oh my little love

フロイライン

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恩讐

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福山最後の夜は、朝までずっと友梨奈とセックスをする事にした俺は、もう止まらなかった。

いつも激しいけど、さらに濃厚なセックスをした。


昼過ぎから始めた営みは、途中の食事や休憩タイムを除くと、そのすべての時間をベッドですごした。

友梨奈は簡単にイッてしまい、その回数も多分二桁では済まなかった。

失神も何度もしたし、声もすっかり枯れてしまい、最後は全身を襲う倦怠感に耐えきれずに、その場に突っ伏し、完全にダウンしてしまった。

俺も体力的に限界を感じ、友梨奈と重なり合うようにして倒れ込み、ダウンした。


そして、気がつけば朝9時になっており、俺たちは11時のチェックアウトに間に合うように慌てて準備を始めた。

二人でシャワーを浴び、友梨奈はそこから髪の毛を乾かして、メイクをし、髪型をセットしたりした。



「お待たせ、愁ちゃん

もう出られるよ」


友梨奈はメイクもヘアースタイルも服装もバッチリで、相変わらずの美しさで俺に言った。


「うん。

俺ももう準備完了

じゃあ出ようか。」

友梨奈は頷いたが、荷物を取らずに俺の方に近づき、抱きついてきた。


「愁ちゃん、愛してる」

「俺も愛してるよ、友梨奈」

俺は友梨奈を抱きしめ、キスをした。


そして、俺達は、チェックアウト手続きをし、外に出た。


「愁ちゃん、お昼食べてから新幹線に乗ろうか。」


「うん、そうだね
何食べる?」


「駅の中にレストラン街があるから、そこで食べようよ。」


駅の構内に入ると、改札の反対側にお土産物屋やレストラン、服屋さんなどが入った大きな区画があり、俺達はレストラン街にある和食屋に入った。


「ここは、ちいいかってのが名物なの。」


友梨奈はメニューを指さして言った。


「あ、本当だ
めちゃ小さいイカだね。

じゃあ、これの定食にしようかな」


「私もそれにするわ。」


二人で同じものを注文した。



「あ、美味しい」


「でしょ?
福山は小魚料理が名物で、イカも小さいのよ」

友梨奈はそう言って笑ったが、続けて


「でも、もう福山に来る事はなくなるだろうね」

と、ポツリと言った。


友梨奈の実家は福山じゃなくて、静岡出身なんだとか…
詳しい話は聞いてないけど、親父さんと離婚した今、今後ここに来る理由はないらしい。

まあ、たしかにそうか…


必然的に俺も来る事がなくなるだろう。

ってことはこれが最後か


そう考えると、何だか感傷的な気分になる。
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