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夫婦の時間
「幸希ちゃんは?」
一人、リビングにいた心は、部屋に入ってきた愛にそう言った。
「今、やっと寝てくれたわ。
潤が見てくれてて、ちょっと休憩してこいって言ってくれてね。
隣に座っていい?」
「うん。どうぞ」
心は少し体をずらし、その隣に愛はくっつくようにして腰掛けた。
「心、今日はありがとうね。
幸希を預かってくれて。」
「ううん。
たまには夫婦でゆっくりする時間も必要だよ。
少しは気分転換できた?」
「ええ。」
「また、いつでも言ってね。
ワタシも家にいるだけだし。」
「ありがとう。
でも…
もう少ししたら出ていっちゃうんだよね…」
「それは…
うん
ごめんね。」
「いいのよ。
心だって、言ったら新婚みたいなもんなんだし、誰の邪魔もされずに宮埜さんと二人で暮らしたいでしょう?」
「そういうわけでもないんだけどね。
どちらかといえば、幸希ちゃんにとって、ワタシが一緒に住んでるのは、あまりいい事じゃないから。」
「どういう事?」
「だって、ワタシは愛ちゃんの元夫で…
何も夫らしい事をしないままに別れちゃったけど…
そんなワタシは、今はおとこであることをやめて、女として生きている。
こんなヘンな人間がいたんじゃ、幸希ちゃんの人間形成していく過程において、絶対にマイナスになるから。」
「そんな事ないわよ。
ちゃんと話せばわかってくれると思うし…」
愛は、そう言いながらも、心の厚意を有難く思っていた。
一人、リビングにいた心は、部屋に入ってきた愛にそう言った。
「今、やっと寝てくれたわ。
潤が見てくれてて、ちょっと休憩してこいって言ってくれてね。
隣に座っていい?」
「うん。どうぞ」
心は少し体をずらし、その隣に愛はくっつくようにして腰掛けた。
「心、今日はありがとうね。
幸希を預かってくれて。」
「ううん。
たまには夫婦でゆっくりする時間も必要だよ。
少しは気分転換できた?」
「ええ。」
「また、いつでも言ってね。
ワタシも家にいるだけだし。」
「ありがとう。
でも…
もう少ししたら出ていっちゃうんだよね…」
「それは…
うん
ごめんね。」
「いいのよ。
心だって、言ったら新婚みたいなもんなんだし、誰の邪魔もされずに宮埜さんと二人で暮らしたいでしょう?」
「そういうわけでもないんだけどね。
どちらかといえば、幸希ちゃんにとって、ワタシが一緒に住んでるのは、あまりいい事じゃないから。」
「どういう事?」
「だって、ワタシは愛ちゃんの元夫で…
何も夫らしい事をしないままに別れちゃったけど…
そんなワタシは、今はおとこであることをやめて、女として生きている。
こんなヘンな人間がいたんじゃ、幸希ちゃんの人間形成していく過程において、絶対にマイナスになるから。」
「そんな事ないわよ。
ちゃんと話せばわかってくれると思うし…」
愛は、そう言いながらも、心の厚意を有難く思っていた。
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