夫が女になって帰ってきた!

フロイライン

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親の鏡

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「お帰り。」


心は、会社から帰ってきた宮埜を出迎えると、上着を受け取り、ハンガーに掛けた。


「どうだ?

体調の方は。」



「一時に比べたら全然マシよ。

オシッコも上手く出来るようになってきたし。」


「そうか。

それは良かったな。」



「うん。」



「話は変わるけど
最近、美都子さんの姿を見てないけど、そんなに仕事ばっかしてんのか。」


「あまり休まないよね。

彼氏とも上手くやれてるみたいだし。」



「あの、歳の差三十の学生か。


すげえよな


美都子さんも、相手の男も。


自分に置き換えて考えてみると…
やっぱムリだわ。」



「お互いに好き同士なら、何も問題なんてないじゃない。」


「まあ、そうだな。

外野がとやかく言うことじゃないもんな。」


「うん。」


「ところで心

決めたのか?」


「えっ、何を?」


「この家を出ていくって事を。」



「あー、そのことね。

うん

決めたわ。」



「そうか。」



「だって、やっぱり良くないもの。

愛ちゃんと潤との間に生まれてきた子にとって、ワタシみたいなワケのわからない人間が同居してる事には。」


「そうだな。

それについては、俺も同様だ。

無関係のオッサンがいつまでもいるわけにはいかんからな。


そろそろ潮時かな…」


宮埜が、そう言うと、心は黙ったまま彼の顔を見つめていたが…
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