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第24話 偽りの神聖
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「教会兵には、本国レサリアから派遣された者もいる」
「なるほど、そいつらがリウの住民を見下しているのか」
「ほんの一部だが、そういうことだ。さあ、こっちへ」
俺はアリアに連れられるがままに教会まで来てしまった。
真新しい大きな石の壁に囲まれ、尖った塔が高く立っている。重々しくも神聖な雰囲気が漂っていた。
神聖…… 本当はどうなのか分からないが。
「いいのか? レ…… こいつは寝ているだけでな」
「いや、何か大きな病だったらいけない。大司教はそこの腕は確かだ。変人だがな」
偽装がばれないか?
下手に逃げても、アリアには絶対に追い付かれてしまう。
……いや、これはチャンスだ。上手くいけば、有用な情報を引き出せるぞ。
「……すまない、世話になる。寝不足なだけだと思うが」
「ふふ、信徒を助けるのが教会の義務だからな」
両手がふさがっている俺の代わりに、アリアが重い石扉を開ける。
教会の中に足を踏み入れると、ひんやりとした空気が体を包み込んだ。アリアが前を歩き、俺もその後に続く。
これが教会…… 全ての元凶。気を引き締めるんだ、絶対に隙を見せてはいけない……!
「ソフォス大司教はおられるか!」
しかし、返事はない。
「今いないのか?」
「いや、そんなことはない。大抵こういう時は……」
アリアが歩いていき、隅のほうにある扉に入って行った。
そして、なんだか物音が聞こえ始める。
「仕事中は他のことをしないって約束でしたよね! 大司教としての自覚はあるんですか!?」
「いやいや、今の研究が良いところなんですよぉ。ほら、信徒もあまり来ないし」
「その信徒が来てます!」
「え? あ、ケホッ。よくぞ来ました、ラーハの御子よ。 今日はどんな御用で?」
アリアに引きずられてやってきたソフォスは、何事も無かったかのように笑顔で出迎えた。
その隣で、不満気にソフォスを見ているアリアが居る。
こんなやつが……
いや、表向きだけでは判断してはいけないな。
「ソフォス大司教。この子を見てほしい、倒れてしまったんだ」
「んん~? 僕たちは慈善活動をしてるわけじゃないんですが……」
「大司教! 信徒を助けないのですか!」
「うっ、分かった分かった! ほら、君。その子をそこの長椅子に」
さっきの演技はどこに行ったんだ。
そのことは置いといて、ひとまず俺はレアを長椅子に寝かした。
うん、絶対に寝ているだけだと思うが。
「へえ、銀髪かぁ。珍しいですね~」
「そ、そうだ。なんでこうなったのかは知らないが」
「それじゃちょっと見てみますか」
ソフォスは静かに両腕を広げると、魔法陣がその瞬間、床に浮かび上がった。
なっ! 魔法陣が……! こいつも魔法陣式を使えるのか!?
――聖なる深淵に眠りし者よ、全てを知る目を授けたまえ。
我が声を聞き、我が意志を宿し、汝の内を遍く巡り、今明かされし真実を曝け出せ!
その言葉が響くと共に、魔法陣は一層輝きを増し、部屋の隅々にまでその光を放ち始める。
「驚くのも仕方ない。魔法陣式を使う人は大司教くらいしかいないからな」
「あ、あぁ。初めて見た」
「おぉ~ 美しい魔力回廊ですねぇ! 本当に人間かい? うふふふ!」
「大司教…… はぁ……」
今のは解析魔法だ。まさか、バレたんじゃ……
ソフォスは薄い笑みを浮かべながら俺の方を見た。
心臓の鼓動が早くなる。どうする? 剣を……
「寝てるだけだけ。特にケガもしていないから、大丈夫です」
「私の考えすぎだったようだな。すまない」
ソフォスは明るい声でそう言った。
バレなかったか……? クソッ、こいつの考えが読めないから……
「見た感じ、血縁は無さそうだな。養子か?」
「そうだ、彼女は家族を失っている」
「そうか…… 実は私も両親を、異種族に殺されたんだ」
アリアは強く拳を握った。
「今でも鮮明に覚えている。血まみれになった両親と、そこに居た魔族…… だから私は、聖騎士になると決めた」
魔族か。今目の前にいるレアが、その半魔族だというのにな。
やっぱり見た目だけで判断するのか、お前らは?
「ん、うぅ……」
「あ、起きたのですか?」
「ごめん、私寝ちゃったの? って……え?」
レアが静かに起き上がり、やつらと目を合わせてしまった。
まずい! レアが目を覚ました!
頼む、余計なことは言うな!
「あ、あ、あ、アリア……」
「ん? どうしたそんなに怖がって。私が何かしたか?」
「なんで、なんで……!」
レアの顔は真っ青になり、自然と後ずさる。
何かを思い出したかのように、彼女の目からは涙があふれ出ていた。
「おい、落ち着くんだ。相手に失礼だろ?」
「シュ、シュベルト…… どうなっているの!?」
「シュベルト…… 君はそういう名前なのか」
「……そうだ」
俺の名前が知られていなかったのは不幸中の幸いだが、状況は最悪だ。
どうする? どうやって切り抜ける?
言い訳を作る時間はない。必ずボロが出てしまう。
なら何も知らない手で行くか? いや、これも怪しまれる……
「ふふ、ふふふふ! 面白い! 面白いですねぇ!」
「どうしたんですか、大司教?」
「人は恐怖に陥ると、魔力回廊が膨張することを知ってしまった! あぁ、これもアリアの威圧のおかげ……うぐっ」
アリアはソフォスの腕をつかんだ。
対するソフォスは、顔が真っ青になっている。
「言葉を慎んでください、大司教?」
「すみません! 痛い痛いっ!」
取りあえず話を逸らしてくれたか、これはありがたい。
今のうちにレアを立たして、いつでも脱出できるようにしておこう。
「ほら、これ以上教会の人に迷惑をかけたらいけないから、もう行くぞ」
(……シュベルト、どういう状況なの?)
(後で説明する)
レアと小声で話した後、すぐに出口の方へと歩き始めた。
「すまないな、怖がらせてしまって」
「大丈夫だ。それより見てくれてありがとう」
「ああ、帰り道に気を付けてな。リウ出身じゃない教会兵には近づかないことだ」
そして、俺たちは教会を後にするのだった……
「なるほど、そいつらがリウの住民を見下しているのか」
「ほんの一部だが、そういうことだ。さあ、こっちへ」
俺はアリアに連れられるがままに教会まで来てしまった。
真新しい大きな石の壁に囲まれ、尖った塔が高く立っている。重々しくも神聖な雰囲気が漂っていた。
神聖…… 本当はどうなのか分からないが。
「いいのか? レ…… こいつは寝ているだけでな」
「いや、何か大きな病だったらいけない。大司教はそこの腕は確かだ。変人だがな」
偽装がばれないか?
下手に逃げても、アリアには絶対に追い付かれてしまう。
……いや、これはチャンスだ。上手くいけば、有用な情報を引き出せるぞ。
「……すまない、世話になる。寝不足なだけだと思うが」
「ふふ、信徒を助けるのが教会の義務だからな」
両手がふさがっている俺の代わりに、アリアが重い石扉を開ける。
教会の中に足を踏み入れると、ひんやりとした空気が体を包み込んだ。アリアが前を歩き、俺もその後に続く。
これが教会…… 全ての元凶。気を引き締めるんだ、絶対に隙を見せてはいけない……!
「ソフォス大司教はおられるか!」
しかし、返事はない。
「今いないのか?」
「いや、そんなことはない。大抵こういう時は……」
アリアが歩いていき、隅のほうにある扉に入って行った。
そして、なんだか物音が聞こえ始める。
「仕事中は他のことをしないって約束でしたよね! 大司教としての自覚はあるんですか!?」
「いやいや、今の研究が良いところなんですよぉ。ほら、信徒もあまり来ないし」
「その信徒が来てます!」
「え? あ、ケホッ。よくぞ来ました、ラーハの御子よ。 今日はどんな御用で?」
アリアに引きずられてやってきたソフォスは、何事も無かったかのように笑顔で出迎えた。
その隣で、不満気にソフォスを見ているアリアが居る。
こんなやつが……
いや、表向きだけでは判断してはいけないな。
「ソフォス大司教。この子を見てほしい、倒れてしまったんだ」
「んん~? 僕たちは慈善活動をしてるわけじゃないんですが……」
「大司教! 信徒を助けないのですか!」
「うっ、分かった分かった! ほら、君。その子をそこの長椅子に」
さっきの演技はどこに行ったんだ。
そのことは置いといて、ひとまず俺はレアを長椅子に寝かした。
うん、絶対に寝ているだけだと思うが。
「へえ、銀髪かぁ。珍しいですね~」
「そ、そうだ。なんでこうなったのかは知らないが」
「それじゃちょっと見てみますか」
ソフォスは静かに両腕を広げると、魔法陣がその瞬間、床に浮かび上がった。
なっ! 魔法陣が……! こいつも魔法陣式を使えるのか!?
――聖なる深淵に眠りし者よ、全てを知る目を授けたまえ。
我が声を聞き、我が意志を宿し、汝の内を遍く巡り、今明かされし真実を曝け出せ!
その言葉が響くと共に、魔法陣は一層輝きを増し、部屋の隅々にまでその光を放ち始める。
「驚くのも仕方ない。魔法陣式を使う人は大司教くらいしかいないからな」
「あ、あぁ。初めて見た」
「おぉ~ 美しい魔力回廊ですねぇ! 本当に人間かい? うふふふ!」
「大司教…… はぁ……」
今のは解析魔法だ。まさか、バレたんじゃ……
ソフォスは薄い笑みを浮かべながら俺の方を見た。
心臓の鼓動が早くなる。どうする? 剣を……
「寝てるだけだけ。特にケガもしていないから、大丈夫です」
「私の考えすぎだったようだな。すまない」
ソフォスは明るい声でそう言った。
バレなかったか……? クソッ、こいつの考えが読めないから……
「見た感じ、血縁は無さそうだな。養子か?」
「そうだ、彼女は家族を失っている」
「そうか…… 実は私も両親を、異種族に殺されたんだ」
アリアは強く拳を握った。
「今でも鮮明に覚えている。血まみれになった両親と、そこに居た魔族…… だから私は、聖騎士になると決めた」
魔族か。今目の前にいるレアが、その半魔族だというのにな。
やっぱり見た目だけで判断するのか、お前らは?
「ん、うぅ……」
「あ、起きたのですか?」
「ごめん、私寝ちゃったの? って……え?」
レアが静かに起き上がり、やつらと目を合わせてしまった。
まずい! レアが目を覚ました!
頼む、余計なことは言うな!
「あ、あ、あ、アリア……」
「ん? どうしたそんなに怖がって。私が何かしたか?」
「なんで、なんで……!」
レアの顔は真っ青になり、自然と後ずさる。
何かを思い出したかのように、彼女の目からは涙があふれ出ていた。
「おい、落ち着くんだ。相手に失礼だろ?」
「シュ、シュベルト…… どうなっているの!?」
「シュベルト…… 君はそういう名前なのか」
「……そうだ」
俺の名前が知られていなかったのは不幸中の幸いだが、状況は最悪だ。
どうする? どうやって切り抜ける?
言い訳を作る時間はない。必ずボロが出てしまう。
なら何も知らない手で行くか? いや、これも怪しまれる……
「ふふ、ふふふふ! 面白い! 面白いですねぇ!」
「どうしたんですか、大司教?」
「人は恐怖に陥ると、魔力回廊が膨張することを知ってしまった! あぁ、これもアリアの威圧のおかげ……うぐっ」
アリアはソフォスの腕をつかんだ。
対するソフォスは、顔が真っ青になっている。
「言葉を慎んでください、大司教?」
「すみません! 痛い痛いっ!」
取りあえず話を逸らしてくれたか、これはありがたい。
今のうちにレアを立たして、いつでも脱出できるようにしておこう。
「ほら、これ以上教会の人に迷惑をかけたらいけないから、もう行くぞ」
(……シュベルト、どういう状況なの?)
(後で説明する)
レアと小声で話した後、すぐに出口の方へと歩き始めた。
「すまないな、怖がらせてしまって」
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