なんてないさ!」
今のところ、心を読んでないみたいなので、ヘルムの勘違いに合わせる事にした。そっちの方が吉だからね。
「ピート殿」
うむ、笑みを見せてくださる。魔王さんが言ったように、ぞっこんラブやキュンキュンな、死語でも嬉しい状態になるんじゃないだろうか。
「この命に代えて助け出します」
公務員なのに、勇者みたいな事を口にしてしまった。
なんだろうか――――、この高揚感は、気持ちいいじゃないか。
「大したものだな」
――……だからといって、元部下に銃を向けるとか随分じゃないですか……。
狭い空間で構えられれば、達人でもない僕は避けることなんて不可能。
「冷や汗が頬を伝ってるよ」
そうですか。
「素人でも、ちょっとした使い方が分かれば、玄人を殺めることも可能な武器か。まったく、壌獣王たちも恐ろしい代物を作るね」
「使い手の問題でしょう」
「問題? 何を言うのか……。どう取り繕うとも、これは命を奪う武器。誰が使っても結果は命を奪うものだ。使い手の問題ではない。存在が問題なのだよ」
含蓄深いことを言ってくるね。確かに存在こそが悪なんだよな。武器ってのは。それも、強ければ強いほど――――。
「だから強くなったと勘違いする」
「分かってるじゃないか」
「目の前にその手本がいますから」
「何を言う。君のことだろう。ウィザースプーン君」
「いやいや、こんな巨神を動かして強気でいられる初老の事ですよ!」
「本当に生意気だな」
グイッと更に銃口を僕に向けてくる。
「まったく、これだからキド達は……」
背後から弱々しく、壌獣王さんに呆れてらっしゃる。
以前にカグラさんは二王さんに対して、【天秤を動かすつもりか】と、お怒りだったそうだけども、なるほどね。
お怒りの理由も分かる。
こうやって、第三者に渡って、力として行使する者が現れれば、確かに天秤は傾く。
こういう事を憂えての、お怒り発言だったんだろう。
「さあ、そこから離れなさい」
「嫌だ!」
ここは全力で格好をつけさせてもらうよ。
背後には傾国の美人様がいるんだ。張り切るのは、いま正に、この時なんだよ!
「いう事を聞くんだ。君の銃も渡してもらおう。魔弾も欲しいからね」
絶対お断りだバーカ! 撃ち方知ってんのか?
――――なんで返答してこないんだ? いつもなら看破の乙女で心を読んで、ほくそ笑んでから返答するのに。
あ、そうか! 指輪を対象者に向けないと効果がなかったな。
ヘルムの右食指にはめられてるけど、現在は銃の引き金に触れてるから、僕には向けられないのか。
どうりでさっきから読んでこないわけだ。
まあ、代わりに銃口が向けられてるわけですけども……。
勘違いしてるけどもまあいい。そっちの方がこっちも格好が付くからね。
エロい発想からの怒りだったという事を右の食指にはめた指輪で勘ぐらないでくれよ。
「女性をこんな姿で辱めて苦しめる。そんな奴らに大義なんてないさ!」
今のところ、心を読んでないみたいなので、ヘルムの勘違いに合わせる事にした。そっちの方が吉だからね。
「ピート殿」
うむ、笑みを見せてくださる。魔王さんが言ったように、ぞっこんラブやキュンキュンな、死語でも嬉しい状態になるんじゃないだろうか。
「この命に代えて助け出します」
公務員なのに、勇者みたいな事を口にしてしまった。
なんだろうか――――、この高揚感は、気持ちいいじゃないか。
「大したものだな」
――……だからといって、元部下に銃を向けるとか随分じゃないですか……。
狭い空間で構えられれば、達人でもない僕は避けることなんて不可能。
「冷や汗が頬を伝ってるよ」
そうですか。
「素人でも、ちょっとした使い方が分かれば、玄人を殺めることも可能な武器か。まったく、壌獣王たちも恐ろしい代物を作るね」
「使い手の問題でしょう」
「問題? 何を言うのか……。どう取り繕うとも、これは命を奪う武器。誰が使っても結果は命を奪うものだ。使い手の問題ではない。存在が問題なのだよ」
含蓄深いことを言ってくるね。確かに存在こそが悪なんだよな。武器ってのは。それも、強ければ強いほど――――。
「だから強くなったと勘違いする」
「分かってるじゃないか」
「目の前にその手本がいますから」
「何を言う。君のことだろう。ウィザースプーン君」
「いやいや、こんな巨神を動かして強気でいられる初老の事ですよ!」
「本当に生意気だな」
グイッと更に銃口を僕に向けてくる。
「まったく、これだからキド達は……」
背後から弱々しく、壌獣王さんに呆れてらっしゃる。
以前にカグラさんは二王さんに対して、【天秤を動かすつもりか】と、お怒りだったそうだけども、なるほどね。
お怒りの理由も分かる。
こうやって、第三者に渡って、力として行使する者が現れれば、確かに天秤は傾く。
こういう事を憂えての、お怒り発言だったんだろう。
「さあ、そこから離れなさい」
「嫌だ!」
ここは全力で格好をつけさせてもらうよ。
背後には傾国の美人様がいるんだ。張り切るのは、いま正に、この時なんだよ!
「いう事を聞くんだ。君の銃も渡してもらおう。魔弾も欲しいからね」
絶対お断りだバーカ! 撃ち方知ってんのか?
――――なんで返答してこないんだ? いつもなら看破の乙女で心を読んで、ほくそ笑んでから返答するのに。
あ、そうか! 指輪を対象者に向けないと効果がなかったな。
ヘルムの右食指にはめられてるけど、現在は銃の引き金に触れてるから、僕には向けられないのか。
どうりでさっきから読んでこないわけだ。
まあ、代わりに銃口が向けられてるわけですけども……。
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