【R18】恋を知らない令嬢と死を望む化物のはなし

てへぺろ

文字の大きさ
34 / 50

34. 七日目昼②※

しおりを挟む
 真っ赤な顔のゼンに、シウは満足げにキスする。
 シウはワンピースをきっちり着込んでいるが、ゼンは全裸で、しかもシウの手で足を左右に大きく広げさせられ、仰向けに寝かされている。
 
「力をぬいて、ちゃんと足を開いてくださいね。私がいいっていうまで、勝手に射精しちゃだめですよ」
「うぅ……」
 
 不安げな瞳の横に一度キスを落とし、頬に、唇に、キスを落とす。さらに下、首から胸元へも唇を押しあてて、傷跡だらけの肌を吸う。しっかりと筋肉がついていて、弾力のある肌だ。

「ゼンさんの、傷跡だらけの身体、好きです。意外と感じやすいのがいいですよね」

 乳首に舌を這わせ、きつく吸う。ビクビクと動く身体に手を添え、何度も舌で嬲る。

「本当に芸術的ですね」

 傷跡の陰影をシウはゆっくりと指で撫でる。筋肉の形や盛り上がり方、肉づきのバランス、全体的に素晴らしいとシウは思っていた。この傷跡すら、彩りを添えている。つつっと下に降ろしていき、そっと太ももを手で押す。押しながら、太ももの内側を刺激するようになでた。

「んん……」

 くすぐったいのか、身をよじるゼンの身体を押さえつけ、金の瞳を上からのぞきこんだ。指を絡めて、大きな手を上からおさえつける。

「いつもと、逆みたいですね」

 じっとみあげてくるゼンの唇を塞ぐ。びっくりしたのか、横に逃げる唇を追っかけて、強引に唇を重ねた。舌でそっと唇を撫でれば、容易に口内への侵入を許してくれる。舌を絡めれば、いつもと同じように応えてくれた。

「舌、出してください」

 おとなしく差し伸ばされる舌にキスし、甘くくわえる。何度も軽く吸いながら、舌をさらに絡める。
 いつの間にか、シウを見つめる瞳には淫蕩な気配が漂っていた。その瞳に、シウはなおさらぞくぞく昂った。
 ちゅっと音を立てて唇にキスしてから、身体をずらし、ゼンの股間をそっと握る。いつものように、固くて熱い。
 反射的に閉じようとする足を、シウがそっと押すと大人しく開く。
 
「だめです。大丈夫、気持ちいいことしかしないですよ」

 大きく開いた太ももの内側を撫で、口づける。柔らかだが、その奥に逞しい筋肉を感じる。敏感な部分には触らないように、太ももや下腹に触れる。

  ぽたぽたと透明な粘液が下腹に落ちて糸を引く。シウはそれを、指でなぞって、ゼンの肌に塗り広げた。
  
 反り返っている男根を握りなおす。片手ではまわりきらないので、両手でやわやわと揉みながら、親指で尖端を刺激した。

「ちゃんと我慢できて偉いですね」
 
 手と舌を使って丁寧に愛撫していけば、気持ちよさそうに震える。

 びくんとゼンが震えるたびに、シウの身体が軽く持ち上がる。手で陰茎を刺激しながら、睾丸からさらにその下、会陰の部分まで指で刺激する。

「ぅ………………」
「ここ、弱いんですね。もっとしてあげますから、足、あげましょ?」

 膝を胸の方へあげ、尻を少し持ち上げる格好にする。いつもは隠れて見えない部分が丸見えで、随分と弄りやすくなった。

「自分でちゃんとお尻あげててくださいね。私の力だけではあがらないんで」

 ゼンが、一瞬怯んだ隙に、敏感な部分をいじりまくる。すぐに、太ももの内側が小さく震えだし、睾丸がきゅっと硬さを増す。

「だめですよ、勝手に射精しちゃだめ。我慢してください」

 切なそうに息を吐くゼンの表情をじっくり見ながら、シウは陰茎の根元を手でぎゅっと握る。そのまましばらく、ゼンの呼吸が落ち着くのを待つ。落ち着いた頃にまた、愛撫する。
 しばらく繰り返したら、ほんとにゼンが泣きそうになってきた。我慢がきつすぎるのか、ゼンはすぐ近くの壁からでっぱっている柱を握りしめている。みしりと柱がきしんで音をたてた。

 そんなゼンを見ながら、シウは少し不思議な気持ちになった。
 いつも寡黙で静かなゼンだが、我慢している時すらも実に静かだった。自分の意に染まぬことに、そんな印象をシウは受けた。

 ゼンの真っ赤な顔を、両手で撫でる。だいぶ体温が高い。

「もう、つらいですか」

 ゼンは涙目でシウをみつめたまま、否定も肯定もしない。ただ、熱のこもる目でシウをじっと見る。その視線に、シウの身体の奥の熱が一段と温度を増した。

「やっぱり、私が我慢できなくなっちゃいました」

 一度ゼンの頬にキスし、シウは服を着たまま、ゼンの腰の上にまたがる。先程から散々、透明な汁を垂らしている先端を、自身の秘所におしあてた。すでに濡れそぼっている下着をずらし、ゆっくりとシウは腰を降ろす。
 あいかわらず大きくて、少し挿れただけで息が苦しい。

 いつもは、かなりゼンが強引に奥まで挿れてくるからそんなに時間がかからないが、シウがおそるおそる腰を落とすので妙に時間がかかる。ゆっくりとした快楽に、シウ自身が追い詰められる。
 正直、全部入る気がしなかった。あと少しというところで、それ以上、腰が降ろせない。身体を震えながら支える手から、うまく力が抜けない。ふーふー息を吐きながら、ようやっと根元まで挿れる。

「んん……ゼンさん、おおきいです」

 ゼンはあいかわらず耳まで真っ赤にして、荒く息を吐いて我慢している。ゼンが掴む柱が、さらにみしりと音を立てた。壁にヒビが入りそうだ。ぎりぎりと、歯を食いしばる音すら聞こえてきそうだった。

 シウはワンピースのスカートをたくし上げ、結合部分を見えるようにしながら、ゆっくりと上下に揺らす。きつすぎて、あまり大きな動きはできない。

「ん……きもちい、です」
 
 ちょいちょいと、ゼンの頬を指でなぞり、唇を重ねる。キスしながら、シウは少し激しめに腰を動かして、手で身体を愛撫した。

 荒い息を吐きながら、ゼンは必死に耐えている。掴んでいる柱からはミシミシと音が聞こえた。そろそろ、家が壊れそうだった。

「もう、このまま射精してもいいですよ……って、きゃっ」

 シウが許可すると同時に、ゼンが柱を握っていた手を離し、シウの腰を掴む。下から勢いよく突き上げて逃げないように固定した。

「あっ、待っ……やっ、やあっ」

 身体を起こしたゼンに、腰を押さえて抱きかかえるように仰向けにされ、気づけば服もはぎ取られて組み敷かれる。

「ゼンさん、ちょっ……」

 ちょっと待って、そうじゃない。
 そう言いたいのに、唇をキスで封じられ、尻を鷲掴みにされながら、荒々しく何度も奥を抉られる。肉を打つ音が、部屋中に響き渡る。

「んむっ……!んんっ!」

 圧しつぶされるかと思うほど、奥まで強くうちこまれると同時に、シウのお腹の中で温かな快楽が弾ける。がくがく震えながら、シウは腕をゼンの首にまわし、強く引きよせた。

 ひとしきりの激情のあとも、まだシウの中では名残惜しそうに硬さが残る。大きな背中を撫でて起きてもらい、一度それを引き抜いた。
 白濁液に塗れた陰茎を、そっと指でなぞる。

「ゼンさんの、気持ちよさそうな顔、見たかったのに見そびれてしまいました。次は見せてくださいね。いっぱい触りますから」

 大きな身体を起こして、ゼンの足を開いて座らせる。
 頬に何度もキスしながら、濡れた陰茎を手で刺激する。気持ちよさそうな顔を見たくて、愛撫しながら、横からゼンの顔を覗き込む。

「シウ、シウ」
 
 ねだるように、引き寄せられるままに、唇を重ねる。

 お互い、夢中すぎたのだと思う。

 気づいたときには、玄関の扉が大きな音とともに、勢い良く開いていた。

「ちわあっす! 昨日はおつかれさまでし……うわあっ! うわあああっ! わあああああっ!」

 玄関の扉がガチャリと開き、勢い良くヒバが入って来たと思ったら、すごい勢いで出ていった。叫び声が少しずつ遠ざかる。森の中まで走っていったようだ。

 開け放たれた扉の向こうに、黒い飛竜が見えた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

新人メイド桃ちゃんのお仕事

さわみりん
恋愛
黒髪ボブのメイドの桃ちゃんが、働き先のお屋敷で、旦那様とその息子との親子丼。

狼隊長さんは、私のやわはだのトリコになりました。

汐瀬うに
恋愛
目が覚めたら、そこは獣人たちの国だった。 元看護師の百合は、この世界では珍しい“ヒト”として、狐の婆さんが仕切る風呂屋で働くことになる。 与えられた仕事は、獣人のお客を湯に通し、その体を洗ってもてなすこと。 本来ならこの先にあるはずの行為まで求められてもおかしくないのに、百合の素肌で背中を撫でられた獣人たちは、皆ふわふわの毛皮を揺らして眠りに落ちてしまうのだった。 人間の肌は、獣人にとって子犬の毛並みのようなもの――そう気づいた時には、百合は「眠りを売る“やわはだ嬢”」として静かな人気者になっていた。 そんな百合の元へある日、一つの依頼が舞い込む。 「眠れない狼隊長を、あんたの手で眠らせてやってほしい」 戦場の静けさに怯え、目を閉じれば仲間の最期がよみがえる狼隊長ライガ。 誰よりも強くあろうとする男の震えに触れた百合は、自分もまた失った人を忘れられずにいることを思い出す。 やわらかな人肌と、眠れない心。 静けさを怖がるふたりが、湯気の向こうで少しずつ寄り添っていく、獣人×ヒトの異世界恋愛譚。 [こちらは以前あげていた「やわはだの、お風呂やさん」の改稿ver.になります]

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

婚約者の本性を暴こうとメイドになったら溺愛されました!

柿崎まつる
恋愛
世継ぎの王女アリスには完璧な婚約者がいる。侯爵家次男のグラシアンだ。容姿端麗・文武両道。名声を求めず、穏やかで他人に優しい。アリスにも紳士的に対応する。だが、完璧すぎる婚約者にかえって不信を覚えたアリスは、彼の本性を探るため侯爵家にメイドとして潜入する。2022eロマンスロイヤル大賞、コミック原作賞を受賞しました。

【完結】呪いを解いて欲しいとお願いしただけなのに、なぜか超絶美形の魔術師に溺愛されました!

藤原ライラ
恋愛
 ルイーゼ=アーベントロートはとある国の末の王女。複雑な呪いにかかっており、訳あって離宮で暮らしている。  ある日、彼女は不思議な夢を見る。それは、とても美しい男が女を抱いている夢だった。その夜、夢で見た通りの男はルイーゼの目の前に現れ、自分は魔術師のハーディだと名乗る。咄嗟に呪いを解いてと頼むルイーゼだったが、魔術師はタダでは願いを叶えてはくれない。当然のようにハーディは対価を要求してくるのだった。  解呪の過程でハーディに恋心を抱くルイーゼだったが、呪いが解けてしまえばもう彼に会うことはできないかもしれないと思い悩み……。 「君は、おれに、一体何をくれる?」  呪いを解く代わりにハーディが求める対価とは?  強情な王女とちょっと性悪な魔術師のお話。   ※ほぼ同じ内容で別タイトルのものをムーンライトノベルズにも掲載しています※

兄様達の愛が止まりません!

恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。 そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。 屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。 やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。 無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。 叔父の家には二人の兄がいた。 そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…

魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて

アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。 二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――

処理中です...