101 / 130
境界線を越えて
しおりを挟む
男二人が同時に果てるという状況に陥り、二人共が正常位の状態で覆い被さったまま、その熱き精液を美人双子の子宮に注ぎ込んだ。
祐希も真希もイッタときは、同じようなリアクションをし、相手の背中を下から手で強くて握り、体をヒクヒクと痙攣させた。、
真希は、強烈な快感に、思わず気を失いそうになったが、ようやく我に返ると、自分の顔の前にある瑛太を見つめ
「瑛太、キスして!」
と、甘ったるい顔で懇願し、彼の唇に吸い付くようなキスをした。
そこまで気が乗っていなかった瑛太であるが、既に真希にのめり込んでおり、隣に恋人の祐希と真希の夫がいるにもかかわらず、平気でディープキスをした。
二人の舌を絡め合う音が部屋の中に響き渡り、それを唖然とした表情で見つめていた祐希と晃も、ごく自然な形で同じようにキスをした。
負けず劣らずの激しいキスを。
後から思えば、この時に四人の関係性は大きく変わり、また激しく動き出したといえた。
不妊の真希が、どうしても自分の遺伝子をもった子供を欲しがり、卵子のない自分が唯一血のつながりがある子供を授かる方法としたのが、自分と一卵性の双子の祐希に代理母になってもらうということであった。
もちろん、真希の子供ではないが、全く無関係の女性の卵子を提供されて産むのとはわけが違うのだ。
卵子提供は、国内では難しく、海外に頼ることになるが、その場合、自分が産んだとしても、その子供は外国人のような顔になるのだ。
それが祐希であると、顔も自分にそっくりで、間接的ではあるが血のつながりがある。
それを求めての依頼であり、随分身勝手な要求であった。
その一回目の儀式が今、終わったのである。
だが…
一回目にして、四人はそれぞれ、口では表現できないような感情に包まれ、戸惑いが増していた。
祐希も真希もイッタときは、同じようなリアクションをし、相手の背中を下から手で強くて握り、体をヒクヒクと痙攣させた。、
真希は、強烈な快感に、思わず気を失いそうになったが、ようやく我に返ると、自分の顔の前にある瑛太を見つめ
「瑛太、キスして!」
と、甘ったるい顔で懇願し、彼の唇に吸い付くようなキスをした。
そこまで気が乗っていなかった瑛太であるが、既に真希にのめり込んでおり、隣に恋人の祐希と真希の夫がいるにもかかわらず、平気でディープキスをした。
二人の舌を絡め合う音が部屋の中に響き渡り、それを唖然とした表情で見つめていた祐希と晃も、ごく自然な形で同じようにキスをした。
負けず劣らずの激しいキスを。
後から思えば、この時に四人の関係性は大きく変わり、また激しく動き出したといえた。
不妊の真希が、どうしても自分の遺伝子をもった子供を欲しがり、卵子のない自分が唯一血のつながりがある子供を授かる方法としたのが、自分と一卵性の双子の祐希に代理母になってもらうということであった。
もちろん、真希の子供ではないが、全く無関係の女性の卵子を提供されて産むのとはわけが違うのだ。
卵子提供は、国内では難しく、海外に頼ることになるが、その場合、自分が産んだとしても、その子供は外国人のような顔になるのだ。
それが祐希であると、顔も自分にそっくりで、間接的ではあるが血のつながりがある。
それを求めての依頼であり、随分身勝手な要求であった。
その一回目の儀式が今、終わったのである。
だが…
一回目にして、四人はそれぞれ、口では表現できないような感情に包まれ、戸惑いが増していた。
13
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
筆下ろし
wawabubu
青春
私は京町家(きょうまちや)で書道塾の師範をしております。小学生から高校生までの塾生がいますが、たいてい男の子は大学受験を控えて塾を辞めていきます。そんなとき、男の子には私から、記念の作品を仕上げることと、筆下ろしの儀式をしてあげて、思い出を作って差し上げるのよ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる