夫が女になって帰ってきた!

フロイライン

文字の大きさ
310 / 395

出発の日

しおりを挟む
「心、忘れ物はないか?」


宮埜は、キャリーケースを閉じた心に最終確認を行った。


「うん。
大丈夫。」



そんな二人の元に、愛と岸田もやってきた。


「いよいよだね、心。」


「うん。

なんか、めっちゃ緊張してる。」


心は、ぎこちなく笑った。


「心
大変な手術になるだろうけど、頑張って。」


「ありがとう、潤

愛ちゃんをよろしくね。」


「ああ。
任せといて。」


岸田は、力強く答え、心の肩に手を置いた。


「私も、予定日過ぎても産気づかなかったら、入院して陣痛促進剤されるパターンになりそう。」


「そっか。

でも、次に会うときは、元気な赤ちゃんが見られるわね。

二人の子に会うのを楽しみにしてるわ。」


心がそう言うと、愛と岸田は顔を見合わせ、深く頷いた。




「さて、そろそろ行くか。」


宮埜は、心の荷物を持ちながら言うと、心も頷いた。


「宮埜さん
すいません

全部お任せしてしまって」

岸田が申し訳なさそうに言うと、宮埜は笑い

「いや、お前さんは、愛ちゃんのことをしっかり見といてやらねえとダメだからな。」

岸田の肩をポンポンと叩きながら言った。


「宮埜さんは、どっかホテル取ってんの?」


「愛ちゃん、その辺はご心配なく。

京都駅の近くのホテルを押さえてるなら、そこから心のいる病院に通う事になるな。」



「そんな事言って、病院に来ないで京都の風俗通うんじゃないの?」


「バカ言うな、心。


今回は真面目にお前のお世話をするから。

今回だけはな。」


宮埜は、ニヤッと笑い、心に言った。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

ビキニに恋した男

廣瀬純七
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

入れ替わり夫婦

廣瀬純七
ファンタジー
モニターで送られてきた性別交換クリームで入れ替わった新婚夫婦の話

OLサラリーマン

廣瀬純七
ファンタジー
女性社員と体が入れ替わるサラリーマンの話

世界の終わりにキミと

フロイライン
エッセイ・ノンフィクション
毎日を惰性で生きる桐野渚は、高級クラブの黒服を生業としていた。 そんなある日、驚くほどの美女ヒカルが入店してくる。 しかし、ヒカルは影のある女性で、彼女の見た目と内面のギャップに、いつしか桐野は惹かれていくが…

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

性転のへきれき

廣瀬純七
ファンタジー
高校生の男女の入れ替わり

リボーン&リライフ

廣瀬純七
SF
性別を変えて過去に戻って人生をやり直す男の話

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

処理中です...