オレ、母になる

フロイライン

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逸脱行為

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祐希は、激しく乱れ、大きな喘ぎ声を出した。

晃は、嬉々として腰を振り続けた。

自分の責めにこれだけ感じる祐希に感動しながら。


その光景に、瑛太は思わず目を背けた。
自分とセックスするときも、喘ぎ声を出す祐希だが、晃を相手にしている方が声が大きい。

男として、これはキツイ
そして、傷つく…


瑛太の視線は正面の祐希と晃には向かず、隣にいる真希の方に向いた。

男の自分がこれだけ辛いのだ。

女の真希なら、もっと傷ついているに違いない

そう思った瑛太は、真希がどんな表情なのかが気になり、思わず顔を見た。


瑛太の予想通り、真希は泣いていた。

だが、その表情は、悲しんでいるというより、怒りに満ちており、目を逸らさず、夫と祐希の痴態を凝視していた。


「真希ちゃん…」

いくら自分が提案した事とはいえ、愛する夫と自分の身内がヤッているところを見るのはさぞかし辛いことであろう、

瑛太は、真希の心中を慮った。

しかし、真希は、瑛太の方を向き


「大丈夫…」

と、弱々しい声で言った。

そして、瑛太の方を向くと、いきなり抱きつき、キスをしてきた。

キスを終えると、驚き、固まる瑛太の耳元で言った。

「私達もしよ…」

と。



戸惑う瑛太に、真希は

「私なんて抱きたくない?」

と、寂しそうな顔をして言った。


瑛太は、一瞬、躊躇したが、盛り上がる祐希と晃の姿をチラッと見ると、また真希の方に視線を戻し、何も言わずに抱きしめ、その場に押し倒した。

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