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到達点
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「マジか!
それで、オマエ
本当に女になったのか?」
祐希の家にやってきた瑛太は、驚きをもって見つめながら、そう言った。
「うん。」
「外見は、元々可愛かったし、女そのものだったから、よくわかんねえけど。」
こうして、サラリと自分のビジュアルを褒める瑛太に、祐希は胸がキュンとした。
「証拠を見てみる?」
と、祐希が言うと、瑛太は、迷う事なく頷いた。
祐希は、立ち上がり、パンツを脱ぐと、スカートを捲り上げ、女性になったばかりの股間を瑛太に見せつけた。
「あっ
あーっ!
ホントだ!
無くなってる!!」
瑛太は、信じられないといった面持ちで、大きな声を上げた。
祐希は、見せたものの、恥ずかしくなり、慌ててパンツを履いて、座り直した。
「信じてくれた?」
「それは、うん。」
「じゃあ、お前…
完全に女になったってことなのか?」
「そうだよ。
先生が言うには、生理も来るし、妊娠もできるって。」
「そりゃ、スゲェな…
じゃあ、この体でもう一度、真希ちゃんの旦那さんにアタックするのか?」
「ううん。
しないよ。
自分的にはこの前会って、納得も出来たし…
もう、二人の邪魔をする事はないわ。」
「そうか。」
瑛太は、それ以上、何も言わなかったが、祐希が前向きに生きてくれる事を、心から嬉しく思った。
それで、オマエ
本当に女になったのか?」
祐希の家にやってきた瑛太は、驚きをもって見つめながら、そう言った。
「うん。」
「外見は、元々可愛かったし、女そのものだったから、よくわかんねえけど。」
こうして、サラリと自分のビジュアルを褒める瑛太に、祐希は胸がキュンとした。
「証拠を見てみる?」
と、祐希が言うと、瑛太は、迷う事なく頷いた。
祐希は、立ち上がり、パンツを脱ぐと、スカートを捲り上げ、女性になったばかりの股間を瑛太に見せつけた。
「あっ
あーっ!
ホントだ!
無くなってる!!」
瑛太は、信じられないといった面持ちで、大きな声を上げた。
祐希は、見せたものの、恥ずかしくなり、慌ててパンツを履いて、座り直した。
「信じてくれた?」
「それは、うん。」
「じゃあ、お前…
完全に女になったってことなのか?」
「そうだよ。
先生が言うには、生理も来るし、妊娠もできるって。」
「そりゃ、スゲェな…
じゃあ、この体でもう一度、真希ちゃんの旦那さんにアタックするのか?」
「ううん。
しないよ。
自分的にはこの前会って、納得も出来たし…
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