24 / 41
24 ゲームチート
しおりを挟む
その夜、私は夢を見た。
なかなか眠れなくて、毛布にくるまって、ごろごろしていたから。だから、こんな夢を見たんだよね。
前世でも、眠れない夜は、いつもやってたから。
私の手の中には、前世で愛用していたスマホがある。
これこれ! この感触。これがなかったら落ち着かない。
眠る前のゲームが日課だった。
やっぱり、これをしないと1日が終わらないよね。まあ、夢中になりすぎて、一睡もせずに朝を迎えたことも何度かあったけど……。
あれ? 転生する前日の夜も、こうやって一晩中スマホゲームしてたっけ? イベント中だったから、徹夜は仕方ないよね。
まあ、いいや。これは夢だ。夢の中でスマホゲームできるなんて、めちゃくちゃ運が良い! 当たりの夢だよ。さっそくゲームしよ。
データ―消えてないよね? 長年やりこんだアプリゲーム。バリアを張るのを忘れて、敵に攻め込まれてたりしてないかな? いっぱい課金して育てたんだから……。って、あれ?
いつもやっていたゲームのアプリは、入ってなかった。そのかわりに、知らないアイコンが一つだけあった。
「なにこれ? 『異世界裁判』?」
そのアイコンに触れると、ゲームが始まった。
「! これって!」
それは、裁判ゲームだった。
見覚えのあるキャラクターが、証言台でしゃべっている。
「アリシア様がぁ、代理母をやれって命令したんですぅ」
「だってぇ、私は、辺境伯の娘なんだもん!」
メリッサだ!!
今日の裁判の証人尋問が、ゲームになってる!
私は画面の下にある「異議あり」ボタンを連打する。
さすがは私の夢。私の裁判ゲーム。ボタンが押し放題だ。
夢の中だったら、やりたい放題できる。メリッサをやっつけてやるんだから!
「赤ちゃんが卵から生まれるなんてぇ、うっそでぇーす!」
「異議あり!!」
「偽装妊娠で、私の赤ちゃんを盗られるところだったの」
「異議あり!」
「私が、本物の辺境伯の娘よ。だって、ほら綺麗でしょう? この赤い髪」
「異議あり!」
「アリシア様の体って、ちっとも魅力がないのよ。胸なんか、洗濯板よ。だから、ガイ様に抱いてもらえないの」
「異議あり!」「異議あり!」「異議あり!」
はぁ、はぁ。もうっ、どうして!!
「異議あり」ボタンを何度押しても、「根拠を述べてください」「証拠を提出してください」と裁判長にはじかれる。
なんなのよ、このくそゲー!
ゲームの中でくらい、勝たせてもらってもいいじゃない!
私の夢なんだから!!
腹が立って、スマホを投げつけようとしたけど、画面の上部で光っているボタンに気が付いた。
「ヒントボタンだ!」
早速、押す。
『ヒントを利用するには、広告を見てください』
「見るわよ。広告ぐらい。さっさと終わらせてね」
独り言を言いながら、画面を眺める。
どうせ、いつものダイエット薬か、ピンチの王様を助けるパズルゲームの広告でしょう? もう見飽きたよ。
「♪~まだ知らない世界に旅立ちましょう~♪」
あれ? 初めて見る広告だ。新しいゲームかな?
ファンタジー風の建物のアニメ絵から、女性の声が歌うように話しかけてくる。
「私を助けて。お願い。一緒に来て」
胸の前で祈るように手を組んだ黒髪の女性キャラの絵が、画面に現れる。
「この国は、間違っている」
「もっと広い世界に」
「今こそ、結界を破るんだ!」
セリフとともに、男性キャラのアニメ絵が増えていく。
乙女ゲームかな? 好みのキャラは、いないなぁ。
「500ダウンロード突破! ☆評価3! 今なら、結界破壊装置増量ガチャ無料!」
あ、やっぱり、あんまり人気ないみたい。500人しかダウンロードしてないんだ。つまらなそう。
ぼんやり見ているうちに、広告は終わった。
ようやくヒントが流れ出す。
「なになに? え? たったこれだけ?」
画面に現れたのは、『23年前の秘密』とだけだった。
「ちょっと、全然ヒントになってないじゃない! ふざけてんの? そうだ、もう一回、ヒント2を!」
ヒントボタンをもう一度押すと、また広告が流れだす。
「もうっ! 広告邪魔!」
「♪ ピローン ♪ ねえ、知らないって、もったいない」
さっきのアニメキャラの黒髪の女の子が、下着姿でしゃべってる。
「私と一緒に経験しよ♡ 新しい世界の扉をあ・け・て」
くねくね体を動かしながら、バナナを食べている。
「おいしいもの、いっぱいあるよ。一緒に食べに行こ♡」
「あなたの参加をお待ちしております。今なら帝国コスプレが当たるかも~結界をなくそう、反聖女主義同盟~」
何? これってエロゲ―なの?!
スマホを取り落としそうになる。我ながら、変な夢を見てるなぁ。
で、早く2個目のヒントを!
『肖像画を見てみよう。違和感を見つけられるかな?』
って、はあぁ? また、全然分かんないじゃない! 次のヒント!
ボタンを押してヒント3を出す。
今度の広告は、黒い画面だった。
真っ黒な中、男の声が響く。
「なぜ、失敗したんだ。もう少しだったのに。彼女が帝国から持ってきた魔法無効可装置、あれを使えば、外に出ることができたのに……」
暗闇に、男のシルエットが浮かび上がる。
「王国秘密騎士に処刑されてしまった。魔道具も処分された。……聖女の秘宝を破壊すれば……もしかしたら外の世界に……結界破壊装置を……魔道具の研究を……」
そこで画面は急に変わる。さっきのアニメの黒髪の女の子が出て来た。
「新しい世界に旅立ちたい。そんなあなたにぴったり。♪~反聖女主義同盟~♪ ダウンロードしてね♡」
ああ、もう変なゲームの広告はいいから、はやく裁判に勝つ方法を教えてよ。
「ヒント3は……、『王国秘密騎士団に、23年前に抹消された名簿の開示を求めろ』って。何のことよ? もっとちゃんとしたヒントはないの? ぜんぜん分からないじゃない! 夢の中なんだから、ちゃんとしたゲームをさせてよ!」
スマホをベッドの上にぶん投げた。
そこで、夢は終わった。
なかなか眠れなくて、毛布にくるまって、ごろごろしていたから。だから、こんな夢を見たんだよね。
前世でも、眠れない夜は、いつもやってたから。
私の手の中には、前世で愛用していたスマホがある。
これこれ! この感触。これがなかったら落ち着かない。
眠る前のゲームが日課だった。
やっぱり、これをしないと1日が終わらないよね。まあ、夢中になりすぎて、一睡もせずに朝を迎えたことも何度かあったけど……。
あれ? 転生する前日の夜も、こうやって一晩中スマホゲームしてたっけ? イベント中だったから、徹夜は仕方ないよね。
まあ、いいや。これは夢だ。夢の中でスマホゲームできるなんて、めちゃくちゃ運が良い! 当たりの夢だよ。さっそくゲームしよ。
データ―消えてないよね? 長年やりこんだアプリゲーム。バリアを張るのを忘れて、敵に攻め込まれてたりしてないかな? いっぱい課金して育てたんだから……。って、あれ?
いつもやっていたゲームのアプリは、入ってなかった。そのかわりに、知らないアイコンが一つだけあった。
「なにこれ? 『異世界裁判』?」
そのアイコンに触れると、ゲームが始まった。
「! これって!」
それは、裁判ゲームだった。
見覚えのあるキャラクターが、証言台でしゃべっている。
「アリシア様がぁ、代理母をやれって命令したんですぅ」
「だってぇ、私は、辺境伯の娘なんだもん!」
メリッサだ!!
今日の裁判の証人尋問が、ゲームになってる!
私は画面の下にある「異議あり」ボタンを連打する。
さすがは私の夢。私の裁判ゲーム。ボタンが押し放題だ。
夢の中だったら、やりたい放題できる。メリッサをやっつけてやるんだから!
「赤ちゃんが卵から生まれるなんてぇ、うっそでぇーす!」
「異議あり!!」
「偽装妊娠で、私の赤ちゃんを盗られるところだったの」
「異議あり!」
「私が、本物の辺境伯の娘よ。だって、ほら綺麗でしょう? この赤い髪」
「異議あり!」
「アリシア様の体って、ちっとも魅力がないのよ。胸なんか、洗濯板よ。だから、ガイ様に抱いてもらえないの」
「異議あり!」「異議あり!」「異議あり!」
はぁ、はぁ。もうっ、どうして!!
「異議あり」ボタンを何度押しても、「根拠を述べてください」「証拠を提出してください」と裁判長にはじかれる。
なんなのよ、このくそゲー!
ゲームの中でくらい、勝たせてもらってもいいじゃない!
私の夢なんだから!!
腹が立って、スマホを投げつけようとしたけど、画面の上部で光っているボタンに気が付いた。
「ヒントボタンだ!」
早速、押す。
『ヒントを利用するには、広告を見てください』
「見るわよ。広告ぐらい。さっさと終わらせてね」
独り言を言いながら、画面を眺める。
どうせ、いつものダイエット薬か、ピンチの王様を助けるパズルゲームの広告でしょう? もう見飽きたよ。
「♪~まだ知らない世界に旅立ちましょう~♪」
あれ? 初めて見る広告だ。新しいゲームかな?
ファンタジー風の建物のアニメ絵から、女性の声が歌うように話しかけてくる。
「私を助けて。お願い。一緒に来て」
胸の前で祈るように手を組んだ黒髪の女性キャラの絵が、画面に現れる。
「この国は、間違っている」
「もっと広い世界に」
「今こそ、結界を破るんだ!」
セリフとともに、男性キャラのアニメ絵が増えていく。
乙女ゲームかな? 好みのキャラは、いないなぁ。
「500ダウンロード突破! ☆評価3! 今なら、結界破壊装置増量ガチャ無料!」
あ、やっぱり、あんまり人気ないみたい。500人しかダウンロードしてないんだ。つまらなそう。
ぼんやり見ているうちに、広告は終わった。
ようやくヒントが流れ出す。
「なになに? え? たったこれだけ?」
画面に現れたのは、『23年前の秘密』とだけだった。
「ちょっと、全然ヒントになってないじゃない! ふざけてんの? そうだ、もう一回、ヒント2を!」
ヒントボタンをもう一度押すと、また広告が流れだす。
「もうっ! 広告邪魔!」
「♪ ピローン ♪ ねえ、知らないって、もったいない」
さっきのアニメキャラの黒髪の女の子が、下着姿でしゃべってる。
「私と一緒に経験しよ♡ 新しい世界の扉をあ・け・て」
くねくね体を動かしながら、バナナを食べている。
「おいしいもの、いっぱいあるよ。一緒に食べに行こ♡」
「あなたの参加をお待ちしております。今なら帝国コスプレが当たるかも~結界をなくそう、反聖女主義同盟~」
何? これってエロゲ―なの?!
スマホを取り落としそうになる。我ながら、変な夢を見てるなぁ。
で、早く2個目のヒントを!
『肖像画を見てみよう。違和感を見つけられるかな?』
って、はあぁ? また、全然分かんないじゃない! 次のヒント!
ボタンを押してヒント3を出す。
今度の広告は、黒い画面だった。
真っ黒な中、男の声が響く。
「なぜ、失敗したんだ。もう少しだったのに。彼女が帝国から持ってきた魔法無効可装置、あれを使えば、外に出ることができたのに……」
暗闇に、男のシルエットが浮かび上がる。
「王国秘密騎士に処刑されてしまった。魔道具も処分された。……聖女の秘宝を破壊すれば……もしかしたら外の世界に……結界破壊装置を……魔道具の研究を……」
そこで画面は急に変わる。さっきのアニメの黒髪の女の子が出て来た。
「新しい世界に旅立ちたい。そんなあなたにぴったり。♪~反聖女主義同盟~♪ ダウンロードしてね♡」
ああ、もう変なゲームの広告はいいから、はやく裁判に勝つ方法を教えてよ。
「ヒント3は……、『王国秘密騎士団に、23年前に抹消された名簿の開示を求めろ』って。何のことよ? もっとちゃんとしたヒントはないの? ぜんぜん分からないじゃない! 夢の中なんだから、ちゃんとしたゲームをさせてよ!」
スマホをベッドの上にぶん投げた。
そこで、夢は終わった。
261
あなたにおすすめの小説
聖女に負けた侯爵令嬢 (よくある婚約解消もののおはなし)
蒼あかり
恋愛
ティアナは女王主催の茶会で、婚約者である王子クリストファーから婚約解消を告げられる。そして、彼の隣には聖女であるローズの姿が。
聖女として国民に、そしてクリストファーから愛されるローズ。クリストファーとともに並ぶ聖女ローズは美しく眩しいほどだ。そんな二人を見せつけられ、いつしかティアナの中に諦めにも似た思いが込み上げる。
愛する人のために王子妃として支える覚悟を持ってきたのに、それが叶わぬのならその立場を辞したいと願うのに、それが叶う事はない。
いつしか公爵家のアシュトンをも巻き込み、泥沼の様相に……。
ラストは賛否両論あると思います。納得できない方もいらっしゃると思います。
それでも最後まで読んでいただけるとありがたいです。
心より感謝いたします。愛を込めて、ありがとうございました。
その結婚は、白紙にしましょう
香月まと
恋愛
リュミエール王国が姫、ミレナシア。
彼女はずっとずっと、王国騎士団の若き団長、カインのことを想っていた。
念願叶って結婚の話が決定した、その夕方のこと。
浮かれる姫を前にして、カインの口から出た言葉は「白い結婚にとさせて頂きたい」
身分とか立場とか何とか話しているが、姫は急速にその声が遠くなっていくのを感じる。
けれど、他でもない憧れの人からの嘆願だ。姫はにっこりと笑った。
「分かりました。その提案を、受け入れ──」
全然受け入れられませんけど!?
形だけの結婚を了承しつつも、心で号泣してる姫。
武骨で不器用な王国騎士団長。
二人を中心に巻き起こった、割と短い期間のお話。
愚か者が自滅するのを、近くで見ていただけですから
越智屋ノマ
恋愛
宮中舞踏会の最中、侯爵令嬢ルクレツィアは王太子グレゴリオから一方的に婚約破棄を宣告される。新たな婚約者は、平民出身で才女と名高い女官ピア・スミス。
新たな時代の象徴を気取る王太子夫妻の華やかな振る舞いは、やがて国中の不満を集め、王家は静かに綻び始めていく。
一方、表舞台から退いたはずのルクレツィアは、親友である王女アリアンヌと再会する。――崩れゆく王家を前に、それぞれの役割を選び取った『親友』たちの結末は?
婚約破棄されたので、とりあえず王太子のことは忘れます!
パリパリかぷちーの
恋愛
クライネルト公爵令嬢のリーチュは、王太子ジークフリートから卒業パーティーで大勢の前で婚約破棄を告げられる。しかし、王太子妃教育から解放されることを喜ぶリーチュは全く意に介さず、むしろ祝杯をあげる始末。彼女は領地の離宮に引きこもり、趣味である薬草園作りに没頭する自由な日々を謳歌し始める。
公爵夫人の気ままな家出冒険記〜「自由」を真に受けた妻を、夫は今日も追いかける〜
平山和人
恋愛
王国宰相の地位を持つ公爵ルカと結婚して五年。元子爵令嬢のフィリアは、多忙な夫の言葉「君は自由に生きていい」を真に受け、家事に専々と引きこもる生活を卒業し、突如として身一つで冒険者になることを決意する。
レベル1の治癒士として街のギルドに登録し、初めての冒険に胸を躍らせるフィリアだったが、その背後では、妻の「自由」が離婚と誤解したルカが激怒。「私から逃げられると思うな!」と誤解と執着にまみれた激情を露わにし、国政を放り出し、精鋭を率いて妻を連れ戻すための追跡を開始する。
冒険者として順調に(時に波乱万丈に)依頼をこなすフィリアと、彼女が起こした騒動の後始末をしつつ、鬼のような形相で迫るルカ。これは、「自由」を巡る夫婦のすれ違いを描いた、異世界溺愛追跡ファンタジーである。
【完結】ひとつだけ、ご褒美いただけますか?――没落令嬢、氷の王子にお願いしたら溺愛されました。
猫屋敷 むぎ
恋愛
没落伯爵家の娘の私、ノエル・カスティーユにとっては少し眩しすぎる学院の舞踏会で――
私の願いは一瞬にして踏みにじられました。
母が苦労して買ってくれた唯一の白いドレスは赤ワインに染められ、
婚約者ジルベールは私を見下ろしてこう言ったのです。
「君は、僕に恥をかかせたいのかい?」
まさか――あの優しい彼が?
そんなはずはない。そう信じていた私に、現実は冷たく突きつけられました。
子爵令嬢カトリーヌの冷笑と取り巻きの嘲笑。
でも、私には、味方など誰もいませんでした。
ただ一人、“氷の王子”カスパル殿下だけが。
白いハンカチを差し出し――その瞬間、止まっていた時間が静かに動き出したのです。
「……ひとつだけ、ご褒美いただけますか?」
やがて、勇気を振り絞って願った、小さな言葉。
それは、水底に沈んでいた私の人生をすくい上げ、
冷たい王子の心をそっと溶かしていく――最初の奇跡でした。
没落令嬢ノエルと、孤独な氷の王子カスパル。
これは、そんなじれじれなふたりが“本当の幸せを掴むまで”のお話です。
※全10話+番外編・約2.5万字の短編。一気読みもどうぞ
※わんこが繋ぐ恋物語です
※因果応報ざまぁ。最後は甘く、後味スッキリ
氷の騎士と契約結婚したのですが、愛することはないと言われたので契約通り離縁します!
柚屋志宇
恋愛
「お前を愛することはない」
『氷の騎士』侯爵令息ライナスは、伯爵令嬢セルマに白い結婚を宣言した。
セルマは家同士の政略による契約結婚と割り切ってライナスの妻となり、二年後の離縁の日を待つ。
しかし結婚すると、最初は冷たかったライナスだが次第にセルマに好意的になる。
だがセルマは離縁の日が待ち遠しい。
※小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。
私が愛する王子様は、幼馴染を側妃に迎えるそうです
こことっと
恋愛
それは奇跡のような告白でした。
まさか王子様が、社交会から逃げ出した私を探しだし妃に選んでくれたのです。
幸せな結婚生活を迎え3年、私は幸せなのに不安から逃れられずにいました。
「子供が欲しいの」
「ごめんね。 もう少しだけ待って。 今は仕事が凄く楽しいんだ」
それから間もなく……彼は、彼の幼馴染を側妃に迎えると告げたのです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる