32 / 343
二話 初めての戦
●手酷い快楽2
しおりを挟む
「直接触って欲しそうだな。だが、まだだ。他の所を悦ばせてからだ」
おもむろに華候焔の手が、俺の胸元へ差し込まれる。
なだからに膨らんだ胸筋と、その上で硬くなる突起を一緒に揉まれた途端、俺の視界が点滅した。
「……ッ……あ……ぅ……」
華候焔の手の熱さが心地いい。柔らかく揉みしだいたかと思えば、時折ギュッと指を胸に食い込ませ、鋭い痺れを走らせる。
着乱れていく寝間着をそのままに、華候焔は俺の肌を撫で回し、胸の突起を吸い、甘く歯を立てる。執拗に舐ってくる舌に「ぁ……んン……」と身悶えてしまい、何度もシーツを掻いて込み上げてくるもどかしさに喘ぐ。
体の奥が華候焔に愛撫されるほどにうねり、味わったことのない奇妙な感覚を生む。
鼓動に合わせて脈打ち、何も手応えがないことに体が物足りないと訴える。
痒みにも似た疼きは、早く華候焔に奪われたいと俺に強請り、自ら誘えと脅すかのようだ。
もう体は華候焔に屈し、手を組んで俺を堕とそうとすらしてくる。
意地など張れるはずもなく、俺は次第に股間へ伸びていく華候焔の手に溺れ、戯れてくる舌に乱れていく。
しゅるり、と腰帯を解かれ、ずっと煽られ続けた俺の下半身が露わになる。
弛緩した脚の間を、前垂れのないふんどしらしき下穿きが秘所を隠している――だが、散々衣服の上から刺激されたそこはべったりと恥液にまみれ、形が分かるように張り付いているのが感触で分かってしまう。
体の期待をしっきりと見られてしまい、俺は熱くなった顔を逸らし、腕で隠す。
しかし、すぐに華候焔は俺の手首を掴み、取り上げて顔を覗き込んでくる。
「見せろ、誠人。俺に堕ちていく顔を……」
有無を言わせない、低く揺らぎのない声。
その顔に戯れの笑みはなく、やけに真剣な顔で意外に思う。
そして何より瞳の熱が俺を焼いてくる。
熱いままの目に安堵を覚えたのも束の間、
「ふ……っ、ぅ、く……ん……ッ……」
顔を見られながら誇張し切ったものを華候焔に扱かれ、俺は小さく頭を振り乱す。
あまりの快感に腰が逃げる。だが華候焔にのしかかられ、往生際を悪くするなと言わんばかりに押さえ込まれる。
やっと望んでいた刺激を恵まれ、もう淫らな自分を解放せずにはいられなかった。
「ああぁ……ッッ! ……ぁ、はぁ……っ……!」
呆気なく俺は大きく達し、溜まってしまった欲情を放つ。
刹那の絶頂に放心する――が、華候焔の手は止まらない。濡れた下穿きを完全に脱がし、無防備な俺の臀部へ指を這わす。
弾力を楽しむように尻肉を揉んだ後、無知な孔を暴きにかかる。
おもむろに華候焔の手が、俺の胸元へ差し込まれる。
なだからに膨らんだ胸筋と、その上で硬くなる突起を一緒に揉まれた途端、俺の視界が点滅した。
「……ッ……あ……ぅ……」
華候焔の手の熱さが心地いい。柔らかく揉みしだいたかと思えば、時折ギュッと指を胸に食い込ませ、鋭い痺れを走らせる。
着乱れていく寝間着をそのままに、華候焔は俺の肌を撫で回し、胸の突起を吸い、甘く歯を立てる。執拗に舐ってくる舌に「ぁ……んン……」と身悶えてしまい、何度もシーツを掻いて込み上げてくるもどかしさに喘ぐ。
体の奥が華候焔に愛撫されるほどにうねり、味わったことのない奇妙な感覚を生む。
鼓動に合わせて脈打ち、何も手応えがないことに体が物足りないと訴える。
痒みにも似た疼きは、早く華候焔に奪われたいと俺に強請り、自ら誘えと脅すかのようだ。
もう体は華候焔に屈し、手を組んで俺を堕とそうとすらしてくる。
意地など張れるはずもなく、俺は次第に股間へ伸びていく華候焔の手に溺れ、戯れてくる舌に乱れていく。
しゅるり、と腰帯を解かれ、ずっと煽られ続けた俺の下半身が露わになる。
弛緩した脚の間を、前垂れのないふんどしらしき下穿きが秘所を隠している――だが、散々衣服の上から刺激されたそこはべったりと恥液にまみれ、形が分かるように張り付いているのが感触で分かってしまう。
体の期待をしっきりと見られてしまい、俺は熱くなった顔を逸らし、腕で隠す。
しかし、すぐに華候焔は俺の手首を掴み、取り上げて顔を覗き込んでくる。
「見せろ、誠人。俺に堕ちていく顔を……」
有無を言わせない、低く揺らぎのない声。
その顔に戯れの笑みはなく、やけに真剣な顔で意外に思う。
そして何より瞳の熱が俺を焼いてくる。
熱いままの目に安堵を覚えたのも束の間、
「ふ……っ、ぅ、く……ん……ッ……」
顔を見られながら誇張し切ったものを華候焔に扱かれ、俺は小さく頭を振り乱す。
あまりの快感に腰が逃げる。だが華候焔にのしかかられ、往生際を悪くするなと言わんばかりに押さえ込まれる。
やっと望んでいた刺激を恵まれ、もう淫らな自分を解放せずにはいられなかった。
「ああぁ……ッッ! ……ぁ、はぁ……っ……!」
呆気なく俺は大きく達し、溜まってしまった欲情を放つ。
刹那の絶頂に放心する――が、華候焔の手は止まらない。濡れた下穿きを完全に脱がし、無防備な俺の臀部へ指を這わす。
弾力を楽しむように尻肉を揉んだ後、無知な孔を暴きにかかる。
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
394
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる