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第2章 ポーショントラブル
29.武器を買うみたいです
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次の日ハジメは朝食の席で二人に見合った武器を考えるためコウとリナリーに2人を鑑定してもいいか聞いた。武器を腰にしていることである程度安心が帰るのである。この街の住人はナイフなどを身を守るために腰から下げている。奴隷が武器を持つことはリスク管理から護衛についてる者以外はほぼ居ない。コウは自分は店が行動のメインとなるため要らないですと言ったが、この前のことがあるため持たせることにした。二人が頷いたため、ハジメは先ずはコウから鑑定を行う。
<鑑定>
名前:コウ
種族:人
職種:商人 Lv.1
年齢:12歳 健康
性別:男
体力:Lv.0
耐久:Lv.0
敏捷:Lv.1
器用:Lv.1
魔力:Lv.1
魔抗:Lv.1
幸運:Lv.0
スキル:計算 Lv.1
交渉術 Lv.1
口八丁手八丁 Lv.1
称号:ハジメの奴隷(好感度:MAX)
体力耐久のレベルが0なのは最近ようやく12歳らしい体付きになってきたがもう少し足りないのかもしれない。コウはハジメが買う前の奴隷商に少量の食事のみ与えられ暴力を受けていた経歴がある。心の傷はなかなか癒せないだろうがせめて身体だけでも年齢に追いついて欲しいと考えているハジメだった。店をほぼ一人で回しているので計算や交渉術、口八丁手八丁が獲得できているようだ。ハジメがいた時代、口八丁手八丁は嫌な意味に捕らえられているが実際には口も手も八丁(巧みであること)であるという意味があるのだ。
次にリナリーを前に立たせて、
<鑑定>
名前:リナリー
種族:人
職種:暗殺者 Lv.2
年齢:15歳 健康
性別:女
体力:Lv.2
耐久:Lv.2
敏捷:Lv.2
器用:Lv.2
魔力:Lv.1
魔抗:Lv.1
幸運:Lv.0
スキル:家事 Lv.2
気配消失 Lv.3
暗殺術 Lv.2
投擲術 Lv.2
短剣術 Lv.1
称号:ハジメの奴隷(好感度:MAX)
この歳で体力や耐久は高いと思われたがスキル構成が・・・。15歳で復讐の鬼になった彼女に悲しさを覚えた。これから3人で楽しい思い出をいっぱい作って少しでも安らげる店にしていかなければと新たに胸にハジメは誓ったのだった。それにしても2人とも幸運が0になってるなぁ。奴隷になるとレベル0になるのかなぁと思っていた。
「2人ともありがとう。店が落ち着いたら武器をアベルさんのところにお願いしに行こうね」
と言い、それぞれ武器は何が良いか聞いてみた。
「そうですね、短剣と不意を突いて暗殺できるような投げ武器があればありがたいです。私は女なので、直接戦う方法では力負けしてしまうので」
と笑顔で言った。
「・・・・暗殺って・・・・。まぁリナリーが使いやすいならそれにしようか。コウは自分の身を守るための武器みたいなの、何がいい?」
と聞くと、
「武器って使ったことないので・・・・。短剣でいいと思います。降り回すだけしか出来ないので・・・。牽制にもなるでしょうし」
ハジメはそのままのコウで居て欲しいとしみじみ思った。
開店準備を3人ですることにし、店が落ち着くまで一緒に働くことにした。
コウは早速リュックサックを使い、試行錯誤してリュックを身体の前面に背負って後ろの棚に体力ポーションを30本出した。魔力ポーション10本も隣の棚に陳列した。
店の開店前10分前に打ち水をしようとハジメが店前に出るともう10人くらいが並んでいた。ハジメが驚き店内に入る。
「もう並んでるんだけど・・・」
「「いつものことですよ」」
と2人が言うのだ。ハジメは日本人らしく少し早く開けないかと提案したが、コウに
「ご主人様それをしてしまうと、どんどん並ぶ時間が早くなって店側もお客さんも大変になってしまいますので、決めた時間でいいと思います」
と言われ、成程と納得した。ハジメは生まれてから今まで客商売をしたことがなかった。専門学校を卒業したが、バイトが出来るほど時間が取れなかったこともある。それだけ課題が多く、学校からの宿題に4時間かかるのはザラだった。それをしなければ実習に行けない。ということは資格が取れないのである。
開店して2時間ほどは目まぐるしくお客さんが訪れ魔力ポーションも売れたが、体力ポーションが売れまくった。魔力ポーションが1本売れる間に10本は体力ポーションが売れた。
お昼を少し過ぎた頃ようやくお客さんはいなくなった。すでに体力ポーションは全てが売れている。魔力ポーションも5本売れていた。
3人は交代で昼食を摂り、まずはリナリーの武器からアベルに依頼するために鍛冶屋へ向かった。
鍛冶屋に入るとアベルが大あくびをしていた。今週も依頼も落ち着いているらしい。ハジメは不謹慎だが、ありがたいと思い、投擲武器と短剣を依頼した。
リナリーの腕の長さと手のひらの大きさなどを図りアベルと2人でと打ち合わせをし、小一時間で決まったようだった。話を聞いていると苦無のようなものにしたようだったが苦無よりはやや大きく、投げるだけでなく短剣としても使用できるような仕組みになっている。
料金は1本5000Sでリナリーの武器を取りあえず20本依頼する。全部で10万Sだったがいい買い物をした。2-3日で出来ると言われ、コウの短剣もお願いしたいことを伝えると連れてこいとのことであった。リナリーと一緒に店に一度帰りリナリーに店番を頼み、コウを連れてアベルの店に戻る。
アベルはコウに色々な短剣を持たせて振らせていたが、刃渡り15㎝ほどの薄刃の両刃のもので落ち着いたようだった。アベルは
「これが一番しっくりくるみたいだな。これに似た感じにして柄を調整するか。値段は10万Sだな」
と言われ2人分の料金として20万Sを払い、コウと2にんで自分の店に戻るとリナリーがオースティンにお茶を出しているところだった。
ハンドブック 8項目目
8-1.部下の武器を買おう:Clear!
<鑑定>
名前:コウ
種族:人
職種:商人 Lv.1
年齢:12歳 健康
性別:男
体力:Lv.0
耐久:Lv.0
敏捷:Lv.1
器用:Lv.1
魔力:Lv.1
魔抗:Lv.1
幸運:Lv.0
スキル:計算 Lv.1
交渉術 Lv.1
口八丁手八丁 Lv.1
称号:ハジメの奴隷(好感度:MAX)
体力耐久のレベルが0なのは最近ようやく12歳らしい体付きになってきたがもう少し足りないのかもしれない。コウはハジメが買う前の奴隷商に少量の食事のみ与えられ暴力を受けていた経歴がある。心の傷はなかなか癒せないだろうがせめて身体だけでも年齢に追いついて欲しいと考えているハジメだった。店をほぼ一人で回しているので計算や交渉術、口八丁手八丁が獲得できているようだ。ハジメがいた時代、口八丁手八丁は嫌な意味に捕らえられているが実際には口も手も八丁(巧みであること)であるという意味があるのだ。
次にリナリーを前に立たせて、
<鑑定>
名前:リナリー
種族:人
職種:暗殺者 Lv.2
年齢:15歳 健康
性別:女
体力:Lv.2
耐久:Lv.2
敏捷:Lv.2
器用:Lv.2
魔力:Lv.1
魔抗:Lv.1
幸運:Lv.0
スキル:家事 Lv.2
気配消失 Lv.3
暗殺術 Lv.2
投擲術 Lv.2
短剣術 Lv.1
称号:ハジメの奴隷(好感度:MAX)
この歳で体力や耐久は高いと思われたがスキル構成が・・・。15歳で復讐の鬼になった彼女に悲しさを覚えた。これから3人で楽しい思い出をいっぱい作って少しでも安らげる店にしていかなければと新たに胸にハジメは誓ったのだった。それにしても2人とも幸運が0になってるなぁ。奴隷になるとレベル0になるのかなぁと思っていた。
「2人ともありがとう。店が落ち着いたら武器をアベルさんのところにお願いしに行こうね」
と言い、それぞれ武器は何が良いか聞いてみた。
「そうですね、短剣と不意を突いて暗殺できるような投げ武器があればありがたいです。私は女なので、直接戦う方法では力負けしてしまうので」
と笑顔で言った。
「・・・・暗殺って・・・・。まぁリナリーが使いやすいならそれにしようか。コウは自分の身を守るための武器みたいなの、何がいい?」
と聞くと、
「武器って使ったことないので・・・・。短剣でいいと思います。降り回すだけしか出来ないので・・・。牽制にもなるでしょうし」
ハジメはそのままのコウで居て欲しいとしみじみ思った。
開店準備を3人ですることにし、店が落ち着くまで一緒に働くことにした。
コウは早速リュックサックを使い、試行錯誤してリュックを身体の前面に背負って後ろの棚に体力ポーションを30本出した。魔力ポーション10本も隣の棚に陳列した。
店の開店前10分前に打ち水をしようとハジメが店前に出るともう10人くらいが並んでいた。ハジメが驚き店内に入る。
「もう並んでるんだけど・・・」
「「いつものことですよ」」
と2人が言うのだ。ハジメは日本人らしく少し早く開けないかと提案したが、コウに
「ご主人様それをしてしまうと、どんどん並ぶ時間が早くなって店側もお客さんも大変になってしまいますので、決めた時間でいいと思います」
と言われ、成程と納得した。ハジメは生まれてから今まで客商売をしたことがなかった。専門学校を卒業したが、バイトが出来るほど時間が取れなかったこともある。それだけ課題が多く、学校からの宿題に4時間かかるのはザラだった。それをしなければ実習に行けない。ということは資格が取れないのである。
開店して2時間ほどは目まぐるしくお客さんが訪れ魔力ポーションも売れたが、体力ポーションが売れまくった。魔力ポーションが1本売れる間に10本は体力ポーションが売れた。
お昼を少し過ぎた頃ようやくお客さんはいなくなった。すでに体力ポーションは全てが売れている。魔力ポーションも5本売れていた。
3人は交代で昼食を摂り、まずはリナリーの武器からアベルに依頼するために鍛冶屋へ向かった。
鍛冶屋に入るとアベルが大あくびをしていた。今週も依頼も落ち着いているらしい。ハジメは不謹慎だが、ありがたいと思い、投擲武器と短剣を依頼した。
リナリーの腕の長さと手のひらの大きさなどを図りアベルと2人でと打ち合わせをし、小一時間で決まったようだった。話を聞いていると苦無のようなものにしたようだったが苦無よりはやや大きく、投げるだけでなく短剣としても使用できるような仕組みになっている。
料金は1本5000Sでリナリーの武器を取りあえず20本依頼する。全部で10万Sだったがいい買い物をした。2-3日で出来ると言われ、コウの短剣もお願いしたいことを伝えると連れてこいとのことであった。リナリーと一緒に店に一度帰りリナリーに店番を頼み、コウを連れてアベルの店に戻る。
アベルはコウに色々な短剣を持たせて振らせていたが、刃渡り15㎝ほどの薄刃の両刃のもので落ち着いたようだった。アベルは
「これが一番しっくりくるみたいだな。これに似た感じにして柄を調整するか。値段は10万Sだな」
と言われ2人分の料金として20万Sを払い、コウと2にんで自分の店に戻るとリナリーがオースティンにお茶を出しているところだった。
ハンドブック 8項目目
8-1.部下の武器を買おう:Clear!
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