夫が女になって帰ってきた!

フロイライン

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夫の実家

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「宮埜さんと心は?」


朝食を食べようと、起きてきた岸田は、二人が既に出かけて、留守になっている事に気づき、愛に聞いた。


「出かけたわよ。

宮埜さんの実家に行ってる。」



「えっ

実家って…


心の方じゃなくて、宮埜さんの方?」



「ここを出た後、宮埜さんの実家に住むんですって。」



「えっ、ウソ」



「ホントよ。

急な話だったみたいなんだけど、宮埜さんのお母さんが入院しちゃって、お父さんがまた何も出来ない人らしくて、その世話もしなきゃならないみたい。」



「えーっ、それは大変だなあ。

大丈夫なのか?」



「これまでは宮埜さんのお姉さんが近くに住んでて、色々やってくれてたみたいなんだけど、ご主人の海外転勤が急に決まったみたいで、お父さんのお世話をする人がいなくなったってわけ。」



「マジ?」


「うん。

あの二人も住む家を探してたんだけど、中々見つからないみたいだったし、渡りに船みたいなわけでもないんでしょうけど、ベストじゃないけど、ベターな選択をしたって、言ってたわ、心が。」



「大丈夫なのか、心

彼女が戸籍が男で、結婚するっていっても籍を入れられないって、わかったら…」


「相手の反応次第だけど、ひょっとしたら言わないかもしれないって。

見た目だけなら、心が女って事に疑いを持つ人なんて誰もいないだろうから。」


愛の言葉に、岸田も納得したという表情で頷いた。


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