27 / 50
27. 六日目夜④
しおりを挟む
森に入ってしばらくすると、ぷつんと膜を通り抜けるような、妙な感触があった。それとともに、ぐっと身体が重くなる。
目に見える風景は変わらないが、何かがまとわりつく濃密な気配があった。それが何か、シウにはよくわからなかったが、とにかく、ここが人の領域でないことは、よくわかった。
(空気がおかしい。早く終わらせなきゃ)
いつ、あの魔獣の仲間が出てもおかしくない。もし、襲われたら一貫の終わりだ。
足が震える。
数歩進んで、恐怖に耐えきれずしゃがみこむ。
シルクスタの外に出さえすればいいのだ。ここでも、問題ないはずだ。
震える手でリュックの中から、携帯用のランプと木の箱を取り出す。木の箱は、シウの両手で抱えられるほどの大きさだ。宝石箱と言うには質素で、ただの書類入れにしてはものものしい。
上部をぱかりとあけると、ボタンやスイッチがびっしりと並ぶ。端のアンテナを起こし、高く伸ばした。
リュックから青色の透明な石を取り出して、真ん中の窪みに納める。左から順番に、スイッチをオンにする。蓋裏に書いてある番号に従ってボタンを押す。横の回転式のハンドルをゆっくりとまわした。
(お願い、つながって)
脳裏に浮かぶのは、あの慌ただしい一日。
平穏なズコット家、最後の日。
父の書斎で震える弟の手を握りしめるしか、シウにはできなかった。
⸺魔力でジャミングされている! しかも逆探知された! シルクスタ内じゃ、この通信機は使えない!
滅多に取り乱さない父親の、焦りに満ちた声。
机を叩く鈍い音。
扉を激しく叩く音。
たくさんの重い足音。
恐ろしい記憶を振り払い、シウは箱に仕込まれた機械の調整に集中する。
ザザーと、ノイズ音が聞こえる。
どんなにハンドルをまわしても、ノイズ以外の音が何も聞こえない。
(もっと、この森の奥にいかなきゃ。シルクスタから離れなきゃ)
箱を抱えてなんとか立ち上がり、森の奥へ一歩進み出す。
その途端、足元が沈んだ。
ついさっきまで、ただの地面だったはずなのに、まるで泥沼のように足が沈む。慌ててランプで照らせば、地面だったはずの場所は漆黒の沼と化していた。
そこからぬるりと黒い触手が何本も湧き上がり、シウの腕に、足に絡みつく。触手が触れたところから、身体の力が抜ける。恐怖のあまり、歯の根が合わない。
沼に引きずり込むように、触手がぐいっとシウの身体を引っ張る。たまらず膝をつき、腕もつく。持っていたランプが転がって、それも沼に沈んだ。あたりは再び、月明かりだけが頼りの闇が支配する。
反射的にゼンの名前を呼びかけて、唇を噛む。ここまで来たのは、シウの判断。シウの目的のために、なかば彼を騙すような真似までして、ここに来たのだ。危険は承知していた。この期に及んで、ゼンまで危険にさらすつもりはなかった。
(お父様、カルロ、助けられなくてごめんなさい)
父と弟のことを思う。
亡くなった母の面影を思う。
無力感に、絶望に、打ちひしがれるシウの耳に、羽ばたきが聞こえた。すぐ手前の、木々の隙間から何かが羽ばたきながら降りてくる。
(飛竜!? ゼンさん!?)
見上げたシウの目に映ったのは、そのどちらでもなかった。
褐色の肌に黒い髪。漆黒のコウモリのような翼を背中に広げ、男が月の光を背に浴びながらゆっくりと降りてくる。見た目の年齢は、ゼンと同じか、もう少し上くらいか。
背筋が粟立つほど、美しい男だった。彫刻すらもここまで美しく刻むことはできないだろう。人ではありえない奇跡の造形。
強いて言うなら、ちょっと目つきが悪い気がする。しかしそれも、眼光の鋭さと相まって、そうあるべきと思わせる迫力に満ちていた。
(魔族!)
シウは恐怖を通り越して、驚愕で、声が出ない。
魔族は、ここ二百年以上、目撃情報がない。
魔獣の森の奥にいるという噂だが、あまりに見ないので、実はいないのではないか説すら囁かれている。
しかし、シウが一般教養で習った魔族の条件に、その男はぴったり当てはまっていた。本に描かれていた、耳まで口が裂けた魔族の絵は、こんなに美しくはなかったが。
人を見れば必ず殺し喰らう負の生き物。
喰われた魂は永遠に救われない。
人類の永劫の敵。
それが魔族だと、本には記されていた。
男はシウのすぐ前に降りると、しゃがんだ。
頬杖をついて、漆黒の瞳でシウを眺めてくる。
「こんにちわ?」
魔族が普通に挨拶してきた。しかも、ちょっと微笑みかけてくれた。
それにも驚いて、シウは固まってしまう。
とにかく、相手が何を考えているのかわからなくて、恐ろしくて仕方ない。
「あれ? おっかしーなー。知能があればどんな生き物でも、会話できるはずなんだけど」
しばらく首を捻っていた魔族は、ぽむっと手を打った。
「そっか、これでびっくりしちゃったか」
するすると、シウの身体から黒い触手が離れる。沼のようだった地面も普通に戻った。
「安心してほしい。俺に触手プレイをする趣味はないんだ」
「そういう発想はなかったですから!」
突っ込んで初めて、声が出たことに気づいた。あまりに魔族らしからぬ言葉に、条件反射で受け応えてしまった。
「こんにちわ?」
「こ、こんにちわ」
今度は、シウも挨拶を返すことができた。
ただ、腰が抜けて立ち上がれないが。
「何しに来たの?」
「ちょっと、シルクスタの外に出てみたくて」
「でもここは、人間が入っちゃいけない約束になってるよね?」
その通りだ。
基本的に、魔獣の森に入るのは禁忌も禁忌。
万が一、魔族を怒らせたら、どんな目に合わされるかわからない。シウはその危険性を知りながら、家族を助けたくてここに来た。この魔族は、穏やかな雰囲気だが、それが本心とは限らない。
シウの喉の奥は、カラカラだった。
(きっと、私の事情なんて、魔族には関係ない)
シウは一つ大きく深呼吸して決心した。こういう時にやることはひとつだ。
リュックから、白い箱を取り出す。高さが親指の長さ程度の平べったい箱だ。それを、両手で差し出して、地面におでこがくっつかんばかりに頭を下げた。
「勝手に入って申し訳ありません! こちら、お詫びの品になります! どうかこれで見逃してください!」
ズコット家伝統のとりあえず平謝りである。必要があれば全力で謝る。そういう教育を、シウは受けていた。
魔族は大人しく白い箱を受け取ると、ぱかりと蓋をあけた。そこには、色よく焼けた褐色のクッキーが綺麗に並んでいる。本来なら、おやつに食べるつもりでもってきてたのだった。
「ん。なるほど、詫び菓子ってやつ?……これならなんとか言い訳たつかな」
魔族はクッキーをしばらく眺めて、顎に手をやりふむふむ頷いて、ちょっと匂いを嗅いだりなんかしている。
「一個食べちゃお」
上機嫌に魔族が箱をあけてクッキーを一個取り出す。シウは、さっと茶を用意して渡した。
「ありがとう、君もどうぞ」
一個くれたので、魔族の横に座って、一緒に食べる。甘いものを食べると、少し落ち着いた。
横の魔族を見ると、片手で祈るポーズをしたあとに、上品に食べている。口を開けたときにちらりと犬歯のあたりに尖った牙が見えた。
「これは美味しいねー。俺の部下も喜びそうだ。甘味好きなやつがいてね」
魔族が嬉しそうなので、他のおやつも薦めてみる。なかなか良い食べっぷりの魔族だった。
「うまぁい、魔力変換効率、だいぶいいな」
ごちそうさまと言いつつ、また祈りのポーズをしている。雰囲気からして感謝の祈りだ。食材に、作り手に、感謝を捧げることを習慣としているのだろう。
しかも、シウの作ったお菓子を、どれも丁寧に食べてくれた。一気にこの魔族への好感度が、爆上がりしたシウだった。
「いっぱいもらっちゃったから、礼代わりにひとつ、君の問題を解決してあげるよ。さっき、なんか苦労してたろ」
魔族はシウの足元に転がっていた箱を取り上げる。ひっくり返したり、軽く中を開けたりしていじりはじめた。
シウは壊されやしないか心配になった。機械魔術都市から取り寄せた高価なものなのだ。
「それ、大事なやつなんです」
「でもここじゃ使えないだろ? 俺が張ってる結界のせいだと思う」
しばらくいじっていたら、ザザーというノイズの合間に、途切れ途切れに音声が聞こえてきた。しかしどうにも音が小さい。
「魔力不足っぽいな? これ、動力どうしてんの」
シウが真ん中の石を指すと、魔族が石に人差し指を押し当てた。黒い靄がその石の中で渦巻く。その途端、クリアで明るい声が響き渡った。
「きこえますか!? こちらアクムリア連邦王国外務担当です!」
シウは慌てて、マイク部分に話しかけた。
「お世話になっております。ズコット商会のシウリールです。シルクスタからの亡命を希望します。虹の荒野での保護対応を要請します」
暗い魔獣の森に、シウの声が響いた。
目に見える風景は変わらないが、何かがまとわりつく濃密な気配があった。それが何か、シウにはよくわからなかったが、とにかく、ここが人の領域でないことは、よくわかった。
(空気がおかしい。早く終わらせなきゃ)
いつ、あの魔獣の仲間が出てもおかしくない。もし、襲われたら一貫の終わりだ。
足が震える。
数歩進んで、恐怖に耐えきれずしゃがみこむ。
シルクスタの外に出さえすればいいのだ。ここでも、問題ないはずだ。
震える手でリュックの中から、携帯用のランプと木の箱を取り出す。木の箱は、シウの両手で抱えられるほどの大きさだ。宝石箱と言うには質素で、ただの書類入れにしてはものものしい。
上部をぱかりとあけると、ボタンやスイッチがびっしりと並ぶ。端のアンテナを起こし、高く伸ばした。
リュックから青色の透明な石を取り出して、真ん中の窪みに納める。左から順番に、スイッチをオンにする。蓋裏に書いてある番号に従ってボタンを押す。横の回転式のハンドルをゆっくりとまわした。
(お願い、つながって)
脳裏に浮かぶのは、あの慌ただしい一日。
平穏なズコット家、最後の日。
父の書斎で震える弟の手を握りしめるしか、シウにはできなかった。
⸺魔力でジャミングされている! しかも逆探知された! シルクスタ内じゃ、この通信機は使えない!
滅多に取り乱さない父親の、焦りに満ちた声。
机を叩く鈍い音。
扉を激しく叩く音。
たくさんの重い足音。
恐ろしい記憶を振り払い、シウは箱に仕込まれた機械の調整に集中する。
ザザーと、ノイズ音が聞こえる。
どんなにハンドルをまわしても、ノイズ以外の音が何も聞こえない。
(もっと、この森の奥にいかなきゃ。シルクスタから離れなきゃ)
箱を抱えてなんとか立ち上がり、森の奥へ一歩進み出す。
その途端、足元が沈んだ。
ついさっきまで、ただの地面だったはずなのに、まるで泥沼のように足が沈む。慌ててランプで照らせば、地面だったはずの場所は漆黒の沼と化していた。
そこからぬるりと黒い触手が何本も湧き上がり、シウの腕に、足に絡みつく。触手が触れたところから、身体の力が抜ける。恐怖のあまり、歯の根が合わない。
沼に引きずり込むように、触手がぐいっとシウの身体を引っ張る。たまらず膝をつき、腕もつく。持っていたランプが転がって、それも沼に沈んだ。あたりは再び、月明かりだけが頼りの闇が支配する。
反射的にゼンの名前を呼びかけて、唇を噛む。ここまで来たのは、シウの判断。シウの目的のために、なかば彼を騙すような真似までして、ここに来たのだ。危険は承知していた。この期に及んで、ゼンまで危険にさらすつもりはなかった。
(お父様、カルロ、助けられなくてごめんなさい)
父と弟のことを思う。
亡くなった母の面影を思う。
無力感に、絶望に、打ちひしがれるシウの耳に、羽ばたきが聞こえた。すぐ手前の、木々の隙間から何かが羽ばたきながら降りてくる。
(飛竜!? ゼンさん!?)
見上げたシウの目に映ったのは、そのどちらでもなかった。
褐色の肌に黒い髪。漆黒のコウモリのような翼を背中に広げ、男が月の光を背に浴びながらゆっくりと降りてくる。見た目の年齢は、ゼンと同じか、もう少し上くらいか。
背筋が粟立つほど、美しい男だった。彫刻すらもここまで美しく刻むことはできないだろう。人ではありえない奇跡の造形。
強いて言うなら、ちょっと目つきが悪い気がする。しかしそれも、眼光の鋭さと相まって、そうあるべきと思わせる迫力に満ちていた。
(魔族!)
シウは恐怖を通り越して、驚愕で、声が出ない。
魔族は、ここ二百年以上、目撃情報がない。
魔獣の森の奥にいるという噂だが、あまりに見ないので、実はいないのではないか説すら囁かれている。
しかし、シウが一般教養で習った魔族の条件に、その男はぴったり当てはまっていた。本に描かれていた、耳まで口が裂けた魔族の絵は、こんなに美しくはなかったが。
人を見れば必ず殺し喰らう負の生き物。
喰われた魂は永遠に救われない。
人類の永劫の敵。
それが魔族だと、本には記されていた。
男はシウのすぐ前に降りると、しゃがんだ。
頬杖をついて、漆黒の瞳でシウを眺めてくる。
「こんにちわ?」
魔族が普通に挨拶してきた。しかも、ちょっと微笑みかけてくれた。
それにも驚いて、シウは固まってしまう。
とにかく、相手が何を考えているのかわからなくて、恐ろしくて仕方ない。
「あれ? おっかしーなー。知能があればどんな生き物でも、会話できるはずなんだけど」
しばらく首を捻っていた魔族は、ぽむっと手を打った。
「そっか、これでびっくりしちゃったか」
するすると、シウの身体から黒い触手が離れる。沼のようだった地面も普通に戻った。
「安心してほしい。俺に触手プレイをする趣味はないんだ」
「そういう発想はなかったですから!」
突っ込んで初めて、声が出たことに気づいた。あまりに魔族らしからぬ言葉に、条件反射で受け応えてしまった。
「こんにちわ?」
「こ、こんにちわ」
今度は、シウも挨拶を返すことができた。
ただ、腰が抜けて立ち上がれないが。
「何しに来たの?」
「ちょっと、シルクスタの外に出てみたくて」
「でもここは、人間が入っちゃいけない約束になってるよね?」
その通りだ。
基本的に、魔獣の森に入るのは禁忌も禁忌。
万が一、魔族を怒らせたら、どんな目に合わされるかわからない。シウはその危険性を知りながら、家族を助けたくてここに来た。この魔族は、穏やかな雰囲気だが、それが本心とは限らない。
シウの喉の奥は、カラカラだった。
(きっと、私の事情なんて、魔族には関係ない)
シウは一つ大きく深呼吸して決心した。こういう時にやることはひとつだ。
リュックから、白い箱を取り出す。高さが親指の長さ程度の平べったい箱だ。それを、両手で差し出して、地面におでこがくっつかんばかりに頭を下げた。
「勝手に入って申し訳ありません! こちら、お詫びの品になります! どうかこれで見逃してください!」
ズコット家伝統のとりあえず平謝りである。必要があれば全力で謝る。そういう教育を、シウは受けていた。
魔族は大人しく白い箱を受け取ると、ぱかりと蓋をあけた。そこには、色よく焼けた褐色のクッキーが綺麗に並んでいる。本来なら、おやつに食べるつもりでもってきてたのだった。
「ん。なるほど、詫び菓子ってやつ?……これならなんとか言い訳たつかな」
魔族はクッキーをしばらく眺めて、顎に手をやりふむふむ頷いて、ちょっと匂いを嗅いだりなんかしている。
「一個食べちゃお」
上機嫌に魔族が箱をあけてクッキーを一個取り出す。シウは、さっと茶を用意して渡した。
「ありがとう、君もどうぞ」
一個くれたので、魔族の横に座って、一緒に食べる。甘いものを食べると、少し落ち着いた。
横の魔族を見ると、片手で祈るポーズをしたあとに、上品に食べている。口を開けたときにちらりと犬歯のあたりに尖った牙が見えた。
「これは美味しいねー。俺の部下も喜びそうだ。甘味好きなやつがいてね」
魔族が嬉しそうなので、他のおやつも薦めてみる。なかなか良い食べっぷりの魔族だった。
「うまぁい、魔力変換効率、だいぶいいな」
ごちそうさまと言いつつ、また祈りのポーズをしている。雰囲気からして感謝の祈りだ。食材に、作り手に、感謝を捧げることを習慣としているのだろう。
しかも、シウの作ったお菓子を、どれも丁寧に食べてくれた。一気にこの魔族への好感度が、爆上がりしたシウだった。
「いっぱいもらっちゃったから、礼代わりにひとつ、君の問題を解決してあげるよ。さっき、なんか苦労してたろ」
魔族はシウの足元に転がっていた箱を取り上げる。ひっくり返したり、軽く中を開けたりしていじりはじめた。
シウは壊されやしないか心配になった。機械魔術都市から取り寄せた高価なものなのだ。
「それ、大事なやつなんです」
「でもここじゃ使えないだろ? 俺が張ってる結界のせいだと思う」
しばらくいじっていたら、ザザーというノイズの合間に、途切れ途切れに音声が聞こえてきた。しかしどうにも音が小さい。
「魔力不足っぽいな? これ、動力どうしてんの」
シウが真ん中の石を指すと、魔族が石に人差し指を押し当てた。黒い靄がその石の中で渦巻く。その途端、クリアで明るい声が響き渡った。
「きこえますか!? こちらアクムリア連邦王国外務担当です!」
シウは慌てて、マイク部分に話しかけた。
「お世話になっております。ズコット商会のシウリールです。シルクスタからの亡命を希望します。虹の荒野での保護対応を要請します」
暗い魔獣の森に、シウの声が響いた。
0
あなたにおすすめの小説
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
婚約者の本性を暴こうとメイドになったら溺愛されました!
柿崎まつる
恋愛
世継ぎの王女アリスには完璧な婚約者がいる。侯爵家次男のグラシアンだ。容姿端麗・文武両道。名声を求めず、穏やかで他人に優しい。アリスにも紳士的に対応する。だが、完璧すぎる婚約者にかえって不信を覚えたアリスは、彼の本性を探るため侯爵家にメイドとして潜入する。2022eロマンスロイヤル大賞、コミック原作賞を受賞しました。
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて
アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。
二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――
不器用な大富豪社長は、闇オクで買った花嫁を寵愛する
獅月@体調不良
恋愛
「 御前を幸せにする為に、俺は買ったんだ 」
〜 闇オク花嫁 〜
毒親である母親の為だけに生きてきた彼女は、
借金を得た母の言葉を聞き、
闇オークションへ売られる事になった。
どんな形にしろ借金は返済出来るし、
母の今後の生活面も確保出来る。
そう、彼女自身が生きていなくとも…。
生きる希望を無くし、
闇オークションに出品された彼女は
100億で落札された。
人食を好む大富豪か、
それとも肉体を求めてか…。
どちらにしろ、借金返済に、
安堵した彼女だが…。
いざ、落札した大富豪に引き渡されると、
その容姿端麗の美しい男は、
タワマンの最上階から5階部分、全てが自宅であり、
毎日30万のお小遣いですら渡し、
一流シェフによる三食デザート付きの食事、
なにより、彼のいない時間は好きにしていいという自由時間を言い渡した。
何一つ手を出して来ない男に疑問と不満を抱く日々……だが……?
表紙 ニジジャーニーから作成
エブリスタ同時公開
兄様達の愛が止まりません!
桜
恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。
そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。
屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。
やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。
無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。
叔父の家には二人の兄がいた。
そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる