oh my little love

フロイライン

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性急

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「村田さん、来週の日曜日
シフト代わってもらってもいいっすか」

「ああ、いいけど

どうした?」

村田さんがカウンターに来るなり、挨拶もそこそこにシフト変更のお願いをした。


「あの、引っ越すんすよ」


「引っ越し?

ってキミ、今年から住んだとこだろ?
なんでもう引っ越すんだよ。
なんか近所住民に迷惑かける様なことしたのか?」

「いえ、そういうわけじゃ」


「あっ!
ひょっとして、この前見たあの彼女と同棲すんのか!」

「いや、それは」

さすが、脳の回路は俺と同じだけある。
俺の全ての行動はお見通しだ。


「いいよいいよ。
キミは宝くじに当たったようなもんだからな。
一気に勝ち組になったんだ。

まあ、そういう行動に出るのは無理もない。
俺だって同じことをするよ。

フラれないようにしろよ。」


「はい。ありがとうございます…

いや、すみません


俺は頭を下げて謝意を述べた。





日曜日、引越し業者ではなく、ほぼセルフの運送屋がやっている単身引越しパックで、引越しを決行。

午前中に荷物を持っていってもらい、午後三時には蒼が住む部屋への搬入を済ませた。


さすがに良い部屋に住んでる…

エレベーターも広くて最高じゃん

大した荷物もない俺は、二時間ほどで荷物を片づけた。



蒼の住んでいるマンションは2LDKで、一部屋はベッドルーム
ここはこれから俺のベッドルームも兼ねる。

そして、もう一つの部屋は蒼の職業柄、衣装部屋として使っていたようだが、俺の部屋にするために全部片付けたり、断捨離してくれたようだ。

俺も同棲するにあたって、ベッドなどの大型家具を全て捨ててきた。
蒼のものを共有させてもらうからだ。
ここまでいくとヒモだよな、俺


「ふう、終わったわ

今日からお邪魔します。」

俺は部屋から出てきて、ご飯を作る蒼に頭を下げた。
蒼も手を止めて、俺の方に来て

「こちらこそ、よろしくお願いします」

と、照れくさそうな笑みを浮かべて同じように頭をぺこりと下げた。


その後、俺は、蒼の手料理を食べ、そして二人でなんてことない会話をコーヒーを飲みながら楽しみ、そして
お風呂に入ることになった。

「もうお湯入れてあるから、愁ちゃん
先に入っちゃって」


「ああ、ありがとう。

てか、一緒に入らない?」

どこまでも厚かましい俺の要求。

「えっ…」

「同棲したら、そういうのしてみたいって
憧れてたんだ。相手もいねえのに。

図々しい居候のタワゴトだけど。」

俺が頭を掻きながら言うと、蒼は恥ずかしそうに頷いた。
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