53 / 130
Miracle girl
しおりを挟む
「痛みやダルさを感じる事はありませんが、念の為しばらく休んで行ってください」
高山に言われるままに、祐希はしばらくベッドに腰掛けて、様子を見ることにした。
そんな祐希を、田子浦も心配して、隣に座り、話しかけてきた。
「しんどくはないかね?」
「ええ。
今のところ全然平気です。」
「そうか。
しかし、キミも思い切ったもんだね。
このような実験に参加するとは」
田子浦は、少し呆れた口調で言ったが、高山が会話に割って入ってきた。
「お言葉ですが、田子浦教授
失敗する可能性は限りなくゼロに近いです。
そして、滝川祐希さんは、人類史上初めて、男性から女性への完全なる性転換を行うという、奇跡を演じようとしているんです。」
「たしかに、それはそうだが…」
「これは画期的な発明といっても過言ではありません。
祐希さんは、生理もあれば妊娠もする
女性として、完全体に変身できるんですから。」
「えっ、ワタシ
妊娠できるんですか?」
「勿論です。
さっき言ったように、あなたは染色体レベルで性転換するんです。
当然妊娠も可能です。」
「嬉しいです。」
祐希は、上気した様子で、感情いっぱいに言った。
姉の真希から晃を奪わなかったのは、勿論、
姉や両親を悲しませたくないという気持ちが強かったからだが、同時に、後ろめたさを感じていたからだった。
男ではないが女でもない…
そんな中途半端な人間が、晃を奪っていいわけがない…
そう思ったからこそ、祐希は諦めたのだ。
しかし、この薬で性転換出来たならば、正真正銘の女性になれる!
祐希の期待は膨らむばかりであった。
高山に言われるままに、祐希はしばらくベッドに腰掛けて、様子を見ることにした。
そんな祐希を、田子浦も心配して、隣に座り、話しかけてきた。
「しんどくはないかね?」
「ええ。
今のところ全然平気です。」
「そうか。
しかし、キミも思い切ったもんだね。
このような実験に参加するとは」
田子浦は、少し呆れた口調で言ったが、高山が会話に割って入ってきた。
「お言葉ですが、田子浦教授
失敗する可能性は限りなくゼロに近いです。
そして、滝川祐希さんは、人類史上初めて、男性から女性への完全なる性転換を行うという、奇跡を演じようとしているんです。」
「たしかに、それはそうだが…」
「これは画期的な発明といっても過言ではありません。
祐希さんは、生理もあれば妊娠もする
女性として、完全体に変身できるんですから。」
「えっ、ワタシ
妊娠できるんですか?」
「勿論です。
さっき言ったように、あなたは染色体レベルで性転換するんです。
当然妊娠も可能です。」
「嬉しいです。」
祐希は、上気した様子で、感情いっぱいに言った。
姉の真希から晃を奪わなかったのは、勿論、
姉や両親を悲しませたくないという気持ちが強かったからだが、同時に、後ろめたさを感じていたからだった。
男ではないが女でもない…
そんな中途半端な人間が、晃を奪っていいわけがない…
そう思ったからこそ、祐希は諦めたのだ。
しかし、この薬で性転換出来たならば、正真正銘の女性になれる!
祐希の期待は膨らむばかりであった。
14
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる