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旅立
第4特別警察隊
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「これはこれは……ド派手に暴れたもんだなァ……」
ロクサが立ち去ってからものの数分で警備隊が到着、ダグラス夫妻は後片付けよりも先に事情聴取を受けていた。勿論ロクサ達の事は伏せてこれ以上事を荒立てぬように言葉を選びつつ質問された問いに答えていた。
そんな中、甲冑を身に纏う兵士の中に見慣れぬ制服の男が紛れ込んでいた。その男は煙草を口に加え荒らされた店内を見回っている様子だった。
「つまり強盗集団を倒した人は、正門とは逆方向に走り去っていったわけですね?」
「そ、そうです……嫁と一緒にそれは見ていましたので間違いないかと……なぁ、イザリア?」
話の辻褄を合わせる時間すら無かった、しかし彼女も同じ気持ちでダグラスの話に合わせるようにこくりと首を頷かせた。
「______黒髪で紅コート羽織った奴がヒーローだろう?」
煙草を加えていた男がいつの間にか自分のすぐ側に立っており、見事にロクサの特徴を言い当てた為にダグラスの心拍数は上がった。
「主人、隠し事は良くねぇ……人間正直に生きていくのが筋ってもんだ。嘘が笑って済ませられるなら警察は不要、でも度が過ぎちまえば俺達の出番って、訳だ」
今回だけは笑ってやる、と床に煙草の灰を落とすと靴で踏み男は酒場の外で出ていった。
「天草ァ!天草何処行った!!」
「はい!天草弥助(あまくさ やすけ)、ここに居ますとも!何時もよりも神経が苛立ってそうですねっ、桐生さん!お団子食べます?俺の食べかけですが」
漸く尻尾を掴んだ煙草の男、桐生宗介(きりゅう そうすけ)は部下である天草弥助を呼び付けると差し出された団子をパシッと受け取りモッチャモッチャと食し始めた。
「ふっふっふっ……気分が良いと団子さえも美味ぇじゃねぇか……。天草ァ!隊長に緊急連絡しろ!各門番に数人残して残りの全兵力を全部こっちに回せとなァ!!」
「無理です!隊長はさっき好みのお姉さんだと付き纏っていたらその方がニューハーフと知りカルチャーショックを受けて先にホテルへお戻りになられました!ああいう時の隊長は使い物になりません!全指揮を執るのは桐生副隊長、貴方であります!此方、アルデンティア軍事施設に繋がる通信装置です!どうぞ、Telって下さい!」
何という体たらく、泣く子も黙る第4特別警察隊の隊長として恥ずかしくないのだろうか。怒りと情けなさを持ちつつも仕方なく隊長代理としての役割を果たすべく、桐生は天草から通信装置を受け取り連絡をし始めた。
「此方アルデンティア軍事施設です、何かお困りでしょうか?」
「えと、あの、えと、その、えーっと、んーと……じ、実はですね、あっ、頭の中真っ白になった、ご、5分だけ待ってもらって良いですか?」
ガチャ!ツー……ツー……
「天草ァ!ここの国の兵士共は役に立ちそうもねぇぞ!いいか、第4特別警察隊の名前に泥を塗るような真似は許されねぇ……俺達二人で空賊野郎を逮捕するぞ!」
「イェイ!流石に電話で人見知りが発生する桐生さん!何処までも付いていきますぜー!」
ロクサが立ち去ってからものの数分で警備隊が到着、ダグラス夫妻は後片付けよりも先に事情聴取を受けていた。勿論ロクサ達の事は伏せてこれ以上事を荒立てぬように言葉を選びつつ質問された問いに答えていた。
そんな中、甲冑を身に纏う兵士の中に見慣れぬ制服の男が紛れ込んでいた。その男は煙草を口に加え荒らされた店内を見回っている様子だった。
「つまり強盗集団を倒した人は、正門とは逆方向に走り去っていったわけですね?」
「そ、そうです……嫁と一緒にそれは見ていましたので間違いないかと……なぁ、イザリア?」
話の辻褄を合わせる時間すら無かった、しかし彼女も同じ気持ちでダグラスの話に合わせるようにこくりと首を頷かせた。
「______黒髪で紅コート羽織った奴がヒーローだろう?」
煙草を加えていた男がいつの間にか自分のすぐ側に立っており、見事にロクサの特徴を言い当てた為にダグラスの心拍数は上がった。
「主人、隠し事は良くねぇ……人間正直に生きていくのが筋ってもんだ。嘘が笑って済ませられるなら警察は不要、でも度が過ぎちまえば俺達の出番って、訳だ」
今回だけは笑ってやる、と床に煙草の灰を落とすと靴で踏み男は酒場の外で出ていった。
「天草ァ!天草何処行った!!」
「はい!天草弥助(あまくさ やすけ)、ここに居ますとも!何時もよりも神経が苛立ってそうですねっ、桐生さん!お団子食べます?俺の食べかけですが」
漸く尻尾を掴んだ煙草の男、桐生宗介(きりゅう そうすけ)は部下である天草弥助を呼び付けると差し出された団子をパシッと受け取りモッチャモッチャと食し始めた。
「ふっふっふっ……気分が良いと団子さえも美味ぇじゃねぇか……。天草ァ!隊長に緊急連絡しろ!各門番に数人残して残りの全兵力を全部こっちに回せとなァ!!」
「無理です!隊長はさっき好みのお姉さんだと付き纏っていたらその方がニューハーフと知りカルチャーショックを受けて先にホテルへお戻りになられました!ああいう時の隊長は使い物になりません!全指揮を執るのは桐生副隊長、貴方であります!此方、アルデンティア軍事施設に繋がる通信装置です!どうぞ、Telって下さい!」
何という体たらく、泣く子も黙る第4特別警察隊の隊長として恥ずかしくないのだろうか。怒りと情けなさを持ちつつも仕方なく隊長代理としての役割を果たすべく、桐生は天草から通信装置を受け取り連絡をし始めた。
「此方アルデンティア軍事施設です、何かお困りでしょうか?」
「えと、あの、えと、その、えーっと、んーと……じ、実はですね、あっ、頭の中真っ白になった、ご、5分だけ待ってもらって良いですか?」
ガチャ!ツー……ツー……
「天草ァ!ここの国の兵士共は役に立ちそうもねぇぞ!いいか、第4特別警察隊の名前に泥を塗るような真似は許されねぇ……俺達二人で空賊野郎を逮捕するぞ!」
「イェイ!流石に電話で人見知りが発生する桐生さん!何処までも付いていきますぜー!」
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