40 / 130
運命の再会
しおりを挟む
会いたくて会いたくて…どうしようもなく好きな人
好きがゆえに、相手やその周りの人間のことを気遣って、諦めようとした
でも、諦め切れない自分がいつもそこにいた。
そして、今日
愛してやまないその人に、祐希は再会する…
待ち合わせの場所は、まだ祐希が女になる前に、二人でよく行ったカラオケ屋の前。
真希と結婚する前は、実家に頻繁に泊まりにきていた晃だったが、食事の後に、このカラオケ屋に祐希を誘って、長時間入り浸っていた。
真希も母も、男同士で仲がいいことは、決して悪くないことだと思っていたが、晃には邪な考えがあり、祐希も次第に心を奪われていった。
その思い出のカラオケ屋を待ち合わせ場所&話をする場所に選ぶあたり、晃もなかなかの男だと、祐希は感じ取っていた。
約束の十分前に、待ち合わせ場所に着いた祐希は、すでに視界の先に、晃の姿を確認していた。
晃も、すぐに祐希の事に気付き、近づいてきた。
目を丸くしながら…
「晃さん
久しぶりね。」
「あ、ああ…
本当に祐希…なのか?」
祐希のあまりの変貌ぶりに、晃は、そう言ったきり絶句した。
「晃さんは、変わらないわね。」
祐希は、敢えて落ち着いた口調でそう返した。
「祐希、その声!」
声まで妻の真希にそっくり…
晃は、若干パニックになりながら、すっかり女性に変身した祐希を見つめた。
好きがゆえに、相手やその周りの人間のことを気遣って、諦めようとした
でも、諦め切れない自分がいつもそこにいた。
そして、今日
愛してやまないその人に、祐希は再会する…
待ち合わせの場所は、まだ祐希が女になる前に、二人でよく行ったカラオケ屋の前。
真希と結婚する前は、実家に頻繁に泊まりにきていた晃だったが、食事の後に、このカラオケ屋に祐希を誘って、長時間入り浸っていた。
真希も母も、男同士で仲がいいことは、決して悪くないことだと思っていたが、晃には邪な考えがあり、祐希も次第に心を奪われていった。
その思い出のカラオケ屋を待ち合わせ場所&話をする場所に選ぶあたり、晃もなかなかの男だと、祐希は感じ取っていた。
約束の十分前に、待ち合わせ場所に着いた祐希は、すでに視界の先に、晃の姿を確認していた。
晃も、すぐに祐希の事に気付き、近づいてきた。
目を丸くしながら…
「晃さん
久しぶりね。」
「あ、ああ…
本当に祐希…なのか?」
祐希のあまりの変貌ぶりに、晃は、そう言ったきり絶句した。
「晃さんは、変わらないわね。」
祐希は、敢えて落ち着いた口調でそう返した。
「祐希、その声!」
声まで妻の真希にそっくり…
晃は、若干パニックになりながら、すっかり女性に変身した祐希を見つめた。
3
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
筆下ろし
wawabubu
青春
私は京町家(きょうまちや)で書道塾の師範をしております。小学生から高校生までの塾生がいますが、たいてい男の子は大学受験を控えて塾を辞めていきます。そんなとき、男の子には私から、記念の作品を仕上げることと、筆下ろしの儀式をしてあげて、思い出を作って差し上げるのよ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる