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国王視点
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未だに番が見つからない。
イライラが募るなか、一枚の親書が届いた。そして自分に妻がいることを思い出す。
確か、嫁いできたのは二年もほど前だったか。
そういえば、こっち迎えてから顔も見ていないと気づき、離宮に足を向けた。
しかし、離宮には誰もいないと言われ、入室した記憶もなかった。
仕方なく調べてみると、上がってくる情報にめまいがした。
離宮に入れるつもりが、その隅の使用人部屋に入れたというのだ。番でないならそれでいいと思ったと案内した女官は言った。
しかも、外から鍵を閉めて家からは開かないようにしてあった。
これでは完全に監禁ではないか!
女官曰く、番探しの邪魔や物盗りをさせないためにやったのだという。 そしてさらにひどかったのは、侍女が1人もついていない上に食事等の世話も一切なかったこと。
二年もの間、放置していた人間が生きているはずがない。
急いで中を確認すると死体はなかった。
残されていたのは1冊の日記のみだったーー…。
イライラが募るなか、一枚の親書が届いた。そして自分に妻がいることを思い出す。
確か、嫁いできたのは二年もほど前だったか。
そういえば、こっち迎えてから顔も見ていないと気づき、離宮に足を向けた。
しかし、離宮には誰もいないと言われ、入室した記憶もなかった。
仕方なく調べてみると、上がってくる情報にめまいがした。
離宮に入れるつもりが、その隅の使用人部屋に入れたというのだ。番でないならそれでいいと思ったと案内した女官は言った。
しかも、外から鍵を閉めて家からは開かないようにしてあった。
これでは完全に監禁ではないか!
女官曰く、番探しの邪魔や物盗りをさせないためにやったのだという。 そしてさらにひどかったのは、侍女が1人もついていない上に食事等の世話も一切なかったこと。
二年もの間、放置していた人間が生きているはずがない。
急いで中を確認すると死体はなかった。
残されていたのは1冊の日記のみだったーー…。
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