【R18】今夜、私は義父に抱かれる

umi

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一章 初夜

2 舌戯 ※

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 義父は、いきなり彼女の両脚を大きく開かせ、有無を言わさず、その谷間に顔を埋めた。

「いやあっ、あっあっ、あああーーっ」

 必死に身をよじっても、もがいても、強い力で押さえつけられ、逃れられない。
 もはやジリジリといたぶることすらせず、何の前置きもなく、手加減なしに吸い付いた。

 じゅぷっ。じゅぷっ。
 ずずずず……かりっ。

 最も敏感な女の蕾を容赦なく責められ、あっというまに悦楽に押し流されていく。

「ひ、あ、うぅ、んはぁっ」

 優しく舐めて吸って、それをじっくり繰り返して、若妻を夢見心地にトロけさせてくれる夫とは、まるで違う。
 いたぶるようにねっとり舐りあげ、剥き出させた花芽を舌先で弄び、快感を溜め込ませるだけ溜め込ませておいて、だしぬけにかりりと歯を立てる。達しそうで達せないまま、中途半端に放り出したかと思えば、気まぐれに優しくして突き崩し、若妻をいいように翻弄し、追い詰めていく。

 義父の舌戯は、あまりに巧みだった。

「やめ、いやっ、あっ、そこだめっ」

 犯されているのに、女の部分は泣きっぱなしだ。
 まだ、小さな恥核しか弄られてはいないというのに。
 始まったばかりのこの夜の、先の長さを思う。
 とろ、とろ、とろ……。
 奥から送り出されるとろんだ蜜は、夫に愛されるときよりも、いっそ多かった。

「いや、いや、いや。どうして……」

 いやなのに。いやなはずなのに。
 強すぎる快感に、思考などあっけなく焼き切れる。

「あ、あ、あ、だめっだめだめッ──」
「そうか、だめか」

 くつくつと楽しそうに喉を鳴らす、こんな獣じみたことを夫は決してしない。
 なのに、夫に似て少し掠れた笑い声は、背中を走り抜けて、彼女の膚を炙る。

「いやぁ……」
「いやか。そうか。ならもっと仕込んでやらねばな。お前がよいと言うまで」

 夫とよく似た深い声で囁かれると、誰に何をされているのかもわからなくなる。
 でも、あの人は絶対にこんなことはしない。

「忘れられない夜にしてやる。お前も楽しめ」

 じゅるるるるっ。ずずずーーーっ。
 ずりっ。
 強すぎる快感に、頭が真っ白になる。

 敏感な肉芽はてらてらと腫れあがり、もう熱い。

「や、あぁ」

 弱く首を振った瞬間、ぞわぞわっと吸い上げられ、全身が粟立った。

「ひあああっ」

 目の奥がチカチカとかすみ、身体が浮き上がる。

「だ、やっ、だめだめだめそれ止めてっ」

 わかっている。
 やめてと言えば言うほど、それをされる。責められる。喘がされ、教え込まれる。
 それでも、口から勝手にこぼれてしまう。

「いや、あ、も、だめ」

 それほどに、義父の前戯は容赦なかった。
 知らなかった快感を引きずり出し、逃げ場のない悦楽の淵に追い込み、まだ少女らしさの残るしなやかな身体を屈服させていく。

「や、あ……」

 あの底に堕ちよ。
 墜ちてしまえば、楽になるぞ。

「ちが、あ……」

 悪魔のような甘いささやきが耳元で聞こえる。
 それが義父の声なのか、愛しい夫の声なのか、もはや彼女にはわからない。

「あ、なた……?」

 ずずっ。

「ん、イ、く、ぅ……ん、んあ──っ」

 全身をのけぞらせ、ビクビクと痙攣して、若妻はとうとう絶頂に果てた。

「はっ、あ、は、はあっ……」

 一瞬の忘我から我に返り、彼女は絶望した。
 手もなく彼女を絶頂させたのは、いうまでもなく、夫ではない。
 夫とよく似た顔のけだものが、酷薄な笑みを浮かべて彼女を見下ろしていた。

「あ、わた、わたし……」

 呆然と尽きて、一切の力が抜けていく。
 こんな鬼畜のような義父の目の前に、すべてを晒してしまった。

「いい子だ。イくときはイくと言えと、やつに躾けられているようだな。これからもそうせよ。よいな」

 ぽってりと充血した紅芽は、まだ尚ひくひくと震えている。
 空気の流れさえもが、過敏なそこをひくつかせる。
 楽しそうに目を細めた義父の指先が、その剥き出しの核をぴんと弾いた。

「ひあっ、ああああ──や、だっ、今だめっ、まだイッてるっ」
「ちょうどよい。そのまま、イけ」

 悪いが私はお前の夫のように優しくはない。
 そのかわり、お前が経験したことのない快楽を残らず教えてやる。

「もっとだ。イけ。まだだ」

 父の声に耳を犯されながら、若妻は真っ白に飛ばされ続け、やがて深く深く堕ちていった。
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