オレ、母になる

フロイライン

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悪夢のような光景

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晃が正常位の態勢で、ガンガン突く度に、祐希は、恐ろしいほど大きな喘ぎ声を上げ、身を反り返した。

自分とするときは、ここまで乱れる事などないのに…


瑛太は、複雑な表情でその光景を見つめた。

いや、直視できずに何度も目を逸らしたが、その度に、目を逸らしてはいけない、ちゃんと見るんだという思いに捉われ、苦しげに顔を向けた。

それは、真希も同じで…
自分の夫が、自分以外の女とセックスをしているシーンを見なければならないのは、心が病んでいる真希にとって、耐え難き絵であり…
止めに入って、二人を引き剥がしたい衝動に駆られた。


晃と祐希は、二人に憎悪の視線を送られているという自覚を持ちながらも、あまりの快感に、そんな後ろめたさは吹っ飛んでしまっていた。

祐希にとっては、晃は大好きな存在であり、女として生きるきっかけを作った人物であり、その相手に抱かれる事は純粋に気持ちよく、幸せであった。
晃も同様で、真希がおかしくなってからは特に、祐希への思いが増していっていた。

今回、セックスをする目的は、着床させるのが第一義であったが、二人共、それでは勿体ないという考えとなり、少しでも長くこの時間を楽しみたいと思うように変わっていたのである。
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