神々の依頼、面倒なんですけどっ!

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第2章 ポーショントラブル

49.新装開店するようです。

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暫く3人の頭を順番に撫でていると落ち着きを取り戻したようであった。土精霊のわたるにお願いして精霊の木の下まで連れて行ってもらう。近づくにつれて転生の時に訪れた神々の居た空間のように清浄な空気で満たされている気がした。到着して見上げた木はかなり大きくなっていて、家が焼ける前と比べると倍近くまで育っていた。ハジメが見上げているとペン太は水精霊のあい、風精霊のまいと一緒に精霊の湖へと遊びに行くと言い3人で遊びに行った。航だけはハジメの側にいることを選んだ。腕白わんぱくそうに見えるが意外に航は甘えん坊なのである。

「ねぇ、ハジメ。肩車ー」

と言い背中を攀じ登ってよじ登ってハジメの肩に両足を乗せた。

「航、治癒草ってわかる?」

と落ちないように航の足を固定しながら言う。航が下に落ちたところで精霊なのだから怪我などはしないだろうが、本能的にと言ったところだろう。

「うん。そこにあるよー」

とハジメの足元を指さす。視線を下ろすと風に吹かれてコロコロと鳴っているカウベルのような白い花がある。いつだったか舞が取ってきたものである。それがあちらこちらに存在している。ハジメはしゃがみ、それを見る。

「これか・・・」

「うん。それいっぱいになるとうるさくなるから、いっぱいにならないようにしてるの」

と航が言う。

<鑑定エクスピニオン>

 治癒草・・・キュアポーションの材料。使用する量で性能が異なる。加える加水は600mlが良い。
       1週間で成長し
       キュアポーションは基本的に継続飲用する必要がある。

航に2株貰い、畑で栽培することにした。航は後で舞に音が漏れないように畑の音を遮断してもらうと言っていた。ハジメは薬草、魔素草、破裂草を収穫して薬草の畑は3倍まで広げておいた。3人の元へ行く。ペン太はもう少し遊ぶと言って遊んでいるから1人で家に戻ることにした。

家に帰るがリナリーとコウはまだ帰ってきていないのでハジメは店内のレイアウトを考えることにする。店舗に棚を5個と傷クリームの陳列のためにワゴンを1個、休憩室と店舗に小さいテーブルを1つずつ。応接室にも小さいテーブルを1つと2人掛けのソファーを2つ追加で必要そうだ。保管室にも1m×1m×50cmほどの木箱を20個ほど必要だろう。ハジメは家を建てる際に調剤机や3人分のベットやタンス、地下の調剤室の棚などはすでにアーヴィンに注文をしていおいたので今日これから持ってきてくれることになっている。必要家具を確認し終わるとすぐに玄関がノックされハジメが扉を開けると、アーヴィンとシラト夫妻と弟子たちが家具を持って立っていた。ハジメはすぐに扉を開けて彼らを招きいれる。

「まずは、新しい店おめでとうございます。注文してもらったものお届けにきました」

とシラトが頭を下げる。ハジメも頭を下げるとアーヴィンが

「3階建てか。すげー立派になったなぁ。まずはベッドとか運び入れさせてもらうな」

とベッドとタンス、布団が3つずつ店内に運び込まれる。ハジメは鍵を片手に案内し、それぞれの部屋に入れてくれる。リナリーとコウの家具の配置は後で3人ですることにしてハジメの部屋のみ設置してくれた。その後2階へダイニングテーブルを運んでもらい、地下へ焼失した調剤机と同じものと棚を2つ組み立ててくれ、店内にも棚を3つ設置してくれた。かかった時間は1時間もなかっただろう。弟子たちが頑張ってくれている間にアーヴィンとシラトに追加注文をしておく。明後日までには完成するらしい。アーヴィンは弟子たちを連れて満足そうな顔で帰って行った。

「・・・シラトさん、短時間で仕上げてくれるのはありがたいんですが、私の依頼を優先しなくてもいいんですよ?」

とシラトに言うと

「あはは。大丈夫なんですよ。ここ数年は弟子に経験を積ませるために作らせてたから。ハジメさんのところのはうちの旦那が作ってるんで。くさくさしてたのが最近生き生きしててこちらがお礼を言いたいくらいなんですよ。それに今注文が少ない時期なんで、こちらとしても有難いんですよ」

と笑いながら話した。シラトに代金として500万Sを渡す。

「ありがとうございました。ではまた明後日お持ちしますねアーヴィン達を追って帰って行った。その後アベルやオースティンがお祝いに来てくれた。

その2日後の朝追加注文した家具が運び込まれいつでも開店出来る状態になった。ここ2日でリナリーとコウは毎日のよう市場に出かけ不足していたものを買い集めており、今まで通りの生活を送れるようになっていた。そしていよいよ翌日から店を開けることにした。ハジメはキュアポーションの作成に成功していたが、取りあえず落ち着くまでは販売しないことにし、体力ポーション100個と魔力ポーション30本、傷クリームを60個用意し、売れ行きによって1日の販売数を決めることにした。行商人との商談は別枠としているが、1日に5人とし、1回の販売上限を50本とした。1週間ほど店を閉めてしまったのでお詫びを兼ねて初日のみ個人購入する人は制限を外すことにしている。明日からは全て売れたとしてもストックとして2日で400本ほど作れる計算になっている。

そして翌日新装開店し、結局体力ポーション200本、魔力ポーション100本、傷クリーム120個売れ、200万S以上を売り上げ3人はてんてこ舞いになるのだった。

ハンドブック 10項目目

10-1.家を建てよう:Clear!

10-2.1日で5000万S以上使おう:Clear!

10-3.治癒草を採取しよう:Clear!

10-4.治癒草を栽培しよう:Clear!
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