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第5章 第4節 西の塔 ~実り~
127.逃げるみたいです
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枢機卿の国葬が執り行われ数日後、第1王子が亡くなった。王子は軍の定期的な軍行に参加しており、魔物と対峙していると背後から奇襲され親衛隊諸共命を落とした。遺体は魔物に食い散らかされ、残ったのは右手1本だった。王の落ち込みは激しく、食事も喉を通らないほどであった。
王弟は王の寝室を訪れていた。ノックをするとドアが開き、王妃がやつれた顔で出てきた。
「王の、兄上の容態は?」
「ハワード様・・・。食事も摂ることが出来ず、痩せていく一方です・・・」
王妃は室内へと視線を移し、ベッドで寝ている王を見る。
「義姉上・・・。少し休まれてはどうですか?その間私が側におりますので。滋養強壮にいいという薬も手に入りました故、飲んでいただこうと思います」
「それがよろしゅうございます王妃様。ハワード殿下がいらっしゃっているうちに少しお休みを・・・」
王妃に仕えている侍女がそう願う。
「ありがとうございます、ハワード様。では少し横にならせていただきます」
王妃はそう王弟殿下に頭を下げ、自分の部屋へと戻っていく。侍女もハワードに
「ありがとうございました」
と頭を下げ、王妃を支えながら付き添って行った。それを眺めほくそ笑み王の寝所へと入っていく。あの薬を懐で握りしめ休んでいる王へ向かって歩いて行くのだった。
「滋養強壮に良いと言われているポーションです兄上。食事もされておらぬとか、義姉上もご心配しておられましたぞ」
「おぉ。ハワード。すまぬな・・・。妻にも迷惑をかけておるのは分かっておるのだが・・・」
やせ細った顔で兄王は小さく言う。そして王弟の持ってきた滋養強壮の液体を飲み干したのだった。それを見たハワードは嬉しそうな顔をして
「さぁ少しお休みになられませ。義姉上が戻ってこられるまで私が側に降ります故安心なされませ。これからは毎日お顔を見に参ります」
そう言うと王は嬉しそうにほほ笑み眠りへと落ちていった。
~王都 ハワード邸~
当主は書斎に入ると大きいな声で笑う。この場所は密談も出来るように防音の魔法が掛かっている。なかでライフルを撃っても外には聞こえないようになっていた
「こうも無警戒で、思い通りに事が運ぶとはっ。やはり俺は王になる存在だ。神に愛されておる。阿保ぉの兄上、そろそろ私にその王座を返してもらいますよ」
ひとしきり笑うと窓からコツンという音がする。ハワードがテラスに続く窓を開けるとそこにはテラスの床の色と同じ色の服を着た男が片膝を立てて畏まっていた。
「殿下、お呼びにより参りました」
男がそうハワードに言うと満足そうに頷く。
「さて次はどうやって消えてもらうか・・・」
「そうでございますね・・・」
~王都 スラム付近の街路~
「スラムの乞食がこの街に居ていいわけねーだろがっ」
そう言って男の冒険者のブーツのつま先が私のお腹に突き刺さる。私の体はその衝撃で宙を舞って道端に叩きつけられました。街行く人々は見てぬ振りで通り過ぎ、衛兵も気に留める様子はありません。それは仕方ありません。私はスラム街の住人だから。
「うぅぅ」
背中とお腹の痛みにうめき声がでてしまいました。それを聞いた彼らは
「生意気にも痛がってやがる」
と私を蹴り飛ばした男がそう言って笑いました。付き添っていた司祭風の女は
「クルーダ様、あのような汚い物を蹴ってはお靴が汚れますわよ」
と言い蔑むような眼で私を見ています。
「まぁ。いいじゃねぇか。俺の良いストレスのはけ口だよ」
そう言って蹴った男は私の襟首を持って締めあげました。その瞬間込み上げてくるものがあって男の顔に吐いてしまいました。
「くそがっ」
男は私を急いで離し、
「灯火」
そう魔法を唱えました。そして次の瞬間私は燃えていました。冒険者たちは私が吐いた血を男からふき取っていました。私の目から涙が零れていましたがそのまま意識は途絶えて行きました。
~王都 冒険者ギルド~
「クルーダ様。顔色が優れませんわよ」
司祭服の女が男に声をかける。
「うぅん。すまんな。昨日飲みすぎたようで体が怠くてな・・・」
そう言って右手で頭を押さえる。
「1週間ほど前に片付けたゴミを触ったからじゃありません? 『正しき者は七度倒れても、再び起き上がる』と。神の使徒たる我が祈りよ、苦しむ人々を救い給え。回復」
彼女がクルーダの頭を触り、魔法を唱えると男の体がぽぅっと光った。
「助かったよ、ジェニファー。だいぶ体が楽になった」
男が司祭風の女にそう声を掛ける。
「いえいえ。それよりもクルーダ様、お酒は控えないと、体に赤いシミが出来てますわよ」
「え?」
そう言って男は自分の体を確認する。右の前腕に直径1mm程の赤黒いシミが3つ出来ていた。
「本当だな。今日から暫く酒飲むのやめとくよ」
そう言って頭を掻いた。その日はそれだけだった。だがそれは急速に王都中に広がっていく。そしてそれから1か月後王都に住む人々の1/10が命を落としていった。そして遂に第2王子と王妃までもその命を散らしてしまうのだった。
~王都 王城~
第2王子、王妃が続けて亡くなった王城は混乱を極める。その悲しみの中王は統治を続けていた。本当は悲しみたいが現状それも出来ない状態だった。そんな日が30日弱続いたある日、王はなんの前触れもなく倒れた。
「王が倒れた。すぐに大司祭を呼べ!」
宰相が叫び、すぐさま彼は謁見の間に現れた。枢機卿亡き今大司祭のクラスがこの国のトップになる。彼は王が倒れている状況に驚きすぐさま回復魔法を唱える。
「『正しき者は七度倒れても、再び起き上がる』と。神の使徒たる我が祈りよ、苦しむ人々を救い給え。回復」
ぽっと強い光が杖に宿り、王へと注がれる。王の体が揺れたかと思うと痙攣のようにピクピクとし始め、その揺れは大きくなっていく。大司祭はそれを見ると慌てて魔法を解除する。
「大司祭っ」
宰相が王へと駆け寄り
「回復魔法を続けよ」
と大司祭に声を荒げて言う。
「いけません。これは回復魔法ではその命を縮めてしまう病のようです。すぐに教皇であるトパーズ様をお呼びするのです。これは蘇生魔法でないと無意味です」
そう告げ謁見の間に静寂が訪れる。宰相は王を寝室へと運ぶよう命令を出し、大司祭は窓際で
「伝言、トパーズ様。蝕むモノによって王が倒れました。すぐにお越しください」
光の玉が西の方角へ向かって飛んでいく。
2時間後・・・教皇トパーズが到着した頃には王は既に息を引き取っていた。教皇は静かに宰相に向かって告げる。
「蝕むモノは心が疲れていると掛かりやすいと言われているモノです。徐々に体を蝕み2か月後には死んでしまうのです。それは回復魔法を受けると蝕むスピードを速めてしまうのです。もうここ30年ほどは現れてはいなかったのですが・・・」
「・・・教皇トパーズ様。薬師ならその『蝕むモノ』は生み出せるのでしょうか?」
不意に顔を上げた王弟ハワードがそう問う。
「えぇ。そもそもこれはエルフが作り上げたモノ。腕がある者ならば可能かもしれませんが、製薬方法が不明ですのでかなり難しいかと・・・」
「イブ街の魔力ポーションを作れる薬師が居るのですが、その者なら可能でしょうか?」
ハワードは涙を流しながら問う。
「・・・そうですね。その者ならば可能かもしれません・・・」
トパーズは思わずそう答えてしまう。
「・・・ならば、私がその薬師に問いましょう」
こうしてハジメに嫌疑が掛けられることになった。しかしその時には既にハジメはアヴァの国からは去った後だったのである。
その後王弟は犯人はハジメであり、既に討伐したと国内外へと発表したのだった。そして王弟は玉座に着いた。
王弟は王の寝室を訪れていた。ノックをするとドアが開き、王妃がやつれた顔で出てきた。
「王の、兄上の容態は?」
「ハワード様・・・。食事も摂ることが出来ず、痩せていく一方です・・・」
王妃は室内へと視線を移し、ベッドで寝ている王を見る。
「義姉上・・・。少し休まれてはどうですか?その間私が側におりますので。滋養強壮にいいという薬も手に入りました故、飲んでいただこうと思います」
「それがよろしゅうございます王妃様。ハワード殿下がいらっしゃっているうちに少しお休みを・・・」
王妃に仕えている侍女がそう願う。
「ありがとうございます、ハワード様。では少し横にならせていただきます」
王妃はそう王弟殿下に頭を下げ、自分の部屋へと戻っていく。侍女もハワードに
「ありがとうございました」
と頭を下げ、王妃を支えながら付き添って行った。それを眺めほくそ笑み王の寝所へと入っていく。あの薬を懐で握りしめ休んでいる王へ向かって歩いて行くのだった。
「滋養強壮に良いと言われているポーションです兄上。食事もされておらぬとか、義姉上もご心配しておられましたぞ」
「おぉ。ハワード。すまぬな・・・。妻にも迷惑をかけておるのは分かっておるのだが・・・」
やせ細った顔で兄王は小さく言う。そして王弟の持ってきた滋養強壮の液体を飲み干したのだった。それを見たハワードは嬉しそうな顔をして
「さぁ少しお休みになられませ。義姉上が戻ってこられるまで私が側に降ります故安心なされませ。これからは毎日お顔を見に参ります」
そう言うと王は嬉しそうにほほ笑み眠りへと落ちていった。
~王都 ハワード邸~
当主は書斎に入ると大きいな声で笑う。この場所は密談も出来るように防音の魔法が掛かっている。なかでライフルを撃っても外には聞こえないようになっていた
「こうも無警戒で、思い通りに事が運ぶとはっ。やはり俺は王になる存在だ。神に愛されておる。阿保ぉの兄上、そろそろ私にその王座を返してもらいますよ」
ひとしきり笑うと窓からコツンという音がする。ハワードがテラスに続く窓を開けるとそこにはテラスの床の色と同じ色の服を着た男が片膝を立てて畏まっていた。
「殿下、お呼びにより参りました」
男がそうハワードに言うと満足そうに頷く。
「さて次はどうやって消えてもらうか・・・」
「そうでございますね・・・」
~王都 スラム付近の街路~
「スラムの乞食がこの街に居ていいわけねーだろがっ」
そう言って男の冒険者のブーツのつま先が私のお腹に突き刺さる。私の体はその衝撃で宙を舞って道端に叩きつけられました。街行く人々は見てぬ振りで通り過ぎ、衛兵も気に留める様子はありません。それは仕方ありません。私はスラム街の住人だから。
「うぅぅ」
背中とお腹の痛みにうめき声がでてしまいました。それを聞いた彼らは
「生意気にも痛がってやがる」
と私を蹴り飛ばした男がそう言って笑いました。付き添っていた司祭風の女は
「クルーダ様、あのような汚い物を蹴ってはお靴が汚れますわよ」
と言い蔑むような眼で私を見ています。
「まぁ。いいじゃねぇか。俺の良いストレスのはけ口だよ」
そう言って蹴った男は私の襟首を持って締めあげました。その瞬間込み上げてくるものがあって男の顔に吐いてしまいました。
「くそがっ」
男は私を急いで離し、
「灯火」
そう魔法を唱えました。そして次の瞬間私は燃えていました。冒険者たちは私が吐いた血を男からふき取っていました。私の目から涙が零れていましたがそのまま意識は途絶えて行きました。
~王都 冒険者ギルド~
「クルーダ様。顔色が優れませんわよ」
司祭服の女が男に声をかける。
「うぅん。すまんな。昨日飲みすぎたようで体が怠くてな・・・」
そう言って右手で頭を押さえる。
「1週間ほど前に片付けたゴミを触ったからじゃありません? 『正しき者は七度倒れても、再び起き上がる』と。神の使徒たる我が祈りよ、苦しむ人々を救い給え。回復」
彼女がクルーダの頭を触り、魔法を唱えると男の体がぽぅっと光った。
「助かったよ、ジェニファー。だいぶ体が楽になった」
男が司祭風の女にそう声を掛ける。
「いえいえ。それよりもクルーダ様、お酒は控えないと、体に赤いシミが出来てますわよ」
「え?」
そう言って男は自分の体を確認する。右の前腕に直径1mm程の赤黒いシミが3つ出来ていた。
「本当だな。今日から暫く酒飲むのやめとくよ」
そう言って頭を掻いた。その日はそれだけだった。だがそれは急速に王都中に広がっていく。そしてそれから1か月後王都に住む人々の1/10が命を落としていった。そして遂に第2王子と王妃までもその命を散らしてしまうのだった。
~王都 王城~
第2王子、王妃が続けて亡くなった王城は混乱を極める。その悲しみの中王は統治を続けていた。本当は悲しみたいが現状それも出来ない状態だった。そんな日が30日弱続いたある日、王はなんの前触れもなく倒れた。
「王が倒れた。すぐに大司祭を呼べ!」
宰相が叫び、すぐさま彼は謁見の間に現れた。枢機卿亡き今大司祭のクラスがこの国のトップになる。彼は王が倒れている状況に驚きすぐさま回復魔法を唱える。
「『正しき者は七度倒れても、再び起き上がる』と。神の使徒たる我が祈りよ、苦しむ人々を救い給え。回復」
ぽっと強い光が杖に宿り、王へと注がれる。王の体が揺れたかと思うと痙攣のようにピクピクとし始め、その揺れは大きくなっていく。大司祭はそれを見ると慌てて魔法を解除する。
「大司祭っ」
宰相が王へと駆け寄り
「回復魔法を続けよ」
と大司祭に声を荒げて言う。
「いけません。これは回復魔法ではその命を縮めてしまう病のようです。すぐに教皇であるトパーズ様をお呼びするのです。これは蘇生魔法でないと無意味です」
そう告げ謁見の間に静寂が訪れる。宰相は王を寝室へと運ぶよう命令を出し、大司祭は窓際で
「伝言、トパーズ様。蝕むモノによって王が倒れました。すぐにお越しください」
光の玉が西の方角へ向かって飛んでいく。
2時間後・・・教皇トパーズが到着した頃には王は既に息を引き取っていた。教皇は静かに宰相に向かって告げる。
「蝕むモノは心が疲れていると掛かりやすいと言われているモノです。徐々に体を蝕み2か月後には死んでしまうのです。それは回復魔法を受けると蝕むスピードを速めてしまうのです。もうここ30年ほどは現れてはいなかったのですが・・・」
「・・・教皇トパーズ様。薬師ならその『蝕むモノ』は生み出せるのでしょうか?」
不意に顔を上げた王弟ハワードがそう問う。
「えぇ。そもそもこれはエルフが作り上げたモノ。腕がある者ならば可能かもしれませんが、製薬方法が不明ですのでかなり難しいかと・・・」
「イブ街の魔力ポーションを作れる薬師が居るのですが、その者なら可能でしょうか?」
ハワードは涙を流しながら問う。
「・・・そうですね。その者ならば可能かもしれません・・・」
トパーズは思わずそう答えてしまう。
「・・・ならば、私がその薬師に問いましょう」
こうしてハジメに嫌疑が掛けられることになった。しかしその時には既にハジメはアヴァの国からは去った後だったのである。
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