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変身
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教室では生徒達の黄色い歓声が響き渡っていた。
昨日の新型女性ホルモン剤の投与により、全員の体が劇的に変化しており、互いの姿を見ては驚き、そして喜びの声を上げていたのだ。
翼は、身長が158センチに縮み、胸はCカップに育った。もちろんその他、体全体の骨格、声なども変化を遂げ、股間の男性器以外はどこからどう見ても完璧な女子の姿を手に入れた。
その男としての最後の名残といえるペニスも半分ほどの大きさとなり、もはや排尿以外では役に立たないレベルに達していた。
最高の気分に包まれ、浮かれ気分の翼は、隣で項垂れる晴翔を励ました。
「ハルちゃん、もう開き直って頑張るしかないよ。
だって、めっちゃ可愛くなってるよ、ハルちゃん。
おっぱいも大きくなってるし、ホント羨ましいよ。」
「そんな事言っても…
酷くない?
こんなミスされてさあ…
アイツら絶対にわざとやったんだよ。」
晴翔は、ため息をつきながら、吐き捨てるように言った。
「でもさあ、ワタシ的にはもう大満足なんだけどなあ。
そりゃ体力は全然無くなっちゃったけど、得たものの方が大きいし、今めっちゃ幸せな気分なの。
光瑠ちゃんもそうでしょ?」
翼は光瑠に話を振った。
「そうだね。
ワタシも全然満足してるけどね。」
光瑠も平然と言ってのけた。
「二人共、こっちの気持ちも知らないでさあ。
絶対、後悔する事になるよ、きっと。」
「なんで、そうなるのよ。
少しでも女の子に近づけたら嬉しくなるのは当然のことじゃない?
ワタシも光瑠ちゃんも、まさにそんな気持ちなのよ。」
「それが甘いっていうのよ。
フツーに変だと思わない?」
「えっ、何が?」
「通常型を選択した三人のうち、二人がここを追放され、残りの一人、つまりワタシは、新型のホルモン剤を使われてしまった。
これがただのミスだと思える?」
「いや、それは…」
「この学校の先生達は何かを隠している。」
「えっ、何よ、ソレ?」
「わからないわ。
わからないけど、絶対に何かある。
そして、新型のホルモン剤を使われた人達は、何らかの犠牲者になるおそれがある…
そう思ってるの、ワタシ。」
「えーっ、怖っ」
翼は大袈裟に怖がったが、晴翔には確信があった。
それは光瑠の存在があったからだ。
少年院から無理矢理ここに連れて来られて、性同一性障害でもないのに、薬を使用された…
自分達はされなかった去勢手術までされて…
光瑠は、自分達よりも先にこの薬を使われた。
その意味は一体何か?
晴翔は、思いを巡らせていたが…
昨日の新型女性ホルモン剤の投与により、全員の体が劇的に変化しており、互いの姿を見ては驚き、そして喜びの声を上げていたのだ。
翼は、身長が158センチに縮み、胸はCカップに育った。もちろんその他、体全体の骨格、声なども変化を遂げ、股間の男性器以外はどこからどう見ても完璧な女子の姿を手に入れた。
その男としての最後の名残といえるペニスも半分ほどの大きさとなり、もはや排尿以外では役に立たないレベルに達していた。
最高の気分に包まれ、浮かれ気分の翼は、隣で項垂れる晴翔を励ました。
「ハルちゃん、もう開き直って頑張るしかないよ。
だって、めっちゃ可愛くなってるよ、ハルちゃん。
おっぱいも大きくなってるし、ホント羨ましいよ。」
「そんな事言っても…
酷くない?
こんなミスされてさあ…
アイツら絶対にわざとやったんだよ。」
晴翔は、ため息をつきながら、吐き捨てるように言った。
「でもさあ、ワタシ的にはもう大満足なんだけどなあ。
そりゃ体力は全然無くなっちゃったけど、得たものの方が大きいし、今めっちゃ幸せな気分なの。
光瑠ちゃんもそうでしょ?」
翼は光瑠に話を振った。
「そうだね。
ワタシも全然満足してるけどね。」
光瑠も平然と言ってのけた。
「二人共、こっちの気持ちも知らないでさあ。
絶対、後悔する事になるよ、きっと。」
「なんで、そうなるのよ。
少しでも女の子に近づけたら嬉しくなるのは当然のことじゃない?
ワタシも光瑠ちゃんも、まさにそんな気持ちなのよ。」
「それが甘いっていうのよ。
フツーに変だと思わない?」
「えっ、何が?」
「通常型を選択した三人のうち、二人がここを追放され、残りの一人、つまりワタシは、新型のホルモン剤を使われてしまった。
これがただのミスだと思える?」
「いや、それは…」
「この学校の先生達は何かを隠している。」
「えっ、何よ、ソレ?」
「わからないわ。
わからないけど、絶対に何かある。
そして、新型のホルモン剤を使われた人達は、何らかの犠牲者になるおそれがある…
そう思ってるの、ワタシ。」
「えーっ、怖っ」
翼は大袈裟に怖がったが、晴翔には確信があった。
それは光瑠の存在があったからだ。
少年院から無理矢理ここに連れて来られて、性同一性障害でもないのに、薬を使用された…
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その意味は一体何か?
晴翔は、思いを巡らせていたが…
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